雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band @ Blue Note Tokyo

   ↑  2009/02/08 (日)  カテゴリー: group

chick Corea & John McLaughlin@Blue Note tokyo 002

チック・コリアとジョン・マクラフリンによるドリーム・バンド“ Five Peace Band ” の来日公演を観てきました。

昨年10月にモナコでの公演を皮切りに始まった世界ツアーは、12月までに22都市をまわるヨーロッパ・ツアーを終え、今年からはアジア・ツアーが始まっています。待望の来日公演は2月2日から8日 ( 4日は除く) までの6日間、Blue Note Tokyo だけで行われました。大ホールではなく、Blue Noteのような小規模のクラブで彼らの演奏を聴けるのは日本だけ、というプレミア付きです。

昨年のヨーロッパ・ツアーの演奏を収めた2枚組ライブ盤『 Five Peace Band Live 』 が早くも2月4日にリリースされていたので、4日に買って通勤の行き帰りに十分聴き込んでから5日のライブに乗り込みました。巨匠二人以外のメンバーは、ケニー・ギャレット、クリスチャン・マクブライド、それにブライアン・ブレイドという、各楽器分野では既に最高位に君臨する名手達を擁したクインテット編成。ヨーロッパ・ツアーはヴィニー・カリウタが叩いていましたが、アジア・ツアーからはブレイドに変更になっています。カリウタとブレイドではスタイル的に正反対なので、その違いでどうバンド・サウンドが変化するかも楽しみのライブです。

僕が観たのは2月5日の1st show 。7時開演だったのですが、1時間前の6時頃にはすでに満席状態で、彼らの人気の高さを思い知らされました。なんでも連日超満員だったらしく、邦人ミュージシャンも多く来られていたようです。僕が観た日にも観客として渡辺香津美さんが来られていました。 渡辺香津美さんとマクラフリンは87年に一度、Tokyo Music Joy でデュオしてますよね。お友達なのでしょうか。

ほぼ開演予定時間通りに薄暗いステージにメンバーが熱い歓声に送られながら次々に登場。チック・コリアが軽くメンバーを紹介。チックはヤマハ・シンセ MOTIF 2台とグランド・ピアノというシンプルな機材。マクラフリンは、2006年の 『 Industrial Zen 』 あたりから愛用している Godin ( ゴダン ) のソリッド・ギターを抱えて登場。 『 Industrial Zen 』  頃はゴダンのLGXT というモデルを使用していましたが、今回は黒の Freeway SA というモデルに持ち替えての登場です。ネック側とブリッジ側にハムバッカー、ミドルにシングルコイルのギター・シンセ対応のピックアップを搭載していて、『 Industrial Zen 』 や最新作 『 Floating Point 』  などではこれにローランドのギター・シンセ GR-20S を繋いで弾きまくっていました。

クリスチャン・マクブライトはアトリエZ の5弦フレトレス・ベースとウッド・ベースを曲により使い分けていました。アンプは遠目で自信が持てませんが、おそらくAmpeg と Epifani の4発と大口径1発キャビのセットを並べて、ウッドとエレキで使い分けていたのではと思います。

オープニングを飾ったのは、マクラフリンの『 Floating Point 』に収められていた≪ Raju≫ というハードドライブでインディアンなメロディーを持つ曲。オリジナル・バージョンより数段テンションの高い素晴らしい演奏で、観客はいきなり大興奮。結局振り返ってみるとこの曲が一番盛り上がっていたようです。カリウタのバージョンよりブレイドの叩いたこのライブの演奏の方が当然ジャズ的で、うねりにうねりまくり、目はマクラフリンでもチックでもなく、ブレイドの一挙手一投足に釘付け。今までに生のブレイドの演奏は何度か観ていますが、この時の演奏が一番興奮しました。

2曲目はチックのオリジナルで ≪ The Disguise ≫ 。チックはグランド・ピアノを弾き、マクブライドもウッドベースに持ち替えての演奏です。ソロはチック→マクラフリン→ギャレット→マクブライドの順で回しましたが、圧巻はマクブライドのソロで、どんなにスピードのあるフレーズを弾いても、一音一音がクリアで、当然ピッチの乱れも皆無で、ローポジションからサムポジションまで縦横無尽に弾きまくり、それでいて首尾一貫してメドディアス。今更ではありますが、とんでもないベーシストだと実感しました。

