雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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The Kevin Hays Trio / You've Got A Friend

   ↑  2009/06/06 (土)  カテゴリー: piano

kevin hays you got a friend



ケビン・ヘイズ ( Kevin Hays, Connecticut, 1968~ ) の通算12枚目となる最新作。本作も前作同様、イタリアはパレルモに本部を置く新興レーベル JazzEeyes からのリリースとなる。前作に引き続き、ダグ・ワイス ( b ) とデビュー以来の盟友ビル・スチュアート ( ds ) というレギュラー・トリオによる一遍だ。

≪ 既にご予約殺到、発売前か大きな話題を呼んでいるケビン・ヘイズ・トリオの待望の新作 ≫ という凄い惹句を某輸入盤店で見かけ、思わずJAROに電話したくなったが、でももし本当ならケビン・ファンの僕としてはちょっとうれしい。

ケビンは90年代前半のSteepleChase から Blue Note までは聴いていが、その後はなんとなく聴かなくなり、その存在すら忘れかけていた。がしかし、今世紀に入りクリス・ポッター・カルテットの、『 Gratitude 』 ( 2001 Verve ) 、『 Traveling Mercies 』 ( 2002 Verve ) 、『 Lift Live at The Village Vanguard 』 ( 2003 Emercy ) の3作品に名を連ねたあたりから再び注目するようになった。特に最後の 『 Lift Live at The Village Vanguard 』での名演は今でも色褪せることない圧倒的な輝きを放っている。

また、同時期にジョシュア・レッドマンのデビュー作にして唯一の王道路線作品 『 Joshua Redman 』 にも参加していて、地味ながら完璧なサポート役を演じ、名実ともに今世紀のジャズ・シーンを先導するスターとなった。

全7曲。収録時間は50分足らずと短め。オリジナル曲は一曲もない。ケビンはよくフェンダー・ローズにモデュレーターをくつけて摩訶不思議な音場を展開するのが得意だが、今回はすべてアコースティックで通している。

いきなりキャロル・キングの≪ You've Got A Friend ≫、ポール・サイモンの≪Bridge Over Troubled Water ≫、そしてポール・マッカートニーの≪ Fool On The Hill ≫と、ポップスのカヴァ3連発で緩めに始まる。良質なポップスをジャズ・ミュージシャンがカヴァする機会が最近増えたが、個人的にはあまり好きではない。と云いながら知らず知らずのうちに “ ユガラフレ~ン” なんて一緒に歌っている自分がいたりするのが恥ずかしい。まったくの余談だが 、≪ You've Got A Friend ≫ならキャロル・キングのオリジナルよりも、つのだ☆ひろのカヴァに痺れる( ↓ )。




後半になるとセロニアス・モンクの≪ Think of One ≫からガス・アルムハイムのバラード≪ Sweet and Lovely ≫、マイルスの『 Sorcerer 』 に何故か収録されていたことで顰蹙をかっているボブ・ドローの名曲 ≪Nothing Like You ≫ 、そして最後はチャーリー・パーカーの≪ Cheryl ≫ で締めくくる。聴き進むうちにつれて徐々に熱を帯びてきて、音空間の広がりも増し、気がつけばしっかり聴き惚れているという絶妙の構成。

そして静かな水面を微かに震わすようなビル・スチュアートの繊細なシンバル・ワーク、重厚でありなが静謐感漂うダグ・ワイスのランニング、そして都会的で洗練されたキース・ジャレットを彷彿とさせる ( keithy ! ) ケビンの美旋律たちを、ヴィヴィッドに記録したのが、デヴィッド・ベイカーの弟子、内藤克彦氏だ。彼はケビンの前作やJazzEyes のアル・フォスターのライブ盤でも活躍していた。、現代的な音の響きを重視しながらも、音が痩せずに芯が太く温かみを温存した録音、つまりはちょうど、ヴァン・ゲルダーとジム・アンダーソンのイイとこ取りのような録音をされる優秀なエンジニアだ。


