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Stefano Sabatini / Melodies

   ↑  2008/08/03 (日)  カテゴリー: piano
stefano sabatini melodies 

イタリアの中堅ピアニスト、ステファノ・サバティーニの04年録音の最新作が、輸入盤取扱い店で手に入るようになりました。彼は70年代から音楽活動を行っており、今までに6作品をリリースしています。決して新しい人ではないのですが、聴くのは今回が初めて。ただ初見ではありません。以前にブログ仲間のrhoidaさん がステファノ・ディ・バティスタ+ダニエレ・スカナピエコ参加のYVP盤『 Dreams 』を紹介されていたので、以来、気になっていたアーティストです。なおこのYVP盤を含め、サバティーニの旧作はVENTO AZUL RECORDS さんで現在手に入るようです。

まずは彼の経歴を覗いてみましょう。(公式ホーム・ページより)

ローマ生まれのピアニスト、ステファノ・サバティーニ ( 出生年はおそらく54年前後 ) は長きにわたりイタリアのジャズ・シーンで活躍してきた。まず73年に彼はトニー・スコットの薫陶を受け、その後、程なくしてマウリツィオ・ジャンマルコやマッシモ・ウルバニらなど、イタリアン・ジャズ界の巨匠たちと共演を果たした。しかし、ステファノはジャズの本場アメリカのエキサイティングな環境で学びたくなり、1978年にロサンゼルスの“ Dick Grove School of Music ”への留学を果たした。そこで作曲と編曲を学ぶ一方で、地元ミュージシャンらと共演し貴重な時間を過ごした。82年には帰国し、盟友マウリツィオ・ジャンマルコ ( ts )、フラヴィオ・ボルトロ ( tp )、フリオ・ディ・カステリ ( b )、ロベルト・ガトー ( ds ) らと“ Lingomania ”を結成した。このバンドはイタリア国営放送主催のコンテストで「 Best Group of The Year 」を獲得した。さらにパリ国際ジャズ・フェスティバルやイタリアのウンブリア・ジャズ・フェスティバルなどの権威ある祭典にも参加した。その後はフリーのピアニストとして活動を行ってきたが、彼の格調高いスタイル、自然なスイング感、比類稀なるメロディー・センスにより、イタリア国内外で高い人気を博している。彼は素晴らしい即興演奏家であるばかりではなく、作曲家、アレンジャーとしても素晴らしく、現在までにリーダー作は6作品を発表している。

なお、彼のホーム・ページには記載がありませんが、HMVのレビューによると、サバティーニは70年代にイタリアのプログレッシブ・ロック・グループ、Samadhi (サマディ)のキーボーディストとして活躍していたようです。僕もプログレ好きで、イタリア産フログレをよく聴きますが、正直、サマディは知りませんでした。

PFMが73年に『 幻の映像 』でイギリス・デビューし、世界的にイタリアのロックが注目を浴びるようなったのが契機となり、バンゴ、イ・プー、ニュー・トロルスなど、数多くの名バンドがロック・シーンに登場し、70年代前半にはイタリアン・ロック史上最大の隆盛期を迎えました。しかし、技術的に優れたバンドが存在した一方で、ブームに乗っただけの未熟なバンドも多かったのも事実です。そんな玉石混淆のロック情勢のなかでサバティーニらもバンドを結成したのでしょう。しかし、70年代後半のイタリア経済の失速、パンクの台頭によりプログレシッブ・ロックは急速にその輝きを失い、彼らも自然消滅していったようです。

閑話休題。本作は彼の初のピアノ・トリオ作品です。ベースはフリド・ディ・カステリ、ドラムはロベルト・ガトーと、最強布陣です。誤解を恐れずに例えるならエンリコ・ピエラヌンツィ風。しかし、耽美なだけのエンリコ症候群患者では決してありません。インテリジェンスを放った空気感は確かにエンリコを聴いたときに受けるそれと同質ですが、温度感はエンリコよりもずっと高いです。熱くなるべきところでちゃんと熱くなれる。スイングすべきところで心地よくスイングしてくれる。そんなところがすごく良いのです。さらには彼のオリジナルの美メロ・バラードなどに、そのメロディーセンス、ソングライティング能力の高さが窺えます。抒情的なメロディー。スピード感溢れるアドリブ。おそらくメロディー指向派、アドリブ指向派、どちらもファンにも受けるでしょう。やはり現代のジャズ・シーンで食えるためには、アドリブが上手いだけではだめですよね。心に染みる印象的なオリジナルを書けないとリピーターは獲得できないのでしょう。

外は炎天下。
こんな暑い日には、エアコンのよく効いた涼しい部屋で微睡みながら、こんなジャズを聴いて過ごすのもイイものです。それにしてもこんな素晴らしいアーティストが埋もれているイタリア・ジャズ界の層の厚さって、ほんと凄い。

Stefano Sabatini Online からも試聴できます。
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