3曲目は再びマクラフリンのオリジナルで ≪ New Blues, Old Bruise ≫。『 Industrial Zen 』に収められていた曲です。Old Blues ではなくて Old Bruise ( 古傷 ) なんですね。 エルとアールの発音練習によいかも。ミディアム・スローの変拍子の曲。ギャレットの激しく慟哭するソロが聴かれたですが、なんとPA ( ツアー専属と思われる白人 ) が客席側のメインスピーカーの音量をオフにしていて、ギャレットの生音しか流れていない状態だったのです。途中で Blue Note のスタッフに指摘され慌ててオンにするものの今度は爆音でフロアに流れ出す始末。その後も、たとえばチックがシンセからアコピに移ってもそれに気づかず、アコピの音を出さなかったり、ホント、ひどいPAを連れてきたものです。ただ、これまでの大ホールと全く勝手が違ったはずですし、また、 Blue Note のPA って、ステージの真横にあるので、客席側の音を聴いていないんですよね。ちょと同情の余地はありますが、でもプロですからね。もう少ししっかりしてもらいたかった。ギャレットの素晴らしいソロが台無しになってしまったのですから。

以上3曲はライブ盤の Disc1 の曲順そのままでした。そして最後の4曲目はチックの書き下ろした ≪ Spirit Rides ≫ と云うモーダルな4 beat もの。今までのヨーッロッパ・ツアーのセットリストを見ると、この曲は演奏されたことがなかったようです。おそらく、ブライアン・ブレイド用にチックが用意していた曲なのでしょうね。この曲だけ別世界の空気が流れました。

予定された曲はこれで終了でしたが、当然、アンコールの拍手は鳴りやまず、メンバーは再びステージに登場。面白かったのは、メンバーがいったん楽屋に帰る中、ギャレットだけは会計カウンターの前に残って、観客と一緒にアンコールの拍手をしていたことです。ファンの方と何やら談笑しながらニコニコして拍手してました。アンコールはザビヌルの ≪ In A Silent Way ≫。静かなマクラフリンのソロで始まったこの曲で、バッキングするマクブライドは右手でE弦解放を弾きながら、左手では何と弓を取り出し床に寝かせてあるウッドベースのやはりE弦をボーイングするという荒業を披露しました。

全編を通して、マクラフリンの怒涛の早弾きが楽しめる素晴らしいライブでした。個人的には早くも本年最高ライブの予感です。マクラフリンを生で観るのは初めてだったのですが、もうちょっと荒いピッキングかと思っていたのに、意外にも綺麗なフル・ピッキングで、驚きました。早弾きしやすいスケール・ライクな音列ではありますが、7連譜、9連譜、11連譜….と、超人的変則早弾きは誰にも真似のできない領域ですから、やはり孤高の天才ギタリストです。音楽性云々以前に、速度の快感って、ホント、気持ちいいですね。

あと、驚いたのはマクブライドのフレットレスの巧さです。ウッドベースが巧いのは承知していましたが、あんなにフレットレスが巧いとは思ってもいませんでした。ライブ盤よりは音数が少なく、若干手を抜いているのかなって思いましたが。それに対して、チック・コリアはどことなく覇気がなく、あまり印象的なプレイが見られなかったのが残念でした。疲れていたのでしょうか。

Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band @ Blue Note Tokyo
2009. 2. 5. 1st show 19:00 ~ 20:20

< set list >
1. Raju
2. The Disguise
3. New Blues, Old Bruise
4. Spirit Rides
encore
5. In A Silent Way

Chick Corea  ( p, synth )
John McLaughlin  ( g )
Kenny Garrett  ( as )
Christian McBride  ( b, el-b )
Brian Blade  ( ds )

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2009/02/08 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band !!

いいなぁ。。
いいなぁ。。

誰も、生で聴いたこと無いのです。.......orz....
このメンバーをライブハウスで、って、すごいですね。。v-19
ブルーノートが東京駅の近くにあれば良いのになッ。

Suzuck |  2009/02/09 (月) 18:16 [ 編集 ] No.137


Re: Chick Corea & John McLaughlin Five Peace Band @ Blue Note Tokyo

ほんとね~。このメンバーが小さなステージで、
目と鼻の先で演奏しているなんて、
まさに、ドリーム・ライブですよね。
ということで、あれは、週末に送ります。
待っててね。

criss to suzuck |  2009/02/10 (火) 20:13 No.139

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