雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

   ↑  2009/06/25 (木)  カテゴリー: etc
Joe Locke Mutual admiration 2



村上春樹 『 THE SCRAP 』 ( 1987 文藝春秋 ) の中に 「無知というのは現代における最大のゼイタクなのである 」 と云う一文がある。

知らないことはは恥ずべきことではない。それどころか未知の世界に触れ感動し興奮することこそ、この世における最大の贅沢なんだよ、という意味だろう。先日、ヴィブラフォン奏者、ジョー・ロック ( Joe Locke , San Francisco , 1959~ ) を初めて聴いた時、ふとそんな言葉を思い出した。

数か月前になるが、ドイツ在住のLaie さんからドイツのテレビで放映されているジャズ番組をたくさんDVDに焼いて送ってもらった。デイヴ・ダグラスとジョー・ロヴァーノがソリストを務めた NDR Big Band のライブをはじめ、数多くの貴重な映像が収められていた。

その中にジョー・ロックのライブ演奏が含まれていたのだが、それが滅法カッコよく、のけぞりながら毎晩夢中で観ていた。彼の演奏をキチンと聴いたのはその時が初めてだった。ギターのジョナサン・クライスバーグとの透明感溢れるハーモニーが美しかったし、途中からゲスト出演するロザリオ・ジュリアーニにも眼が釘付けになった。その映像は、ドイツ北部のキール近郊の町ザルツァウ ( Salzau ) にあるライブ・ハウス Jazz Baltica でのパフォーマンスを、ドライ・ザット ( 3sat ) が放映したものだ。ドライ・ザットは芸術・文化に関する番組を24時間放送しているドイツの衛星放送局として有名だ。

その映像を観て以来、ジョー・ロックは僕の中ではちょっとしたブームになっていて、中古店に行っても真っ先にヴィブラフォンの棚をチェクするようになった。

そんなわけで、僕の手許にはジョー・ロックのCDが6枚捕獲されている。上記のJazz Baltica 出演メンバーで制作された 『 Sticks and Strings 』 ( Jazz Eyes 003 ) も良いのだけれど、何と云ってもジェフ・ザーキーと組んで2005年にシアトルで開かれた Ballard jazz Festival に出演した時の演奏を収めた作品 『 Live in Seattle 』 ( origin ) が圧巻だ。 non-4 beat でフュージョン寄りの作風なのだが、これが滅茶苦茶かっこよく、マイク・マイニエリを完全に凌駕した圧倒的なテクニックに眼が眩んだ。

そんなマイブーム真っ只中のジョー・ロックの新譜が Sharp Nine からリリースされたのだからこれはもう手に入れるしかない。昨日仕事帰りに秋葉原の石丸に寄って買ってきた。

本作はタイトルが示す通り、ピアノにデヴィッド・ヘイゼルタインを擁したカルテット編成だが、実はこのメンバーで10年前に 『 Mutual Admiration Society 』 ( 未聴 ) という作品をリリースしている。本作はその続編にあたるわけだ。

全8曲で収録時間54分とやや短め。ロックとヘイゼルタインのオリジナルがそれぞれ3曲。そのほかにはジミー・ロウルズの名曲 ≪ The Peacocks ≫ やスティービー・ワンダーの≪ If It's Magic ≫ なども斬新なアレンジが施されカヴァされている。

メンバーがメンバーだけに4 beat 主体の礼儀正しい気品ある作品に仕上がっている。前述したコンテンポラリー系の『 Sticks and Strings 』やハードコア・フュージョン系の『 Live in Seattle 』 あたりに比べると、どうしても地味な印象を拭いきれないが、でもまあ、何度も聴き込んでいくとやはり安定感もあり、細部まで丁寧に作り込まれた高密度の演奏である。同じ Sharp Nine にマイク・ルドンらと吹き込んだ『 Revelation 』という作品があるが、本作はむしろそれに近いテイストを持っている。

程よくポップで、風通しも良く、聴き心地は最高だ。これからの暑い季節にピッタリの作品ではないだろうか。

Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2  
星1つ星1つ星1つ星半分
2009  Sharp Nine CD 1043-2

Joe Locke  ( vib )
David Hazeltine  ( p )
Essiest Essiet  ( b )
Billy Drummond  ( ds )



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Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

こちらからもTBさせていただきました。

ジョー・ロックを聴くのなら断然輸入盤がいいですね。
国内企画ものは総じて大人しいというか、上品なイメージです。
「Live in Seattle」がお好きでしたら、それよりもさらにアグレッシブな「4 Walls of Freedom」や「同/Dear Life」がおススメなのですが、現在はすでに廃盤になっているようで、HMV等で検索しても引っかからなかったです。

nary |  2009/06/26 (金) 22:16 No.477


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

crissさん、こんにちは。

Balticaですが、来週からスタートします。一応、どんなものなのかと思い、プログラムだけ頼んで送ってもらい手元にあるのですが、ここからだと遠いので残念ですが、見送りです。

