雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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2006年極私的愛聴盤 ピアノ篇(1)

   ↑  2006/12/31 (日)  カテゴリー: best CD
2006年極私的愛聴盤 ピアノ篇(1)
今年も残すところ後6時間あまりなのに,慌てて今年の愛聴盤を棚から引っ張り出して並べてみました。

某ジャズ誌で高評価を得られるようなありきたりのベスト10ではなくて,ことし1年,実際に我が家のCDトレイに頻繁に乗った嘘偽りのない愛聴盤を,世間的評価を度外視して選盤してみました。厳密には今年に発売されたものではない作品も含まれますが,全て今年に購入したものです。まずはピアノ篇です。

左上から右下へ

1)Enrico Pieranunzi 『 Ballads 』 cam jazz
エンリコの数多くの作品中,最も柔らかく優しい彼の内面が表出した秀作です。録音も優れていて特にマーク・ジョンソンのベースが素晴らしい。高価な装置で聴いてみたい録音です。エンリコの入門盤としても最適かも。

2)Theo Saunders 『 Three For All 』 blue chip jazz
はじめに彼らの2枚組みライブ盤『 Live ! 』を聴いて惚れこみ,VENTO AZUL Records さんから本作も購入。切れのいいスウィング感,オリジナル曲の出来の良さなど,ピアノ・トリオ・ファンを唸らせるに十分な才能を持ったピアニストです。

3) Sai Ghose 『 Fingers and toes 』 summit records
DUの山本氏がジャズ批評No.133で紹介していた『 India Looking West 』共々,とっても楽しいB級名盤。この子供の足ジャケを真似して,我が家の息子の足を撮影した写真を以前アップしたのですが,よろしければこちらをどうぞ。

4)Paolo Di Sabatino 『 Paolo Di Sabatino 』 around jazz
サヴァティーノのアルバムではジョン・パティツーチ参加のトリオ盤『 Threeo 』も良かったけど,本作にはバティスタが参加しているのでつい手が伸びちゃう。ラテン・タッチの灼熱のハード・バップが気持ちいい。今年の夏は聴きまくった。2001年の録音なので新譜ではないです。

5) Jim Watson 『 The Loop 』 reese records
タイトル曲の《 The loop 》はもちろんチック・コリアのオリジナル。僕はこの曲がチックの曲の中では一番好きなのですが,この曲をカヴァーしているアルバムを見たことがありませんでした。チックの演奏が完璧なので,だれもカヴァーする勇気がないのでしょう。と,思っていたら,ジム・ワトソンというピアニストが大胆にもカヴァーしているではありませんか。はたして,洗練されていないちょっとドン臭い《 The loop 》に仕上がっちゃいましたが,なかなかの好演。アルバム全体としても緩急自在に巧みな技を随所に散りばめながら,しっかりした作風の快作に仕上げました。今後の活動にも期待したいですね。

6)Ivan Paduart 『 A Night In Tokyo 』 P.J.L.
パデュアの最新盤はGatsからの『 My French Heart 』ですが,フランスのヒット曲集という企画物で,個人的には今ひとつの出来でした。このBody&Soulでもライブ盤は彼のオリジナル美曲満載のパデュアを知るには恰好の名盤。ちゃんと《 Igor 》も入ってるし。この1曲で泣いてください。やっぱりパデュアはエエな~。

7) Jean-Philippe viret 『 L'indicible 』 atelier sawano
ベーシスト,ジャン・フィリップ・ヴェレのリーダー作で,ピアノはエドゥアール・フェルレ。ややアブストラクトで守備範囲外かと当初は思いましたが,聴き込むうちにツボにはまり,今では近年の澤野盤では一番のお気に入りです。澄んだ星空を見上げながら,ビール片手に聴いているとホント,幸せな気分になってきます。

