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E.S.T. / Leucocyte

   ↑  2008/12/12 (金)  カテゴリー: piano
EST Leucocyte

エスビョルン・スヴェンソンの悲劇的な死から3か月を経て、生前にオーストラリアで吹き込んでいた音源が発売された。結果的には遺作となってしまった本作は、当初発売は10月に予定されていたが、エスビョルンの死を受けて、急遽、前倒しで8月末に発売されたのだ。すでに巷の大型量販店などでは美辞麗句を並べて賞賛している。なかには「遺作にして最高傑作」と紹介している店もある。果たして、その言葉通りの内容だろうか。

音楽ビジネス界に色目を使わず、ジャズの価値体系から距離を置いたところで、独自の自己探求をひたすら推し進めてきた彼らの意志は、確かに本作の中にも汲み取ることができる。が、しかし、E.S.T. のファンの方々からの反論は承知で言わせてもらうと、どうも心に迫るものが感じられないのだ。作曲・編曲のクオリティーも、今までの彼らの水準からすると落ちていると言わざるを得ない。決して手を抜いた作品ではないのだが、何か新しい方向性を模索しているかのような、いわば習作デッサン集的作品なのだ。あるいは、過渡期的作品と言い換えてもよいかもしれない。次に待ち受けているであろう未知なる音楽の予感は感じられるが、まだ具現化できない曖昧な輪郭がこの作品には詰め込まれている。

収録されている曲は全部で7曲。そのうち、M-2≪ Premonition ≫ は2部構成で、M-7 ≪ Leucocyte≫ は4部構成となっている。展開のないコード上で繰り返される単調な旋律。その旋律を解体、再構築しながら新しい音楽を模索しているような楽曲が並ぶ。攻撃的な面と内省的な面が交互に表出しながら物語は進行する。そう、強烈なヴィジュアル・イメージを次々と想起させる力を持った楽曲ではあるのだ。また、冷徹でアヴァンギャルドな作風は、今まで以上に顕著だ。深海まで届きそうな深いエコーがかかったエスビョルン・スヴェンソンのピアノ。ありったけのエフェクター・フッド・ペダルを踏み込んだようなノイジーでスペイシーなベース音を発するダン・ベルグルンド。

徹頭徹尾、E.S.T. の世界に染め上げられた作品なのだが、やっぱり、本作は問題作であっても、決して傑作ではない。悲しいことに

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