雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Tierney Sutton / Desire

   ↑  2009/04/26 (日)  カテゴリー: vocal
tierney sutton_desire

≪ It's All Right With Me ≫



昨日、妻のパソコン用のグラフィック・ボードを買いに秋葉原に行ったついでに、石丸電気SOFT3館に寄ってみたのですが、6階の輸入盤売り場の品揃えが以前に比べてだいぶ変わっていて驚きました。

輸入盤売り場と言っても、ここはDisk Union などの他の輸入盤店と違い、売りたい主力商品は新譜ではなく、廃盤やレア盤です。例の「レア盤」本や、ネットオークションで高値取引されている希少盤を新品で仕入れて、信じがたい値段で販売するというシステムを採用しているようです。

本当にプレス数が少なくて貴重な作品ならまだしも、半年前にはDisk Unionや通販ショップで普通に売られていて、最近は見かけなくなったなあ、と思われるCDにまで3500円とかの値札を付けて売っているのです。仕入れたCDを、他店の在庫が枯渇するのを待ってから「廃盤」シールを張って売り出しているのではないかと、下衆の勘繰りを入れたくなります。

それにしてもDisk Unionでも仕入れられないレア盤をどういうルートで仕入れているんでしょうね。たまにフロアで商品の陳列などをしている青いメガネをかけた顎鬚を生やした60代ぐらいの男性がバイヤーなのでしょうか。気になります。

それはさておき、フロア中央を占拠する廃盤コーナーの約半分が、なんと女性ヴォーカルコーナーに代わっているのです。エレベーターから降りたら、面置きされている何れ劣らぬ美しい白人女性が一斉に私の方を見つめているわけです。これには圧倒されます。

例のレア盤本に掲載された作品も最近は再プレスされるものも多く、実際買ってみるとトホホな作品もあったりして、レア盤廃盤神話も陰りが見えてきました。まさかと思われるブツまで再発されるもんだから、こうなると高いカネを払って買っても、その直後に再発!! なんてリスクもあるわけで、レア盤市場も崩壊しつつあるのではないでしょか。そんな背景もあり、石丸のバイヤーさんも 「次は美女ヴォーカルだ!!! 」 と次なる一手を仕掛けてきたわけですね、たぶん。

そんなわけで、ジャズ市場の一角を担うまでに成長したジャズ・ヴォーカル部門ですが、美人で聴きやすいヴォーカリストは佃煮にして売れるほど沢山いれど、本当に巧いと感じる歌手はダイアン・リーブス、カサンドラ・ウイルソン、ディー・ディー・ブリッジウォーターらなど数人で、そう多くはありません。

そんな中、今回通算8作目となるリーダー作を発表したアメリカ人歌手、ティアニー・サットン ( Tierney Sutton b.1963 ) も本格派の大変巧い歌手の一人として忘れてはならない存在です。

彼女は1998年のCDデビュー当時から現在まで一貫してクリスチャン・ジェイコブのトリオと一緒に活動してきましたし、クリスチャン・ジェイコブの作品にも客演してきました。もともとはアメリカ中西部のウィスコンシン州生まれでありながら、当時ジャック・シェルドン・ビッグバンドのピアニストだったクリスチャン・ジェイコブに惚れ込み、彼と仕事がしたいがために90年代にわざわざロサンゼルスに移り住んできたという経緯があるようです。現在彼女は 活動の拠点をロサンゼルスに置き、またUniversity of Southern California で教鞭をとる教育者としても活躍しています。

余談ながら、フランス生まれのクリスチャン・ジェイコブは、もともとバークリー音楽大学で教鞭をとっていましたが、メイナード・ファーガソンの娘と結婚したため、それを契機に西海岸に移住したらしいです。先日取り上げた南博氏の著書の中に記されていました。

彼女の歌声は極めて繊細でクールです。音程はデジタル機材のように正確です。そしてまるで器楽を操るかのような技巧的フレーズで聴き手を虜にします。

また、楽曲のアレンジの斬新さもまた彼女の魅力の一つです。これはクリスチャン・ジェイコブの力に依るところが大きいと思われます。手垢まみれのスタンダードに意表を突くアレンジを施したり、今までヴォーカルを乗せられなかったインストの楽曲をヴォーカル物に仕立てたりと、ややもするとジャズの中でも見下されていたヴォーカルというものを器楽的レベルまで昇華させることのできる才能が窺がうことができます。

ただ、エンターテインメントという観点からするとちょっと微妙だし、疲れたときに聴きたくなるような癒し系のボーカルでもありません。容姿も(たぶん彼女自身は自信があるのでしょうが)これまた微妙だし、そのあたりが日本のオヤジ・ヴォーカル・ファンにはいま一つ人気が出ない要因なのでしょうね
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