雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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本田竹広 / Square Game

   ↑  2007/01/24 (水)  カテゴリー: piano
本田竹広 『 Square Game 』
Swing Journal に「日本ジャズ人物伝」(日本ジャズの真実をいまこそ語ろう)という岩波洋三氏の不定期連載企画がありますが,2月号はちょうど一年前に心不全でこの世を去った本田竹広さんの特集でした。チコ本田との出会い,奔放な酒とジャズの日々,次々と押し寄せる病苦との闘い,あらためで本田さんの波乱万丈の生涯に驚きと衝撃を受けました。人工透析を受けた帰りには荻窪の焼き鳥屋でビールを飲むのが日課だったという話からもわかるように,自ら破滅に突き進んでいくかのような生き様に,本田さん自身にはどうしようもない,運命的なものを感じました。

ところで今回,本田竹広さんの一周忌の追悼企画として,レーベルを超えて数多くの過去の作品が再発されました。実はこの中に僕が長年CD化を待ち望んでいた作品が含まれているんです。それが1984年にポリドールから発売された『 Square Game 』なんですね。
もうこれは愛聴盤というよりも生涯の友であり棺桶盤といってもよいくらい愛着があります。以前にも本作については拙ブログで書いていますのでこちらも良かったら見て下さい。

84年以降,レコード店で見つけるたびに買い集め,多い時では7~8枚所有していました。他の誰にも聴かせたくないという独占欲も潜在的に作用したのかもしれませんが,兎に角,見つけると買いたくなる。幸い話題にもならない凡盤だったこともあり1000円くらいでかえちゃうのが嬉しいやら悲しいやら。こういう買い方って最近の若いDJの方々ではごく普通のようで,“レスキュー”って呼ばれているらしいです。どうしてDJ達が“レスキュー”と呼ぶのかわかりませんが,“レスキュー”って“救済”って意味でしょ。確かに僕がこの盤を中古店で買う時って,「お前はこんな中古店で1000円の値札を付けられ,買い手が現れないまま一生放置されるような盤じゃないんだよ。俺が助けてやるからな。」という気持ちが無きにしも非ずです。

本作はLPだけでの発売だったのか,それともCDも発売されたのか,あるいはその後にCD再発があったのか,全く不明です。発売が84年でしたからまだまだLPだけでの発売だったと思うのですが,以前に知人が某オークション・サイトで本作のCDを見たような気がしたと教えてくれて以来,アラートに登録して探してきたのですが,全くヒットせず今日に至りました。 CD移行期の国内盤でしかも凡盤なので再発は今後もないだろうな~と半ば諦めていましたが,今回突然の再発ということで,まさに青天の霹靂でした。ただし,本田竹広さんの追悼盤として再発されたことが唯一残念ですが。

本作はネイティブ・サンとして活動中であった峰厚介(ts),本田竹広(p),村上寛(ds)らに,当時ニューヨークで活躍中であった鈴木良雄(b)が加わり録音された作品です。ネイティブ・サンの活動の合間に制作されたアルバムではありますが,完全なアコースティック・ジャズで,本田さんは生ピアノを弾き,峰さんは全曲ソプラノを吹いています。アコースティックではありますが,4ビート物ではありません。全5曲で,3曲がチンさんの書いた曲で,1曲が寛さんの曲,そしてもう1曲がウエイン・ショーターが『 Odyssey of Iska 』の中でも取り上げていたR.C.Thomas の《 De pois Do Amor, O Vazio 》というボサノヴァです。どの曲も極めて美しく優しい旋律を持った名曲で,各人のアドリブの奇跡的な秀逸さも相まって,非常に完成度の高いアルバムに仕上がっています。

兎に角,騙されたと思って聴いてみてください。こんな素晴らしい演奏が国内に埋もれていたのかと吃驚するはずです。長年ジャズを聴いていても,このレベルの愛聴盤に出会えるのは数年に一度くらいです。滅多に出会えるもんではありません。後悔は絶対にさせません。(なんだか,怪しい通販業者みたになっちゃいましたが)

ということで,いつもより力は入ってしまいましたが,ありきたりのどこかのジャズ本で見たことのある名盤の紹介ではなく,こういった超個人的な名盤,愛聴盤を紹介できることが,個人ブログの醍醐味なんだよな~と,今晩はちょっと熱くなってしまいました。さっ,日本酒飲みながらもう一回聴いて寝よっと。
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