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Fabrizio Bosso & Flavio Boltro / Trumpet Legacy

   ↑  2006/03/11 (土)  カテゴリー: trumpet

Fabrizio Bosso & Flavio Boltro 『 Trumpet Legacy 』 

1月にファブリツィオ・ボッソ&フラヴィオ・ボルトロのCD『 Trumpet Legacy 』がリリースされたばかりですが,今度はその『 Trumpet Legacy 』のDVDが発売になしました。このCDは出来がいいと言われていたので,買おう買おうと思いつつ,今まで買いそびれていたCDでした。このDVDはそのCD『 Trumpet Legacy 』の録音されたスタジオにカメラが入り記録した,ちょっとしたドキュメンタリー映像で,しかもCDに納められている曲が全曲そっくりそのまま収録されているというので,早速購入してきました。

今まで,ボッソ関連CDは見つけ次第すぐに買ってきたのですが,このCDの購入に躊躇した理由はやっぱりトランペット2管編成であるということと,ボッソとボルトロの実力差がありすぎて,バトルにならないんじゃないかという危惧があったからです。でもそんな心配は無用でした。意外にもボルトロが健闘しているんです。むしろボッソを凌駕する勢いです。ボルトロの方が先輩ですから,負けてられるかと普段より頑張ったんでしょう。ボルトロは,以前にもマイ・ブログで紹介したステファノ・ディ・バティスタの『 Volare 』で聴いていて,なかなか上手いトランペッターだなとは思っていましたが,最近のジョバンニ・ミラバッシのアルバムではあまりパッとしなかったので,今回の大健闘には正直驚きました。

タイトルからも分かるように,本作はトランペットの偉大な先人達の楽曲を取り上げています。フレディー・ハバード,ケニー・ドーハム,クリフォード・ブラウン,それにマルサリスの楽曲も演奏しています。実はこのDVDは輸入盤なんですが,英語の字幕しか出ません。結構長いボッソのインタビューが収録されているのですが,英語が分からないとちょっと辛いです。ただ,字幕はとても易しい英語ですので大丈夫ですが。

以下は字幕の内容です。暇なら読んでみてください。

 



This group is my quartet. Flavio Boltro has joined us for this record. I can say he was a master for me and I can say a spiritual and a musical father. There are 13 years between us. I grew up listening to his music. He was my idol for many years, for me he is one of the best trumpet player in the world. Nowaday we are friends, you can hear us answering each other without any competition. But only with a great joy of being and playing together. It is always a risk to have two trumpet players on the same record. You can easily fall into a duel. It’s not our case, we love each other. The energy that’s moving around is always good. This CD is dedicated to some trumpet jazz masters that have inspired our work over the years. I grew up listening to Clifford Brown, Flavio too, but we can’t forget Miles Davis, Chet Baker passing through Woody Shaw, Freddie Hubbard and this CD is dedicated to them all ; surely we have forgotten many other players, but we’d need to record 4 or 5 CDs to remember them all. So decided to stay with the ones the closer our style Freddie Hubbard, Whoody Shaw, Kenny Dorham, Wynton Marsalis that is the more contemporary of the lot, and also the closest to our style. In this recording we try to play in a more mature way since we are not unknown to the jazz audiences any more, and we know how to play, we try to think more of music playing less notes and interacting more with each other.

 

 




彼らもトランペット2管編成にはリスクを伴うと心配していた様子です。また,偉大な先人を全員登場させるとCDを4~5枚制作しなければならなくなり,仕方なく,自分達にスタイルに近いミュージシャンであるはハバード,ウディー・ショウ,ケニー・ドーハム,マルサリスらの楽曲を取り上げることにしたとも言っています。

先程から2回繰り返し観ていますが,とっても爽快感のあるストレートなハード・バップで楽しいです。やりたい事が明確で迷いがない。現在の多くの米国ジャズ・ミュージシャンが失ってしまったバップ・スピリットがイタリアには健在しているんですね。

本作とは全く関係ありませんが,同じタイトルの 『 Trumpet Legacy 』(1997 videoarts)という木全信氏がプロデュースしたアルバムがあります。これは,ニコラス・ペイトン,ルー・ソロフ,トム・ハレル,エディー・ヘンダーソンの4人のトランペッターがバトルを繰り広げる快作です。結構好きです。また,トランペッターのバトル物と言って思いだすのが,リー・モーガンとフレディー・ハバードの『 The Night of The Cookers Live At Club La Marchal 』(1965 Blue Note BST 84207 84208 )ですね。これもサドン・デスの壮絶バトルが聴けます。凄い迫力です。

trumpet legacy    night og cooker

 

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