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Devid Benoit / Great Composers of JAZZ

   ↑  2006/12/03 (日)  カテゴリー: piano
devid benoit great composer

David Benoit (デヴィッド・ベノワ)という人は,兎に角,L.A.フージョンというかスムース・ジャズというか,そういった軽く爽やかなコンテンポラリーな演奏をさせたら天下一品のピアニストで,今やGRP recordsを代表する売れっ子ミュージシャンです。ですから彼の多くの作品は,真摯なジャズファンからはそっぽを向かれることが多いのですが,中にはしっかりビル・エヴァンスの血を受け継いだストレートな叙情派ピアノ作品を制作しているのです。たとえば,1991年の『 Waiting For Spring 』や1992年の『 Letter To Evans 』などのエヴァンスへのオマージュが色濃く表現された作品では,単にスムース・ジャズとして片付けられない奥深さが感じられます。

上記の2枚以外では『 Great Composers of Jazz 』(2000 vertical jazz)が彼としてはかなりストレートにアコースティック・ジャズに取り組んだ快作だと思います。ベースがBrian Bromberg (ブライアン・ブロンバーグ),ドラムスが Gregg Bissonette (グレッグ・ビソネット)とくれば,揺らぎのないジャストで乗ってくる明快な4ビート物なのですが,3人のヴァーチュオーソぶりが遺憾なく発揮されていて,とにかく気持ちがいい。「所詮,スタジオ系ミュージシャンが譜面見ながら演奏した似非ジャズだろ~。」とおっしゃる方もいるかもしれませんが,たまには《 超絶技巧の快感 》みたいなものもジャズの楽しみにあっていいのではないでしょうかね。ベノワなんてそんじょそこらのジャズ・ピアニストを名乗るミュージシャンよりよっぽどジャズが上手いですよ。

僕が思うに,エバンスのジャズを進化&発展させていったのが欧州で現在活躍している多くの叙情派と呼ばれるピアニスト達だとすると,ベノワはエヴァンスの音楽をより一般大衆化させることに音楽生命をかけたピアニストであったのではないでしょうか。

本作はタイトルが示すように,全曲スタンダード集で,《 Django 》,《 Cakewalk 》,《 Stardust 》などを演奏しています。My favorite song の《 I Love You Porgy 》も入っているからいっそう愛着が沸きます。最後はお約束の《 Waltz For Debby 》で幕が閉じます。

この作品はシリーズ物で,同じアーティストが描いたと思われる絵画がどれも使われていて,vertical jazz のカタログにはベノワの他に,ポール・スミスやスタンリー・クラークなど計6作品が載っています。スタンリー・クラークがパトリーシュ・ラッシェンとやった『 Jazz Straight Up 』は,ジャズ批評『ピアノ・トリオ Vol. 3 』のp81 に紹介されていました。最近,これらのvertical jazz の作品がお洒落なジャケットに改装され,Kind of Blue から再発されていますので手に入れやすくなりました。

ということで,今日はデヴィッド・ベノワの『 Great Composers of Jazz 』を取り上げてましたが,もしこれからベノワを聴いてみようという方でしたら,絶対, 『 Letter To Evans 』をお薦めします。これからの季節に沁みますよ~。
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2006/12/03 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


懐かしいです!

Crissさん、こんばんわ。

あまりの懐かしさにコメントさせていただきました。
デビッド・ベノワ大好きでした!大学生の頃(札幌)ホントによく聴いてました。
ジャズを聴く前はソウル(所謂ブラック・ミュージック)、フュージョン、AORなど・・・好き好んで聴いてました。
これは全て角松敏生の影響で、この人の大ファンでもありました。
この頃はよくエアチェックもして、カセットテープに録音したりもしてました。