8) 西山 瞳 『 I'm Missing You 』 自主制作盤(2006年11月7日UP
Spice of Life から今年発売になった『 Cubium 』よりも,この自主制作盤の方が好きになってしまいました。仕事のBGM, ベッドの中(もちろん眠る時ですけど),運転中,と今年一番聴いたピアノ・アルバムかもしれません。《 Passato 》に彼女の類稀なるメロディー・センスを感じます。超美麗歌。

9)Baptiste Trotignon 『 Flower Power 』 naive(2006年12月29日,30日UP)
昨日紹介したばかりですが,このところ毎日聴いているアルバムで,すっかりはまってます。やっぱりエルトン・ジョンの《 your song 》がベストですね。これ1曲だけでも聴いて欲しいな~。

10) Aaron Goldberg 『 Worlds 』 sunnysaide communications(2006年7月11日UP
アーロン・ゴールドバーグとしてはOMA Trioとしての作品の方が好みですが,まあ,本作もゴールドバーグの“静”の側面が窺える好盤です。
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2006/12/31 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Crissさん、こんばんは。

この情報化時代にPCを持っておらず(汗)、携帯からではありますが、読みごたえのある内容に楽しく拝見させていただいています。Crissさんの記事をずっと遡って拝見させて頂きました。
紹介されている作品はけっこう持っている事に驚きました。それを引っ張り出してきてはCriss さんの記事を読みながら聴いています。
私事ですみません。自分は凝り性ということもあり、とことん聴くタイプ、最近重症だなぁなんて思ったりもしています(笑)こんな性格ですからCDも貯まるいっぽうで・・・まあでも財産になりますものね。
購入するときは結局自分の耳で聴いてになるのですが、disk unionの山本さんやVENTO AZULの早川さんの記事はよく参考にさせていただいています。

Crissさんが紹介されている何作品かに思わず反応してしまいましたが、中でもこの記事で紹介されている作品は自分も気に入っているものが多く、コメントさせていただきました。

『Paolo Di Sabatino』はホントによく聴きました!格好よいラテン・ナンバーが目白押しですよね。
Paolo Di Sabatinoをはじめ、イタリアのジャズは本当に好きでよく聴いています。そのきっかけがEnrico Pieranunziでした。Mads Vindingがリーダーの『THE KINGDOM』の1曲目「Alba Prima」を聴いた時の感動は忘れられません。

Theo Saundersは自分もライヴ盤を聴いてから好きになりました。何とも親しみやすいピアノが良く、Helge Lien、Jim Watson、Alfio Origlio、David Udolf同様、たまに無性に聴きたくなる作品です。

Ivan Paduartもよく聴きました。最近は聴いていませんが、ジャズを聴き初めの頃に何て美しいピアノなんだろうと感動した記憶があります。

Kasper VillaumeはテナーのLars Mollerが参加している『#2』が好きでしょうか。

Christian Jacobは大のファンで、この人のアドリブ・ソロには参りっぱなしです。TUCでのライヴにも行き、最前列で見てきました。

Matej Benkoをはじめとするチェコのジャズにも注目しています。
最近ではEmil Viklicky Qurtet『ROUND MIDNIGHT』やVit Svecが参加の『trio '01』、とチェコのジャズ独特の哀愁さが何とも良いです。

Crissさんのこの愛聴盤の中で気になったのがAaron Goldberg『Worlds』です。
VENTO AZULの早川さんがここでのマーク・ターナーが凄いと紹介されていたOAM Trio『Live in Sevilla』、この1曲目Aaron Goldbergのオリジナル「Tauras」を聴いたとき直感的に、あっ、このピアニストいいなぁ、良い曲書くなぁと思いました。今度聴いてみようと思っています。

長々と失礼しました。

SINTETIC |  2009/10/22 (木) 23:26 No.764


Re: 2006年極私的愛聴盤 ピアノ篇(1)

SINTETICさん、おはようございます。
今、土曜日の朝6時。今日は仕事が休みなのでのんびりジャズを聴けそうでうs。

>この情報化時代にPCを持っておらず(汗)、携帯からではありますが

そりゃ~大変ですね。僕は絶対、携帯でネットなど見れません。目が疲れるし、ちまちましてめんどくさくて。携帯メールすらほとんど使いませんから。それにしてもこれだけの長文を携帯で打てるとは、世代的には20代から3代の方でしょうか? 