添付されているサイトから今年のプログラムが取り出せるかと思いますが、もしも、御覧になりたいアーチストがあれば、また、録画しますので、お知らせ下さい。ジョーロックも違うメンバーで演奏するみたいですね。今年のは、恐らく、今年の秋以降、冬にかけての放映されるかと思います。

それから、左側の項目のtv termineをクリックすると、以前のBalticaの番組が近日放送されるみたいです。7月(Juli)だけの分になってしまいますが、こちらもご希望の演奏があれば、録画出来ますのでお知らせ下さい。6月(Juni)の方は、経った今知ったので、見落としてしまいました。。







JazzBaltica im Fernsehen:

Laie |  2009/06/27 (土) 22:11 No.480


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

>「Live in Seattle」がお好きでしたら、それよりもさらにアグレッシブな「4 Walls of Freedom」や「同/Dear Life」がおススメなのですが、現在はすでに廃盤になっているようで、HMV等で検索しても引っかからなかったです。

そうなんですよね。でもまあ、中古盤店めぐりの楽しみが増えましたので、気長に探してみます。最近は中古店に行っても、あまりわくわくすることがなくなっているので、格好のターゲットができてうれしいです。

criss to nary |  2009/06/28 (日) 20:54 No.481


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

Laie さん、今晩わ。
返事が遅くなってすみませんでした。

実は昨日、子供をダッコしようとしていきなりぎっくり腰になってしまい。今日は一日寝ていました。
夕方から少し動けるようになりこうして座ってパソコンの前にいられるようになりました。でも辛いです。痛いです。明日が仕事で休めませんから、座薬の鎮痛剤やコルセットをしてなんとかしようと思ってます。

さて、 Baltica のテレビ放映の予定をみました。
6月分には「Stefano di Battista, Vince Mendoza & Schleswig-Holstein Chamber Orchestra
」や「SF Jazz Collective 」など、すごく見たいのがありましたが、7月はわざわざLaieさんに撮ってもらってまで見たいのはありません。

僕も今まで、この Baltica のサイトをチェックしていなかったのですが、この番組表を見てもしこれは見たい!というのがあったらお願いするかもしれません。いつもお手数おかけして申し訳ございませんが、その時はよろしくお願いいたします。

今年のプログラムはこれから見てみます。それに関してはまたメールさせていただきます。

それから、このジョー・ロックを録画してもらったDVDの中に、やはり Baltica でのスティーブ・キューンとジョー・ロヴァーノのライブが入っていましたが、これがまたすごくよかったです。
どうもありがおとうございました。

東京は今日も雨でした。でも今日、沖縄は梅雨明けしたみたいです。東京ももうすぐ夏です。
では、また。

criss to Laie |  2009/06/28 (日) 21:36 No.484


無知はぜいたくですか、、。

そういう解釈もできますね。
わたくしなど、、ぜいたくの極み、、って感じ。。(ため息)

いつもながら、、クリスさんは、気に入ったときの追っかけ具合が深いですよね。。
わたくしは、ジョーロックは何故か知ってて、おきにいりだったのですが、、最近、ちょっと忘れてました。
クリスさんが舌打ちしたアルバムも持ってますが、中古で280円くらいだったので、、
基本的には、ナリーさんのお薦めで間違いないのが、ジョーロックの正しい路線です。

でも、、これからの季節、、もし、謝った路線で聴いてみたい、、って、思うのでしたら。。(笑)
Saturn's Child/ Frank Kimbrough & Joe Locke
http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:3zfwxqlkldke
蒸し暑い、、日本の夏、、これがあれば、、気温が一気に5℃は下がります。

ギックリ腰、、お大事にね。
お医者さまに言うのは、、なんですけど、、
とにかく、ユックリ、、動くこと。
下にあるものは、必ず、、膝を曲げてかがんでつかむこと。。
もちろん、子ども抱くときも。。
調子がよくなっても、肝に銘じてこれを守ってくださいね。

すずっく |  2009/07/01 (水) 17:42 [ 編集 ] No.490


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

suzuckさん、こんばんわ。

1日にコメント入れてくださっていたのですね。
ちょうど1日にぎっくり腰が悪化し、歩行不能、寝返り不能、自己排尿不能となり、仕事を休み、一日中唸っておりました。先週は妻に職場まで送り迎えしてもら、必要最小限の仕事だけをやって、あとはひたすら安静臥床で寝ていました。妻からネット禁止令が発動され、パソコンには一切触れられませんでしたので、一週間ほど、ブログはほったらかし状態でした。ごめんなさい。

昨日からやっと立ち仕事もできるようになり、今日は何とか自力で通勤できるようになりました。

でも、こうしてパソコンの前に座っているとまだ痛いです。これも職業病なのでしかたありませんね。

オペ室の着替えルームで着替えていると、外科系の医師の3人に1人はコルセットをしながらオペをしてますからね。

>とにかく、ユックリ、、動くこと。
下にあるものは、必ず、、膝を曲げてかがんでつかむこと。。
おっしゃる通りです。わかっているんだけど、こういう腰痛って、1~2年に一回くらいの頻度なので、つい油断しちゃうんですよね。

