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Brussels Jazz Orchestra / The Music of Michel Herr

   ↑  2008/06/15 (日)  カテゴリー: large ensemble
Brussels Jazz Orch.  『 The Music of Michel Herr 』 

百花繚乱の欧州ビッグバンド界。たとえば、Paris Jazz Big Band、Vienna Art Orchestra、Orchestre National De Jazz、The NDR Big band 、それからBohuslan Big Band など、どれも超絶技巧を駆使した個性的なコンテンポラリー・ビッグバンドであり、長年愛聴してきたが、ここにきてとりわけベルギーのBrussels Jazz Orchestra ( 以下BJO )が群を抜いて面白い。

個人的には99年の『 The September Sessions 』がきっかけでBJOを聴き始めたが、05年の『 Counter move 』( 前項あり )で一気に爆発し、以後、彼らに対する熱き思いは冷めることを知らない。

そんなBJOの通算9枚目の新作がやっと届いた。今年の2月には発売されていたが、日本に入ってきたのは最近のこと。この最新作はタイトルにも冠してあるように、ベルギー・ジャズ界の大御所 Michel Herr ミッシェル・ハーが作曲・編曲から指揮まで、すべてを手がけた渾身の一作だ。昨年リリースされた前作『 Changing Faces 』( 前項あり )がデヴィッド・リンクスのヴォーカルをフューチャーした作品であり、完成度としてはかなりイイ線をいっていたが、BJOのサウンドを楽しむにはやや物足りない印象を受けた作品であっただけに、待ちに待ったBJO待望の新作と言えよう。

ミシェル・ハーとBJO との交流のきっかけは、古くはBJO の前身であるベルギー国営放送( BRT : the Belgian Radio and Television )オーケストラの時代まで遡る。76年に、当時BRTオーケストラのバンドリーダーであったアルト奏者Etienne Verschueren エティエン・ヴァーシューレンに依頼されて、ミシェルがビッグバンドのためのスコアーを書いたのが始まりだった。以降ミシェルは、コンポーザーとしての才能を買われ、ビッグバンドやストリングスのための音楽から、テレビ音楽や映画音楽まで、幅広く活躍することになる。最近でもThe WDR Big Band、The Metropole Orchestra、The NDR Big Band、ACT Big Band など、数多くの第一線で活躍する著名なビッグバンドに曲を提供している。

93年にBRTオーケストラからBJOに変わった後も両者の交流は続き、前述した99年の『 The September Sessions 』でもミシェルは≪ Celebration Suite ≫ という12分にも及ぶ組曲を提供している。なお、この曲は今回の最新作でもリアレンジされ再演されている。また、前作『 Changing Faces 』でも、アレンジャーとして参加したりと、常にBJOのブレインとして関わってきたという歴史がある。

さて、本作はすべてミシェルのオリジナルで固めた2枚組で、それそれ4部構成からなる2つの組曲を含む全11曲。トータル104分にも及ぶ大作である。全てが本作のための書き下ろしというわけではなく、以前に書かれすでにいくつかのアルバムに録音されている楽曲も含まれている。しかし、そのような古い楽曲も最新のアレンジが施され、よりモダンに装いを新たに生まれ変わって再演されているようだ。

卓越した技術をもったBJOのメンバーは、この膨大なスコアーをたった2日半で録音したという。今回、ミシェルの楽曲と聞いて、はじめは優しい哀愁美豊かな楽曲が中心になるのか、と想像していたが、意外に従来のBJO(フランク・ヴェガネ)の作風を踏襲するような、トラディショナルな枠に捉われない創造的な楽曲が多く、非常に楽しく聴くことができた。

珍しくフランク・ヴェガネの静かなエモーショナルを湛えたバラードも聴かれるし、ナタリー・ロリエのピアノもいっそうの冴えを見せているし、なによりも新入りのギターリスト、ピーター・ハートマンズが美しい。それから、BJO からThe Metropole Orchestra に鞍替えしたと思われていたドラムの Martijn Vink マタイン・ヴィンクが再び参加しているのもうれしい。

切れ味鋭い各セクションのソリ、そして高揚感漲る鳥肌モノのトゥッチ。前代未聞の機動力をもって怒涛の如く押し寄せるキメに次ぐキメ。まさにBJOの真価を体感できる究極の一枚ではないか。

このところ毎日聴いているが、聴くたびに心揺さぶられる味わい深い作品だ。




Brussels Jazz Orch.  『 The Music of Michel Herr 』 2008 W.E.R.F. 067-068

Michel Herr(comp,arr,cond)
Frank Vaganee(bandleader,as,ss,fl)
Serge Plume(tp,flh)
Nico Schepers(tp,flh)
Pierre Drevet(tp,flh)
Jeroen Van Malderen(tp,flh)
Marc Godfroid(tb)
Lode Mertens(tb)
Frederik Heirman(tb)
Laurent Hendrick(btb)
Dieter Limbourg(as,fl)
Kurt Van Herck(ts,ss,cl)
Bart Defoort(ts,cl)
Bo Van der Werf(bs,bcl)
Peter Hertmans(g)
Nathalie Loriers(p)
Jos Machtel(b)
Martijn Vink(ds)

  今日の歩数 : 5956歩
  昨日の歩数 : 6331歩
一昨日の歩数 : 4243歩 
二昨日の歩数 : 6694歩
出張のため、体重測定なし

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