雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Diana Krall / Quiet Nights

   ↑  2009/04/09 (木)  カテゴリー: vocal

diana krall _quiet night 

≪ ジャズではない、“ジャズっぽい”のが今、いちばん新しい音楽のかたち ≫ というキャッチコピーでユニバーサル・ミュージックが提案している音楽カテゴリが ≪Jazzy not Jazz≫  ....なんだそうです。昨夜帰宅して朝日新聞を広げてみたら、紙面下半分を使った大々的なユニバーサルの広告が掲載されていました。

紹介されていたのはメロディ・ガルドー、マデリン・ペルー、ダイアナ・クラールの女性ジャズ・ボーカリスト3人。可哀そうに彼女らはジャズではない音楽に無理やりカテゴライズされてしまったわけです。まあ最近のCDセールス不調に喘ぐレコード産業界ですから、ひとりでも多くのリスナーにCDを買ってもらおうと必死です。Jazz では見向きもしない若者もjazzyとくれば飛びついてくれるとふんでいるのでしょう。

確かにjazzyというタームは若者世代には浸透しているようで、「チョーヤベ。これチョー、ジャジージャン!! 」と言っているかどうかはオヤジの私にはわかりませんが、クラブミュージック領域にいては使用頻度の非常に高いキーワードになっているようです。

ただし今のクラブミュージック世代の若い方々が jazzy というタームを用いるときは、本来の  ≪ ジャズ風、ジャズ的 ≫  という意味とはだいぶ違ったニュアンスを含んでいるようです。サックスがテーマをちらっと吹いて見せたり、ローズがバッキングしていたりすると、これがjazzy という形容詞で括られてしまうし、本来の意味にはない ≪ 落ち着いた、ムーディー ≫ な曲もみんなjazzy になってしまうようです。

確かに若い世代の音楽好きの間には、ジャズは難解で敷居の高いオヤジの音楽といった先入観というか固定概念みたいのが昔から蔓延していましたから、こういう機会にジャズにまつわる誤解が払拭され、多くの音楽ファンの手元にジャズが届けられればいいな~って思っています。

そんなわけで、今日はjazz not jazz の一人、ダイアナ・クラールの新譜を聴いています。本作は2006年リリースの 『 From This Moment On 』 に続く通算12枚目となる初のボサノヴァ作品です。メンバーもアンソニー・ウイルソン他、いつものレギュラーメンバーだし、プロデューサーもトミー・リピューマ、エンジニアもアル・シュミットなので変わり映えしない構成だけど、今回はストリングスアレンジにクラウス・オガーマンを起用しているのが個人的にはとっても嬉しかったりする。リピューマ=シュミット=オガーマンの組み合わせは2001年のグラミー受賞作品 『 Look of Love 』 以来8年ぶり。そういえばあの『 Look of Love 』でもボサノヴァ調のアレンジが随所に見られたっけ。

ボーナス曲2曲を含む全12曲で、ジョビンの≪イパネマ≫や≪Quiet night ≫ 、バカラックの≪Walk on By ≫ などを含んでいます。ピアノはいつものように彼女自身が弾いているけど、近年の作品の中では比較的彼女のピアノ・スペースが多めに用意されている方だと思う。≪So Nice≫ ではイントロで90秒近くもピアノソロを披露していて嬉しいな。

適度に力が抜けていて、程好い隙間と自由度が心地よいね。小波に漂うかのような気持ちよさっていうか、、。クラウス・オガーマン独特の濃淡と深みのある弦楽器の響きと、彼女の囁くようなハスキー・ヴォイスの配分が絶妙だけれど、オガーマンのファンでないと、もしかすると装飾過剰な印象をうけるかもしれません。まあ、ストリングス・アレンジは好き嫌いがありますからね。

ボサノヴァを歌うには彼女の声質はあまりにも sensual で、ちょっと不似合いな感じもしますが、でもまあ、 breathy で langiud なところは、ボサノヴァ的と言えばボサノヴァ的であります。タイトル通り、夜に似合う怪しげなボサノヴァ、といった感じでしょうか ( 彼女の目線も怪しいし )。

概して綺麗にパッケージされた Jazzy な秀作だと思いますが、個人的にはちょっと物足りないかな。トミー・リピューマのプロデュース以降の作品に限って言えば、99年の『 When I Look In Your Eyes 』 とか01年の 『 Look Of Love 』 あたりの方が良くできていると思うし、愛着もあります。

Diana Krall / Quitet Night     星1つ星1つ
2009  Verve 0602517981256


down beat diana 
Down Beat 誌5月号の表紙はダイアナです。ジャケットに使うなら断然こちらのほうが綺麗だと思うのですが。

Down Beat インタビュー記事 「 Depth of Her Heart  」 より

「 私はいつでもピアニストとして活躍したいの。そもそも私は若い時はヴォーカリストだったわけじゃないのよ。でもね、私には分かっているの自分の限界が。ピアニストとしての才能はないのよ。ビル・チャーラップやアラン・ブロードベントのように巧くは絶対弾けないしね。 」

「 作曲もしなきゃならないんだけど、私にとって作曲は難題なのよ。四六時中、作曲をしているジョニ・ミッチェルや夫(エルビス・コステロ)のようには私はなれないわ。」

自信に満ち溢れたふてぶてしい女性なのかなぁ~って思っていたけど、けっこう弱気で謙虚な部分もあるんですね。意外でした。

あと、2006年に生まれた双子の子供達が音楽がとっても好きだから、次のアルバムは子供が喜ぶ子供のための歌集にしようかと思っているらしいです。

≪ How Can You Mend A Broken Heart ≫

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Comment


これは、、何となく、、、買ってないのねぇ。。

人によって、、生活パターンも音楽の位置づけも違いますからね。
午後のひととき、、リビングでお家かふぇなんて時には、ぴったりなのかもね。

オフ会ネ、加齢臭ムンムンでも、rhodiaさまのオーラでかき消してもらえそうだから大丈夫ヨン。v-218
新潟と東京は遠いです。
でも、、距離じゃないんですよねぇ。。
地元のライブもままならないですからね~♪
まぁ。。上京することもあるので、、、いつかどこかで。v-22

すずっく |  2009/04/09 (木) 17:29 [ 編集 ] No.261


Re: Diana Krall / Quiet Nights

すずっくさん、こんばんわ。
今日は東京、すごく暑かったですわ。
新潟もだいぶ過ごしやすくなったんじゃないですか。

このダイアナは、ジャズファンからすると軽すぎるかもしれないけど、BGMには最高です。

なんどリピートで「ながら聴き」しても
頭に残らなかった、ですわ。
イイんだか、悪いんだか。

>地元のライブもままならないですからね~♪

僕が大学のころじゃ、考えられなかったですけどね。当時、新潟在住のジャズミュージシャンも数人いて、古町通りの神社よりにスタジオもあって、何度か出入りしたこともありました。
プロの方に交じって新潟放送に出たりなんかもしたな~。でもプロだからうまいけど、すごいとは思える人はいなかったような記憶があります。
時代は変わったんですね。

criss to suzuck |  2009/04/10 (金) 21:03 No.263


Re: Diana Krall / Quiet Nights

本作はボサノバに合わせていつもよりもソフトタッチな歌い方に変えているのが、ヤラセ的で気になりました。
次回作はぜひともコンボ作品で、以前のようなクラールのある意味男性的な力強い演奏を聴きいと思っていたのですが、子供のための歌集だとすればこれはちょっと思惑が外れてしまいましたね(苦笑)

nary |  2009/04/18 (土) 07:30 [ 編集 ] No.285


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 |  2011/02/26 (土) 21:54 No.4350

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