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Tigran Hamasyan / Red Hail

   ↑  2009/04/24 (金)  カテゴリー: piano

tigran hamasyan redhail

≪ Part1: Serpentine ≫


アルメニア共和国出身のピアニスト、ティグラン・ハマシャン( b. 1987 ) の前作 『 New Era 』 以来2年ぶり、通算3作目となる新作。2006 年のセロニアス・モンク・コンペティションで優勝という輝かしい経歴をもつハマシャンは、現在はロサンゼルスで活動しているが、最近はそのロサンゼルスの先鋭ミュージシャンと “ Aratta Rebirth” というバンドを結成し活動しているらしい。本作はその “ Aratta Rebirth” 名義のデビュー作である。

バンドの構成は、ピアノ・トリオを基本にして、ヴォーカルやサックス、それにギターが入ったりする。透明感のある美しい声を聴かせる女性ヴォーカルの Areni Agbabian はおそらくアルメニア出身だと思われる。

全12曲で、そのうち3曲はアルメニアのフォーク・ソングで、Areni Agbabian のボーカルをフィーチャーしたエスノ志向の楽曲だが、そのほかはハマシャンのオリジナルである。

内容だが、これが完全にプログレッシブ・ロックの領域に足を突っ込んでしまったかのような作風でびっくりした。変拍子とキメの連続で、かなり大胆なプログレ的展開を見せる曲もあれば、ハードでヘヴィなエレクトリック・ギターがリフを刻むヘヴィメタ調の曲もあり....と、デビュー作からファンの私としては、かなり驚ろかされた。

そう言えば、前作 『 New Era 』 でもM-4 ≪ Aparani Par ≫ のようなプログレッシブ・ロック色の強い曲もやっていたなぁ~と、思い出し、その意味ではまんざら突飛な展開でもないのかと改めて思い直している。大体ハマシャンは、3才の時にはレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ビートルズ、クイーン、ルイ・アームストロングらをすでに弾き語りしていたというんだから、4ビートだけを弾いていることに満足するはずがないし、また、4ビートだけに拘泥する必要もないのだ。彼が生まれたときにはすでに世の中にはDX7のサウンドがあふれ、バド・パウエルとジョン・ロードを同じ水平線上に見ながら練習してきたわけだし。

まあ、驚いたには驚いたが、それは ≪彼がこんなのをやっちゃうの!?≫ という意味での驚きで、サウンドは特別驚くほどのものではない。個人的には本作を聴いて、King Krimson の今世紀に入ってからの作品、たとえば 『 Level Five 』 とか『 The Power of Believe 』 あたりの、いわゆる “ ヌーヴォ・メタル” を連想した。

こういうニッチなジャズは好き嫌いが分かれるところだが、個人的には好きな部類の音楽だ。ただ、この種の音楽は、繰り返し聴いていると疲れるし、飽きるね。

Tigran Hamasyan  /  Red Hail   星1つ星1つ星1つ星1つ
2009  Plus Loin Music  PL4510

Tigran Hamasyan  (  p, Fender rhodes, keyboard, synth )
Ben Wendel ( sax, bassoon, melodica )
Areni Agbabian ( voice )
Charles Altura ( g )
Sam Minaie ( b, el-b )
Nate Wood ( ds )

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2009/04/24 | Comment (8) | Trackback (2) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Re: Tigran Hamasyan / Red Hail

crissさん、こんにちはmonakaです。
このアルバム当然追っかけてきたTigranなので、欲しいと思っていました。
でもcrissさんのこの紹介で意外と次待ちみたいな感じしました。
ありがとうございます、考えます。

monaka |  2009/04/25 (土) 22:42 No.312


Re: Tigran Hamasyan / Red Hail

divShare に入れた≪ Part1: Serpentine ≫ を聴いてもらえればわかると思いますが、ほとんどの曲がこんな感じです。monakaさんには不向きかもね。

ぼくは、プログレ経由でジャズに来たクチなので、
この手の音楽は大好きですけどね。

>でもcrissさんのこの紹介で意外と次待ちみたいな感じしました。

次はもっと凄いことになっているかもよ。

criss to monaka |  2009/04/25 (土) 23:17 No.313


Re: Tigran Hamasyan / Red Hail

こちらからもTBさせていただきます。

私もハードロックやプログレからジャズに入ったクチなので、こういうサウンドであっても特に抵抗はないのですが、それでもけっこう腹いっぱいだったです(苦笑)。
でも2作目よりはこちらの方が好きですけどね。(一番好きなのはアリ・ホーニッグ入りのファーストですが)
ちなみにサックスのBen Wendelのリーダー作(ドラムはNate Woodです)を見つけたので、さっそく注文しておきました。

nary |  2009/04/30 (木) 18:33 No.321


Re: Tigran Hamasyan / Red Hail

TBありがとうございます。

>ちなみにサックスのBen Wendelのリーダー作(ドラムはNate Woodです)を見つけたので、さっそく注文しておきました。

僕も先日、秋葉原の石丸でBen Wendel のCDを見て、手に取ったのですが、迷った末買いませんでした。

でもハマシアンやエイラー・エイグスティも参加しているし、アダム・ベンジャミン、ラリー・クーンスとメンバー的にはなかなかよさそうだし、週末に買ってこようと思ってます。

criss to nary |  2009/04/30 (木) 19:47 No.322


Re: Tigran Hamasyan / Red Hail

crissさん、元気ですか、monakaです。
やっぱりこのアルバムを聴かずには、と売りこせないので、買いました。
結果、嫌い・・嫌いではない、すごい・・・まあまあ・・・やめる・・・いや、次が楽しみです。
でした。

monaka |  2009/05/09 (土) 23:34 No.352


Re: Tigran Hamasyan / Red Hail

monakaさんはこの手は苦手ですよね。

プログレ経由でジャズの世界に入ってきた僕にとってが全然OKですが。

女性ボーカルもまんざら嫌いでもありません。

ジャンルの枠組みで縛られていると新しい音楽はなかなか創造できませんから。なんとかジャンルをかっこよく脱出して新しい音楽を作ろうと大変なんですよ、きっと。

criss to monaka |  2009/05/10 (日) 00:41 No.356


こんにちは Criss さん

ティグラン・ハマシャンさんカッコイイですね。先日入手したチュニジア出身ウード奏者 Dhafer Youssef の最新作「ABU NAWAS RHAPSODY」(2010) のアルバムで聴きました。因みに本作は Avishai Cohen の 「Continuo」に通じる中東色強め作風。祈り風の歌多めで好み別れどころかも。アルバムの2曲目YouTubeにありました。
◯Les Ondes Orientales (Dhafer Youssef)
http://www.youtube.com/watch?v=wePkLfpF8vc

◯Dhafer Youssef さんの紹介映像(決めのカッコイイ所を編集されてます(笑
http://www.dhaferyoussef.com/index.php

アニキ |  2010/06/02 (水) 22:42 No.4025


アニキさん、今晩わ。

見ました、ユーセフの動画。すげ~かっこい。びっくりです。ハマシャンももちろん良いけど、
ウードでフュージョンなんて、見たことないです。
HMVにあったのでカートにとりあえずいれました。
amazonだと4100円もするんですよね。
たまにはこういう今まで聴いたことのないエスノ・フュージョンもいいですね。
何処かへ連れて行ってくれるような感じで、トリップ感抜群です。
いつも僕の知らない面白い情報、ありがとうございます。
これからも教えてくださいね。
待ってます。

criss to アニキさん |  2010/06/04 (金) 21:43 No.4027

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