>Matej Benkoをはじめとするチェコのジャズにも注目しています。
最近ではEmil Viklicky Qurtet『ROUND MIDNIGHT』やVit Svecが参加の『trio '01』、とチェコのジャズ独特の哀愁さが何とも良いです。

僕もチェコは大好きですよ。 Vit Svec はクジラのやつを記事書いてます。Benkoは書いていなかったかな。Viklicky はちょっと甘すぎな感じもしないでもないけど、「 ballad and more 」なんかは選曲もいいからたまに聴きます。「 Cookin' in Bonn 」もなかなかですが、ブログ仲間のmonakaさんはベースの音に駄目だししてました。「 round midnight 」は持ってません。

>VENTO AZULの早川さんがここでのマーク・ターナーが凄いと紹介されていたOAM Trio『Live in Sevilla』、

僕も以前、早川さんにすすめられてこのライブ盤買いました。ここでもマーク・ターナーはアグレッシブでかっこいいですよね。

それにしても、かなり僕と趣味がダブりますね。僕も山本さんのレビューを参考に買うことが多いので、当然かもしれませんが。

これからもどうかよろしくお願いします。最近は更新も少なくなってしまっていますが、それでもひまを見つけてこつとう書いていきますので。

criss to SINTETIC |  2009/10/24 (土) 06:31 No.771


Crissさん、こんばんは。

またまた長文で失礼します。
いえいえ自分は40代の独身です!
って意気込む事でもありませんが(笑)

携帯での打ち込み、それはもう大変ですが、あまり苦にはなりません?(笑)
と言いますか、いつ頃からでしょうか・・・
ジャズを聴くようになって、ジャズのサワリくらい分かるようになってきた頃から、聴いた作品の感想を直ぐに携帯に打ち込んで残しておく(活字にしてみる)、という事をやっていたからかもしれません。
特にモノ書きを目指している訳でもありませんが。
CrissさんやSuzuckさんのようにある作品を的確に活字で表現出来る、ということは凄いな、と感心すると同時に素晴らしい事と思っています。
でもこれは本当に難しい事とつくづく思います。

disk unionの山本さんは本当に気さくな方で、ジャズをカジリ初めの頃、何を聴いて良いのかも分からず、そんな時に、何がいいですか?等と図々しくもメールをして聞いたのがきっかけでお知り合いになりました。
その紹介して下さった作品のほとんどが自分好みで、感動した事を覚えています。
今では毎月ではありませんが、メグの試聴会にも参加し、直接お会いもさせて頂いています。

monakaさんのお名前は皆様のblogでよく拝見しています。
Emil Viklicky『COOKIN' in BONN』のベースに駄目出し、という件もありましたのでベースについてですが・・・
自分は専門的な事は全く分かりません。このベーシスト上手いよなぁ、ですとかは。
極たまにジャズはベースで聴く、という事を耳にすることがあります。
初めこれどういう事だろう?と思っていました。でもいろいろな作品を聴いていくうちに、数多く聴いていくうちに、あぁ、なるほど、もしかしたら・・・と何と無く分かるようになってきました。
特にピアノ・トリオにおいて、間違いなくソリッドなベースの方が演奏自体に躍動感?みたいなものがありますよね。
この事を特に感じたのがEnrico Pieranunzi『Dream Dance』を聴いた時でした。この4曲目の哀愁のラテン・ナンバー。ここでのMarc Johnsonのベースを聴いたとき、何か芸術を越えて神懸かり的なものを感じました。
この辺の事をベースで聴く、という事に繋がるかは分かりませんが、こういう事なのかなぁと今では思っています。