2006年8月の記事、ジョー・サンプル『レインボー・シーカー』も拝読させていただきましたが、フュージョンも相当聴き込みました。
ジョー・サンプル「メロディーズ・オブ・ラヴ」これは名曲中の名曲ですよね。自分の中ではこの曲、相当上位にくる演奏・曲です。
あとはボブ・ジェームス、リチャード・ティー、デビッド・サンボーン、マーカス・ミラー、デビッド・フォスター、ラリー・カールトン、アール・クルー、グローヴァー・ワシントン・Jr.、、、
デビッド・ベノワですが、『LETTER TO EVAN』やGRPの諸作品はもちろんのこと、最も聴いたのが『SUMMER』。これは確か雑誌《ADRIB》の中で紹介されたり、FMでもよく流れてました。
何とも言えないリラックスした雰囲気、サウダージとでも言うのでしょうか、真夏に聴くと癒され、正に《SUMMER》のタイトルに相応しい作品でした。

SINTETIC |  2010/01/13 (水) 23:38 No.1036


Re: Devid Benoit / Great Composers of JAZZ

SINTETICさん、こんばんわ。

僕と同じような音楽を聴きながら大人になっていったようですね。
もしかして、世代もおなじくらいでしょうか?

デビッド・ベノワは大学時代にアメリカ西海岸を1か月かけて旅行したときにたしかサンフランシスコのコンサートホールで聴いたのが初めてです。後で知ったのですが彼がデビューしたばかりのコンサートだったみたいです。
そのコンサートはジョイントコンサートで、もう一方のミュージシャンは、ピーセス・オブ・ア・ドリームっていうトリオのフュージョン・バンドでした。この両者ともけっこう気に入り、以来、ずーっとファンです。

ベノワの『SUMMER』は僕も死ぬほど聴きましたよ。ほとんど女の子と一緒にいるときに聴いたのですが。夏の夕暮れ時、みたいなシチュエーションにハマりますね。おっしゃる通り、サウダージです。懐かしいな~~。青春だな~~。たまらなくなり、いま、聴いてます。

拙ブログの最初に≪ Some Other Sunset ≫ をアップしちゃおうっと。


僕も角松のファンで、最近こそライブには行ってませんが、大学時代は毎年観に行ってました。僕は大学が新潟だったのですが、角松はなぜか新潟が好きらしく(彼女がいたのかもしれませんね)、毎年きてました。コンサートの後の二次会の会場にたまたま僕も居合わせ、お話をしたこともあります。もう、20年以上も前のことです。今でも角松はライブやってますね。ラジオで曲を最近聴きましたが、昔と全然変わっていなくて、そこがやっぱり時代遅れなのかなって思ったりしながら、懐かしく聴きました。

角松はフュージョンのアルバムも出してますもんね。ギター巧いし。
大学時代は僕、角松のコピーバンドもやってました。彼のバンドの青木智仁さんの大ファンでしたが、若くして亡くなっちゃったんですよね。今でも信じられません。非常に残念です。


それにしてもSINTETICはほんと詳しいですね。そして記憶もしっかりされていらっしゃる。僕なんか、昔のミュージシャンはどんどん忘却の彼方ですわ。こうしてお話いただけると、僕の記憶もよみがえってきます。有難いです。

criss to SINTETIC |  2010/01/15 (金) 20:44 No.1037


何とまあ!

Crissさん、こんばんわ!

いやいや~何だかソックリでコワイくらいです(笑)
自分は今年45になるタイミング失った独身ですよ~(爆)
もしかして同じですか!?
因みに北海道出身です!

ドッヒェ~『SUMMER』女の子と一緒の時に聴いたんですか~
自分もですよ!
この頃は、曲とかはもちろん好きで聴いてたんですが、その裏ではイイ曲見つけると、これ二人っきりで聴くと良いだろうなぁ、な~んてそんなことばっか考えてました(爆)
でもこの作品は、ある程度音楽を知ってる女性を彼女に持つ男性諸君には絶対お薦めですよね!

