雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

E.J. Strickland Quintet / In This Day

   ↑  2009/06/20 (土)  カテゴリー: drums
E.J. Strickland



Ravi Coltrane Quartet や双子の弟であるテナー・サックス奏者のマーカス・ストリックランド ( Marcus Strickland , Miami , 1979 ~ ) のバンドで活躍中のドラマー、 E.J. ストリックランド ( E.J. Strickland ) のデビュー作。リリース元はマーカス・ストリックランドが設立した自主レーベル Strick Muzik から。

メンバーは、ピアノが Ravi Coltrane Quartet で共演している中堅ピアニスト、ルイ・ペルドモ ( Luis Perdomo , Venezuela , 1971~ ) 、ベースがミゲル・ゼノンやデヴィッド・サンチェスとの共演で知られるハンス グラウィシニグ ( Hans Glawischnig , Austria , 1970~ ) 、フロント・ラインを構成するのは弟のマーカスとアルトのジャリール・ショウ ( Jaleel Shaw , Philadelphia , 1987 ~ ) の二人。ジャリール・ショウ  はMingas Big Band やRoy Hayns Quartet で活躍中の精鋭で、6月の初めにも後者のメンバーとして Blue Note Tokyo のステージでパフォーマンスを披露している。

ゲスト・ミュージシャンも豊富で、テナーのヨスバニー・テリーやギターのデヴィッド・ギルモア、コンガのペドロ・マルチネスの他、女性ヴォーカルやハープ、フルートなども曲により加わっている。なお、プロデューサーはラヴィ・コルトレーンが担当している。

全14曲すべてがE.J. のオリジナル曲。一曲目が始まった瞬間から圧倒的な演奏力に身も心も揺さぶられる。有機的で複雑なポリリズム。彼らは一体どのようなタイム感をもって演奏しているのだろか。譜面を覗いてみたい欲求が湧いてくる。

こいつは僕らより一本腕が多いんじゃないかと疑いたくなるような複雑なビートを刻みだすE.J. 。コンガのペドロ・マルチネスが加わった楽曲ではビートはより複雑化し解読不可能となる。コンガが導入されていると云ってもエスノ色はほとんど見られない。

エルビン・ジョーンズのマナーを自家薬籠中にして、さらに幾何学的処理を施したようなE.J. のドラミングにNY 新世代の息吹を感じずにはいられない。そこにはアヴァンギャルドな聴き手を煙に巻くギミックはみられない。あくまでジャズの正道に沿った礼儀正しい発展形の一つではないか。このあたりの感覚はエリック・ハーランドや最近メキメキと頭角を現してきているケンドリック・スコットらにも感じるものだ。

アンサンブル・パッセージにおけるマーカスとジャリールの美しいハーモニー・センスといい、飛翔するスリリングなソロといい、実にすばらしい。特に1,2,9曲目などの高速疾走する曲群には完全にやられた。またM-9 でのデヴィッド・ギルモアの浮遊系ギターも心地よい。ポエトリー・リーディングが絡むM-3, 7 は好みが分かれるところだが、厭味はない。
 
こういうのを聴くと、≪ジャズは伝統芸能ではない。モダン・アートなんだ。≫と、あらためて実感させられる。今もニューヨークのクラブのどこかで演奏されているんじゃないかと思わせるリアリティーがそこにはある。


E.J. Strickland Quintet / In This Day    星1つ星1つ星1つ星1つ
2008  Strick Muzik  SMK 003

E.J. Strickland ( dr )
Jabeel Shaw ( as )
Marcus Strickland ( ss&ts )
Luis Perdomo ( p )
Hans Glawischnig ( b )
Cheray O'Neal ( spoken word ) (track 3,7)
Charenee Wade ( vo ) (track 3)
Tia Fuller ( flute ) (track 12)
David Gilmore  ( g ) (track 9,13)
Brandee Younger  ( harp ) (track 13)
Pedro Martinez  ( congas ) (track 2,5,6,12) & ( djembe )(track 2)
Yosvanny Terry  ( ts , chekere , bell ) (track 6)
関連記事

FC2スレッドテーマ : JAZZ (ジャンル : 音楽

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-422.html

2009/06/20 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメントを投稿する 記事: E.J. Strickland Quintet / In This Day

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。