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Luigi Martinale / Le Sue Ali

   ↑  2009/02/27 (金)  カテゴリー: piano

Luigi martinalre Le Sue Ali
イタリアはトレノ出身のピアニスト、ルイージ・マルティナーレ ( Luigi Martinale, 1963~ ) の通算7作目となる最新作。

リリースしたのは イタリアのジャズに特化したAlbore Jazz という日本の新興レーベルで、本作がレーベル第一弾作品らしい。マリティナーレと云えば、2000年に当時若干24歳だったファブリツィオ・ボッソを起用して制作された 『 Eyes and Stripes 』 や、翌年の2001年リリースのトリオ作品 『 Sweet Marta 』 ( 共にDDQ ) などが輸入盤店でヒットしたので記憶されている方も多いと思う。

彼はトリノのコンセルヴァトーリオ“ ジュゼッペ・ヴェルディ ” でクラシックを学んだ後、ミラノのコンセルヴァトーリオ“ ジュゼッペ・ヴェルディ ”でエンリコ・ピエラヌンツィに師事しただけあって、高度な演奏技術と和声技法を駆使したオリジナル曲を得意としている。しかし、ピエラヌンツィのような高踏的、思索的なスタイルではなく、とても温かく親しみやすい曲を作るピアニストだ。

耳に馴染みやすく哀愁美漂う美旋律は広く受け入れられるであろうが、柔軟剤をたっぷり含んだ柔らかく甘い感触は、好き嫌いの分かれるところだろう。私もガッツ・プロダクションから発売された直近の2作 『 Simple Memory 』 ( 2004 ) と 『 Caruso 』 ( 2006 ) あたりには正直、耽美的過ぎて肌に合わない。

さて、本最新作だが、これがすこぶる出来がよくて驚いている。というのも、前述したガッツの超甘口作品 『 Simple Memory 』 と 『 Caruso 』 を踏襲した作品を想像していたが、実際に聴こえてきた音は、一音一音の輪郭がすっきりしていて爽やかで粒立ちがよく、オリジナル曲のメロディーも凛として今までにない力強さを感じたからだ。録音が良いのも関係しているかもしれない。メンバーは 『 Sweet Marta 』 と同じく、ベースがドリュー・グレス、ドラムスがパオロ・フランチスコーネなのだが、録音が良いせいで彼らの演奏が数段巧く聴こえる。特にフランチスコーネの 『 Sweet Marta 』 での演奏は無神経でラフな印象を受けたが、本最新作ではシンバル・ワークを含め非常に繊細で緻密な好プレイが聴かれる。

タイトル曲の ≪ Le Sue Ali ≫ はレギュラー・ベーシストのステファノ・リッソのオリジナル。ミディアム・ファーストの軽快にスイングする曲で、今まではあまり演奏されることのなかったタイプの楽曲だ。

≪ Sno’ Peas ≫ はビル・エバンスの『 Affinity 』でも演奏されていたフィル・マコーヴィッツの名曲。ドリュー・グレスのソロが冴える。

≪ Passi Leggeri ≫ は浮遊感を湛えた抒情的メロディーが美しいマルティナーレのオリジナル。ここでもドリューのソロが素晴らしい。正直、こんなにドリューが巧いとは今まで思ってもいなかった。オーバーダブされた(と思われる)ドリューのボウイングをバックに切なく郷愁を誘うマルティナーレのソロが奏でられる。

それぞれの楽曲の質が高く、バラエティーに富んでいて、全体に確かな奥深さと幅を与えている。素晴らしい作品だ。

今まで彼の代表作と評されていた 『 Sweet Marta 』 をかる~く飛び越える、これぞマルティナーレの魅力がたっぷり堪能できる必聴、必携の名盤ではないだろうか。

Luigi Martinale  /  Le Sue Ali    星1つ星1つ星1つ星1つ
2009   albore jazz  ALBCD-001

Luigi Martinale  ( p )
Drew Gress  ( b )
Paolo Franciscone  ( ds )

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2009/02/27 | Comment (4) | Trackback (3) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


お花の季節にぴったり。。

ドラムの方に聞いたら、メッディクスだそうです。
このサイト教えちゃいました。

Sno’ Peasよかったなぁ。。
当然、エヴァンスのAffinityが聴きたくなって、、そして、今はWe Will Meet Againがかかっています。

すずっく |  2009/04/22 (水) 18:01 [ 編集 ] No.298


Re: Luigi Martinale / Le Sue Ali

suzuckさん、こんにちは。

やっぱりメディックスなんですか。ちゃんと部として存続できていてうれしいです。

その方はやっぱりジャズやっているんですかね?
メディックスがまたジャズに戻っているならなお嬉しいですが。

>Sno’ Peasよかったなぁ。。
当然、エヴァンスのAffinityが聴きたくなって、、そして、今はWe Will Meet Againがかかっています。

僕は、Afinity を聴いていると、連鎖的に「We will meet again 」そして「you must believe in spring 」を聴きたくなっちます、なぜか。

affinity は、大学のとき、軽音の同僚と深夜、西堀前4番町にある「アルカポネ」というバーで飲んでいたらマスターがかけてくれたアルバムで、当時は部員全員、Affinity を知らなかったんですよね。

で、当然、このピアノは誰だ? と、ブラインド・ホールド・テストになったんですが、

「これ、ビル・エバンスではまずないよね!」
「うん、ないない」(一同うなずく)

てなことで、まずはじめにエバンスを除外してしまったという作品でした。

答えをマスターから聞いた時には一同びっくり仰天で、次の日に駅前の石丸に駆け込み、Aaffinity を買ったのを覚えています。Affinity も知らなかったなんて、なんてかわいいジャズファンをやっていただろう。

今、google マップで検索したら、なんとアルカポネは健在でした!! なつかし~。

純粋なジャズバーではありませんが、よくジャズをかけてくれました、当時は。今はどうなんだろう?


criss to suzuck |  2009/04/23 (木) 11:42 No.300


Re: Luigi Martinale / Le Sue Ali

クリスさん、こんにちは、omnakaです。
セブなどと言う天国に行ってらしたみたいで、うらやましい限りです。
対抗はイオナータの生くらいで、いろいろCD聴いていました。
ガッツのマルティナーレ2枚、甘口とお感じのようですが、私は大好き。
甘いようで芯がとおていて、良く歌う、とても個性がある盤だとおもいます。
たぶんまだお持ちでしょうから、もう一度聴いて欲しいな。

monaka |  2009/09/22 (火) 22:06 No.687


Re: Luigi Martinale / Le Sue Ali

セブ島から昨夜おそくに帰ってきました。

当然、今日から仕事です。今、仕事中ですが、やっぱり体がだるくて能率があがりませんね。

世の中のサラリーマンの方々は、今日と明日も休みをとって、9連休にしているのかなって思ってましたが、今日の朝の満員電車の混み方をみるとあまり普段とかわらないので、なんだかホッとしました。

この記事を書く際、ガッツの旧作も聴き返した上で、上記のような感想をもっているのですが、monakaさんに言われるともう一度ガッツを聴き返そうかと思ってます。今日は早く帰れそうなので、夜にでもガッツを聴いてみよう。

ということで、こちらからも先ほどTBさせていただいました。

あ、それから20万アクセス、おめでとうございました。

お互い、なんだかんだと長く続いてますね。

criss to monaka |  2009/09/24 (木) 11:40 No.690

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