でも、まあ、やっとよくなったきたので一安心です。ぼちのちブログも再開します。

では、また。

criss to suzuck |  2009/07/07 (火) 23:01 No.495


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

crissさん、こんにちは。

ジョーロックの映像撮りました。サラっと見て(聞いて)みました。ロック氏の着ているTシャツがユニークでとても気に入ってしまいました。それから、前回お送りした映像と比べて、何処となく体を鍛えているように見受けられました。両腕が太くなって引き締まった印象を持ちました。あっ、音楽には全く関係ないですね。。(笑)

DVD一枚にポッター氏とロック氏が入っています。今回は一枚だけですが、来週早々郵送致します。

来月見に行く予定の演奏会です。主人がスティーブさんを気に入っているようです。知らなかったのですが、カルラさんとスティーブンさん御結婚されていたようです。何処となくお似合いだとは思っていたの嬉しく思いました。

Chris Cheek, Tenorsaxophon
Steve Cardenas, Gitarre
Carla Bley, Klavier, Hammond B3 Orgel
Steve Swallow, Bass, Musikalische Leitung



Laie |  2009/08/29 (土) 17:47 No.600


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

v-343>ロック氏の着ているTシャツがユニークでとても気に入ってしまいました。それから、前回お送りした映像と比べて、何処となく体を鍛えているように見受けられました。

以前より引き締まったかどうかは見てみないとわかりませんが、でも、この人、かなりいい体してますよね。顔も鋭く知的だし。映像映えするミュージシャンですね。

>DVD一枚にポッター氏とロック氏が入っています。今回は一枚だけですが、来週早々郵送致します。

ほんと、ありがとうございます。僕の方も御礼させていただきますね。

>カルラさんとスティーブンさん御結婚されていたようです。何処となくお似合いだとは思っていたの嬉しく思いました。

正式に籍を入れたんですか? 
カーラ・ブレイは確か57年にピアニストのポール・ブレイと結婚しましたが離婚し、その後、マイク・マントラーというトランペット奏者と結婚したのですが、それも長続きせず別居。離婚はしないまま、そのうちカーラはスティーブ・スワローと一緒に暮らすようになり、現在に至る。だと思っていましたが。

Laieさんの話が本当なら、マイク・マントラーと正式に離婚できたのでしょうね。

まあ、実はカーラやスティーブ、さらにはベーシストのゲイリー・ピーッコク、それからピアニストのポール・ブレイなどの間の人間関係って複雑怪奇で、ドロドロしてます。

詳しくは知りませんが、三角関係どころか、四角関係の危ない世界です。

まあ、音楽とは全然関係ないことですが。



criss to Laie |  2009/08/29 (土) 23:00 No.603


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

crissさん、こんにちは。

今朝、朝一で郵送しました。早ければ今週末に、遅くても来週早々に届くと思いますので、今少しお待ち下さいね♪

それから、リクエストされたものではないですが、先日のジャズマスターで、女性ボーカル4人(北欧出身)の映像も同封しました。最初の二人は、ニルスのセンチメンタルジャーニーのアルバムでゲスト参加している女性ボーカリストです。ニルスのアルバムでは共に1曲ずつしか歌っていなかったと思います。聞き手が男性なら、女性ボーカルも良いかなと思い勝手に同封してみました。お掃除しながら流し聞きでOKだと思いますので、お時間のある時にでもどうぞ。。。。

カルラさんとスティーブさんですが、今年のBalticaのプログラム中に、スティーブさんがNDRビックバンドとの演奏プログラムがあったのですが、彼の紹介文の最後に、奥方はカルラさん、と掲載されていたのを主人が見たので、事実だと思います。(自分は、他の用事をしていた時で実際に見なかったのですが。。)プログラムをもう捨ててしまったので、確認できないのですが、間違いないと思います。







Laie |  2009/08/31 (月) 18:22 No.617


Re: Joe Locke David Hazeltine Quartet / Mutual Admiration Society 2

>最初の二人は、ニルスのセンチメンタルジャーニーのアルバムでゲスト参加している女性ボーカリストです。

もしかして、というかそれは間違いなく、
リグモア・グスタフソンとヴィクトリア・トルストイじゃないですか?

二人とも大好きです。それは感激です!
グスタフソンのアルバムは以前に拙ブログでも紹介してます。
http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-203.html

トルストイは「ジャズ批評」という雑誌にちょっとだけ記事を書いたこともあります。
トルストイは名前からお察しのように、文豪トルストイの末裔です。


>彼の紹介文の最後に、奥方はカルラさん、と掲載されていたのを主人が見たので、事実だと思います。

日本では結婚したことは知られていないのではないでしょうか。これは貴重な情報です。ありがとうございました。

楽しみにしてます。
どうもありがとうございました。

criss to suzuck |  2009/08/31 (月) 23:14 No.621

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