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訃報 ハイラム・ブロック

   ↑  2008/07/28 (月)  カテゴリー: guitar

                                  訃報 ハイラム・ブロック 

24丁目バンドやデヴィッド・サンボーンらとの競演を通じて日本でも人気のあるギタリスト、Hiram Bullock ハイラム・ブロックが、7月25日に喉頭癌で亡くなられたようです。昨年の東京JAZZにも出演し、大きなお腹を揺らせながら愛嬌たっぷりに観客席を走り回っていたのに....。 Rest in Peace

Hiram Bullock Late Night with David Letterman Guitarist Dies Hiram Bullock, onetime barefoot guitarist for Paul Shaffer's World's Most Dangerous Band, dead at the age of 52. Bullock had been fighting a tumor in his throat since January.  

    ( All About Jazz より引用 )

その他の記事 http://thejazznetwork.ning.com/

ハイラム・ブロックは、おそらくかなりのへヴィー・スモーカーだったのでしょう。でも、彼が本当にヘヴィー・スモーカーだったかどうかは僕は知りません。それでも「おそらくそうだった」と推測できる根拠は、喉頭癌という癌が、最も喫煙と関連が深い癌だからです。極端に言えば、喫煙しなければ罹らない癌が喉頭癌ということです。

発癌と喫煙の関連度を表す用語として“ 発癌寄与度 ”というのがあります。つまり、「その癌の発生に、喫煙がどの程度関与しているか」という指標です。その寄与度でいうならば、喉頭癌は驚くことに約95%です。逆の見方をすれば、喫煙しなければほとんどの喉頭癌は生じないわけです。一般的に喫煙との関連が問題視されている肺癌でさえ約70%ですから、いかに喉頭癌が喫煙によってもたらされているかが分かります。本当に喫煙していて怖いのは喉頭癌です。ちなみに食道癌は約50%です。

先日も忌野清志郎さんが喉頭癌の骨転移のため、FUJI ROCK 2008 など全ての公演をキャンセルするとの報道があったばかりですが、彼も長年喫煙し、それもかなりのヘヴィー・スモーカーだったようです。あるファンが「清志郎は禁煙していたのに、なぜ癌になるんだよ~」と叫んでいたのが印象的でしたが、癌には長い潜伏期というものがあるので、禁煙したからといってすぐに発癌のリスクが減るわけではありません。肺癌でいうならば、禁煙後も発癌のリスクは持続して高く、禁煙後10年でやっとリスク減少がみられると言われています。

それにしても、今年に入ってからなんだか訃報のニュースが多いと思いませんか。All About Jazz で訃報記事を検索して、リストを作ってみました。

ピート・カンドリ             1月11日没 前立腺癌     享年84歳
デニス・アーウィン         3月10日没 肝臓癌        享年56歳
ジミー・マクグリフ          5月24日没 多発性硬化症   享年72歳
ボブ・フローレンス         5月15日没 肺炎              享年75歳
エスビョルン・スベンソン 6月14日没 事故死           享年44歳
ロニー・マシューズ         6月28日没 膵臓癌           享年72歳
ジョー・ベック                7月22日没 肺癌              享年62歳
ジョニー・グリフィン         7月25日没 詳細不明        享年80歳
ハイラム・ブロック         7月25日没   喉頭癌           享年52歳

上記以外でもマイナーなところでは、ジミー・ジュフリーやセシル・ペインらも亡くなられています。

こうして見ると、ピート・カンドリは別として、みんなやや短命ですね。9人の故人の平均年齢が66歳。エスビョルン・スベンソンの事故死を除いても69歳と、70歳に満たないのですから。死因に目を向けてみると、9人中5人が癌死です。

このあたりの事実を裏付けるような論文があります。

「 Medical Problems of Perfoming Artists 」 という、音楽家の健康問題を扱うユニークな医学雑誌があるのですが、その2000年9月号に次のような論文が掲載されました。

The Longevity and Causes of Death of Jazz Musicians, 1990-1999

本論文は1990年から1998年の間に亡くなられた346人のジャズ音楽産業になんらかの形でかかわった人を対象としたスタディーで、対象をミュージシャンと非ミュージシャンに群分けして、死亡時年齢、平均寿命、死因別死亡割合などを統計学的に比較し、考察を加えたものです。

これによると、ジャズ・ミュージシャンの死亡時年齢は70歳と、非ミュージシャンに比べて4歳ほど若い。しかも平均余命を全うできた人も少ない。死因を見てみると、癌死の割合が一般にくらべて高い。などの結論を導いています。

ざっくり言って “ ジャズマンは癌に罹って早死にする ” ということでしょうかね。
なお、ウェブ上で閲覧できるのはアブストラクトだけです。

だいぶ話が逸れてしまいましたが、最後に僕が大好きなサンボーン、マーカス・ミラーらとやった≪ Love And Happiness ≫ を観ながら、彼の死を偲ぶことにしましょう。

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