SINTETIC |  2009/10/24 (土) 18:50 No.776


Re: 2006年極私的愛聴盤 ピアノ篇(1)

>聴いた作品の感想を直ぐに携帯に打ち込んで残しておく(活字にしてみる)、という事をやっていたからかもしれません。

それはそれは大変すばらしことですね。僕もブログを始めたきっかけは聴いたCDの防備録のつもりでした。聴いたその時の気持ちって、数年たつとすっかり忘れてしまうんですよね。ジャズに限らずすべての出来事が記録しておかないとすぐにあいまいなものになってしまって。特に最近は記憶力がめっきり悪くなって、買ったCDなのか、まだ買っていないCDなのかもわからなくなりに、ダブり買いしちゃうこともたびたびです。

>CrissさんやSuzuckさんのようにある作品を的確に活字で表現出来る、ということは凄いな、と感心すると同時に素晴らしい事と思っています。

ブログを初めてつくづく思いましたが、音を活字に置き換える作業って、思いのほか難しいんですよね。それまではかっこいいとか、かっこ悪いとかぐらいしか価値基準がなかったから、そんなチープな表現では文章にならないし。まあ、最近は多少なりとも自分のスタイルができてきたので、苦ではなくなりましたが。

>今では毎月ではありませんが、メグの試聴会にも参加し、直接お会いもさせて頂いています。

そうですか。うらやましいですね。僕は東京でも東の方面に住んでいるので、メグに行くのはちょっと大変なんですよ。以前は国立とか国分寺とかに住んでいたのでよく行きましたけどね。

やっぱり共感できる評論家を持つということは大切ですよね。僕も山本さんの感性に共感する部分が多いので、彼の推薦するCDを買えば大きく外れることはないという期待もあり、ずいぶんお金の節約になっています。

やはりジャズに投資できる時間とお金には限りがあるので、いかに効率よく出来のいいCDを買うか、ということは重要ですから。

>自分は専門的な事は全く分かりません。このベーシスト上手いよなぁ、ですとかは。

僕もよくわかりません(笑)。それにベースって、所有する再生装置の質によってどうにでも変わるような気がして、あまり僕も「このベースの音は~」なんて評価はしていません。耳も悪いし、装置もチープだし、これだけ書いていて言うのもなんですが、あまり自分の耳を信用していないんですよ。だた好きか嫌いかに帰着しちゃう部分が多いです。そんな好き、嫌いでブログ書いてちゃいけないとも思うことも多々あります。

criss to SINTETIC |  2009/10/25 (日) 19:33 No.779


Crissさん、大変ご丁寧なお返事ありがとうございました!
心底嬉しく思いましたし、共感出来る部分が多く、頷きながら拝読させていただきました。

最近めっきり寒くなってきました。お身体には十分注意なさってください。
ありがとうございました。

SINTETIC |  2009/10/25 (日) 23:13 No.782


Re: 2006年極私的愛聴盤 ピアノ篇(1)

SINTETIC さん、今晩わ。

SINTETIC もご自愛ください。この数日、インフルエンザが急激に流行拡大してきています。僕は医療従事者ということで、最優先で明日、新型のワクチンを打たせてもらえるのですけどね。

ということで、これからもどうかよろしく。

criss to SINTETIC |  2009/10/27 (火) 00:10 No.786


追記

Crissさん、すみません。何か自分の文章読み返してみると、あれっ!?自分が言いたかった事と少し違うな・・・という事に気付きました(汗)
“ジャズはベースで聴く”という件で、『Dream Dance』の4曲目を例えに出しましたが、これニュアンス的に違います。
あまりにもマーク・ジョンソンのソロがインパクト有り過ぎでつい・・・
まあどうでもいいですかね~(爆)
個人的にはソリッドなベースで聴くピアノ・トリオが昔に比べれば好きになってきた(Gordon Johnson『GJ4』のような)、ということで失礼します(笑)

SINTETIC |  2009/10/27 (火) 00:12 No.787

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