兎に角、演奏も格段に巧いのだが、それ以上に彼らの知的でクールなセンスの良さに圧倒され、陶酔させられること必至だ。しかしワタクシ的には、ケビンにはもっと繊細かつ野性的で、クリス・ポッターの脇についたときのようなアンダーグラウンド臭ぷんぷんの深くエグッた作品に仕上げてもらいたかった。

と云う訳で、今日は 南青山の Body & Soul でケビン・ヘイズ・トイオ (もちろんメンバーはCDと同じ)のライブがあるので、これからぼちぼち出かけてこようと思う。

The Kevin Hays Trio / You've Got A Friend     星1つ星1つ星1つ星1つ
2009  Jazzeyes  006

Kevin Hays  ( p )
Doug Weiss  ( b )
Bill Stewart  ( ds )

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Comment


You've Got A Friend

わたくしは、絶対、ビルスチュみたいな。。

と、いろいろ、めげてるわたくしには、、とても丁度いいアルバムでした。
トラバしちゃいました。

すずっく |  2009/06/12 (金) 18:34 [ 編集 ] No.437


Re: The Kevin Hays Trio / You've Got A Friend

あたりまえだけどCDの演奏とライブの演奏って全然違うんですよね。CDはやっぱりセールスを意識したポップな仕上げになっているしね。

ケビンはメタボだったけど、ビルスチュはかっこよかった~。

それからちょっと彼らが立ち話をしているのを聞いちゃったけど、彼らってやっぱりビジネスクラスで移動してるみたいだね。以前からミュージシャンってエコノミーなのかな?ファーストなのかな?って思ってたけど。

ということでTBさせていただきます。

criss to suzuck |  2009/06/12 (金) 20:09 No.439


Re: The Kevin Hays Trio / You've Got A Friend

こちらからもTBさせていただきます。

ケヴィンとビルスチュの組み合わせは、私はケヴィンがジャズシティに吹き込んだ「El Matador(91年)」が初体験だったのですが、それとか最近の共演盤としてはなんといってもクリス・ポッターの「Lift Live at The Village Vanguard」が最高だっただけに、ケヴィンのここ2作品「For Heaven's Sake」「The Dreamer」にはいささか失望していたところです。(同時期にレコーディングされているビルスチュ作品の2枚の方は好きなんですけどね)
でも本作は1~2曲目以外はけっこう良かったですね。
生でもご覧になったcrissさんが羨ましいです。

nary |  2009/06/12 (金) 23:40 No.440


う~~ん。。

何故か、最近、トラバ入らないのね。。
良かったら、再度、チャレンジしてみて下さい。

と、ナリーさんは。For Heaven's Sake駄目でしたっけ。
なるほおどぉ。。って、クリスさんのブログですみません。

すずっく |  2009/06/13 (土) 08:16 [ 編集 ] No.441


Re: The Kevin Hays Trio / You've Got A Friend

クリス・ポッターの「Lift Live at The Village Vanguard」がとてもよかっただけに、あれを期待しちゃいますよね。ライブ盤でも出してくれるといいな~とライブを観ながら思いましたが、やはりCD制作はセールス的なことも考慮して選曲するため、どうしてもあのようなポップス・カヴァが混じってきますよね。個人的には前作の「For Heaven's Sake」の方が選曲も含めて好きですが。

criss to nary |  2009/06/14 (日) 11:02 No.443


Re: The Kevin Hays Trio / You've Got A Friend

あれ、だめですか。
中年音楽狂さんのとこもだめだし、なんだかFC2って、相性悪いですね。

もう一度今やってみました。
今度はどうでしょうか。

はい、わたくしはまだメタボではありません。
決してやせてはいませんが、
身長171cm 体重67kg を維持していますので。

criss to suzuck |  2009/06/14 (日) 11:06 No.444

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