えーっ、Crissさんも角松ファンでしたか!コピーバンドも!
ありゃりゃ~、参りました~
自分も大ファンで、ここ3、4年、4、5年?は全く聴いてませんが、その前まではファンクラブにも入ってましたし(ブフッ)、東京でコンサートあるときは必ず行って、「GIRL IN THE BOX」でジャンプしてましたよ~(爆)
何年前でしたか・・・渋谷のえ~と・・・(失念)けっこう有名なライヴハウスでファンクラブの集いにも行って角松と握手したことが忘れられません。
けっこう小さいんですよね角松って。
あっ、国際展示場でやった25周年?ライヴとか横浜でやった記念ライヴにも行ったんですよ~
そうそう、ギター弾いてる角松がこれまたカッコいいんですよね~。個人的にはあまり上手いなぁとは思ったこと無いんですが、何と言うか角松らしいフレーズとか、角松節っていうのが堪らなく好きでした。
『SHE IS A LINE』(これ最高です!)とか何百回と聴きましたし。この作品の曲全てイイんですが、特に「52ND STREET」~「THE BASS BATTLE」~「MIDSUMMER DRIVIN'」が堪りません!
Crissさん、これ番外編としてアップしてください!(笑)
自分、バンドは組んでませんでしたが、独学でギターやってまして、角松のコビーを寝ないでやってましたよ。
こんなに大ファンだった角松もジャズの面白さに嵌まり、全く聴かなくなってしまいました。たまに気になって今どんな活動してるのかなぁ、と調べたりしますが。

青木智仁さんの死は本当にビックリしてもうショックでショックで。この時は涙流しながら青木さんの作品ずっと聴いてました。
青木さんの作品ってけっこうイイ曲あるんですよね。

詳しい、ですかぁ。そんなこと無いですよ。記憶も年々劣ってると感じますし。
でも、ホントに音楽が好きなんです昔っから。凝り性ということもありますが。音楽の無い人生は考えられません。

ジャズ以外でもこうしてCrissさんと共感できることがたくさんあり感動してます。
きっと何かのご縁と思い、今後とも宜しくお願いします!
つい、長くなってしまいました。
失礼します。

SINTETIC |  2010/01/15 (金) 23:56 No.1038


Re: Devid Benoit / Great Composers of JAZZ

SINTETICさん、こんにちは。

>自分は今年45になるタイミング失った独身ですよ~(爆)
もしかして同じですか!

僕は先日47になってしまいました。一応、妻と子供がいます。

>因みに北海道出身です!

僕は栃木県生まれで、今は東京に住んでます。
雪が大の苦手で、大学が新潟だったのですが、雪が嫌で
東京に出てきちゃいました。

>自分も大ファンで、ここ3、4年、4、5年?は全く聴いてませんが、その前まではファンクラブにも入ってましたし(ブフッ)

さすがにファンクラブには入りませんでしたが、新潟にいた時は毎年ライブ行ってました。僕も「GIRL IN THE BOX」でジャンプしていた仲間です(笑)。

初期の作品は全部持っていますが、いま、手許にすぐ取り出せる状態であるのは「1981~1987」という初期ベスト盤だけです。これはリマスターしたりリテイクしたベスト盤です。

そのほかは段ボールに入れて実家送りです。すぐには聴けません。

僕は毎朝、NACK5 という埼玉のFMラジオを聴いているのですが、昨年はかなり長い期間、角松のライブの宣伝をしていました。なかなか客が入らないから長期間の宣伝が必要なのか、あるいは宣伝費をたくさんかけられるほど人気があるのかわかりません。いずれにしても健在のようです。

>けっこう小さいんですよね角松って。

僕もそう感じました。小さくて、華奢ですよね。


>『SHE IS A LINE』(これ最高です!)とか何百回と聴きましたし。

『SHE IS A LINE』じゃなくて、『SHE IS A LADY 』ですよね?
このアルバムの中に『 SEA LINE 』という曲もあったから、それとごっちゃになってますかね?

>ジャズ以外でもこうしてCrissさんと共感できることがたくさんあり感動してます。

角松はジャズとは無関係というわけじゃないですよね。ジャズのミュージシャンをたくさん起用しているし。『SHE IS A LADY 』だってボーカル入りのフュージョンですよね。フュージョンというと、どうしてもインストを思い浮かべますが、ヴォーカル・フュージョンというジャンルがあるとすれば、角松なんかはまさにその範疇にはいるミュージシャンではないでしょうかね。

ということで、これからもどうかよろしくお願いします。

「GIRL IN THE BOX」を短期間、アップしておきます。ジャンプ!!v-163

criss to SINTETIC |  2010/01/17 (日) 07:49 No.1040

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