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平岡正明氏 死去

   ↑  2009/07/12 (日)  カテゴリー: diary
平岡正明2

評論家の平岡正明氏が7月9日に脳梗塞で亡くなられた。

asahi.com より

革命や犯罪を論じる一方、ジャズや映画、歌謡曲、落語などを批評した評論家の平岡正明(ひらおか・まさあき)さんが、9日午前2時50分、脳梗塞(こうそく)のため、横浜市内の病院で死去した。68歳だった。通夜は12日午後6時、葬儀は13日午前11時から横浜市西区元久保町3の13の一休庵久保山式場で。喪主は妻秀子(ひでこ)さん。

 64年に評論家デビュー。70年ごろからは太田竜や竹中労らと世界革命浪人(ゲバリスタ)を名乗り、新左翼系文化人として注目を集めた。
 70年代後半以降は文学や音楽、芸能などに領域を広げ、79年、著書「山口百恵は菩(ぼ)薩(さつ)である」が話題になった。90年に「大歌謡論」で大衆文学研究賞、93年に「浪曲的」で斎藤緑雨賞を受賞。近年は落語論も手がけた。横浜・野毛を活動の拠点に、大道芸や寄席の企画にもかかわった。



ジャズ喫茶巡りの旅エッセイを書いていたのが 『男の隠れ家』 の2008年11月号 ≪ ジャズを巡る旅 Vol.3 ≫ だから、つい最近まで元気に執筆活動されていたわけだ。まったく、人生なんてあっけないものだ。

68才で脳梗塞で死亡。男も80才近くまで長生きすることが珍しくなくなった現代においては、ちょっと亡くなるのが早かったかな。彼は酒は一切飲めなかったと、どこかで読んだことがある。でも、タバコは吸っていたようだ。2007年の著書『 毒血と薔薇 』 の中でこんなタバコに関する一文がある。

たばこは吸い残しがうまい。ことにダッシュボードの灰皿にはいっているのがうまい。運転しながらゆっくりもみ消す余裕はないから、いいかげんにひねって投げ入れ灰皿の蓋をするだけで、自然消火できるように運転席の灰皿は密閉度が高い。するとエンジン熱と密閉された小さな容器に充満する自分の煙で燻されて、からからに乾いた紙巻きたばこの燻製ができる。これがうまいのである。ニコチンが辛くなっていて、肺一杯に吸い込むと指先が痺れるほどだ。



タバコを吸わない僕には読んでいるだけで吐気がしてくる記述だ。彼はタバコばかりか葉巻やパイプに関する記述もあり、それらから察するにかなりのヘヴィー・スモーカーだったのだろう。だからとっくの昔に血管はボロボロだったろうね。タバコを吸い続けるといろいろなところがボロボロになる。肺がボロボロ。歯がボロボロ。粘膜がボロボロ。そして血管がボロボロ。

彼は生前、タバコを吸わない人を強烈に批判し、「タバコを吸わなぬ者の思想は信用しない。あるいは、吸わぬ者には思想がない」と言い放っていた。そんな彼が、愛するタバコ関連病で天敵、寺島靖国氏よりも早死した。よって平岡 VS 寺島 の仁義なき戦いは寺島氏の不戦勝で終焉した。

あまりの偶然にいささか驚いているが、平岡調に云うならば “ 天の振るサイコロは不思議なもので ” となるだろうか、先日発売されたジャズ批評誌 150号記念特別号で、平岡氏のジャズ批評家としての1967年デビュー作 『 ジャズ宣言 』 が掲載されている。完全に僕の読解力を超えた難文で平伏してしまうのだが、あのあらゆる分野における博学ぶりは凄いね。脳内に収納しておけずに止めどなく溢れ出てくる知識を瞬間瞬間に書き留めていくような文体はまさにジャズの即興演奏そのものだ。

僕は平岡氏の熱心なファンではなかったので、『 チャーリー・パーカーの芸術』 や、寺島氏との喧嘩の発端となった『 昭和ジャズ喫茶伝説 』 や、前述した『 毒血と薔薇 』 くらいしか読んだことはないが、最近個人的に興味を抱き始めている落語に関する書物も多く出版されているようなので、これから時間をかけてゆっくり読んでいきたいと思う。

いずれにしても、深く、深く、合唱、黙祷。

平岡正明サイン 
『 毒血と薔薇 』 出版時にいただいた自筆サインです。

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Re: 平岡正明氏 死去

こんばんは。
17のころからのスモーカーで、1日2箱を吸っていましたが、ある時、お酒が美味しくなくなり、煙草をやめたkenyamaです。もう5年くらいになります。
お酒と煙草では、お酒を選択したわけです。

でも、煙草を目の敵にするような風潮には???と思っています。

身体に悪いと言われればそれまでですが、地下鉄のホームが禁煙になって、新幹線の禁煙車が自由席の1号車だけに導入されたころを憶えている身としては、つぎにお酒、甘いもの(これは個人的にはいいけれど)、牛肉、中トロ、カラオケの絶叫、炎天下のランニング、大音響のジャズなどなど、どんどんエスカレートし、最終的には「Matrix」の溶液に浸かった人間(?)になっていましそうで怖いです。
そこそこ、ぼちぼちを目指したいものです。
妙なコメントですみません。
kenyama

kenyama |  2009/07/12 (日) 23:09 No.506


Re: 平岡正明氏 死去

僕も昔は少しばかりですが吸っていたので、喫煙家の気持ちはよくわかっています。だから別に毛嫌いしているわけではないのですが、どうしたものか、あの煙を少しでも吸い込むと頭痛がひどくなり、何も手に付かなくなってしまうんですよね。それが苦痛で自然と煙草を敬遠するようになってしまいました。

煙草を吸うのはもちろん個人の嗜好ですからかまわないと思ううし、その結果、肺癌や喉頭癌になって亡くなっても、それは個人の責任で仕方ないと思うけど、でも、僕なんか、仕事がらICUとか救急で肺気腫の方を診る機会があるので思うのですが、あれはツライですよ。肺気腫は若いと40代でなっちゃう人がいますが、生きた心地がしないまま、ず~と生き続けな行ければならない。まあ、冬場、肺炎をこじらせ、肺気腫の急性憎悪であっというまに逝ってしまうなら楽だけど、でもそう簡単には死ねないですしね。

僕が考える長生きの秘訣はですね、
まず、煙草を吸わない、
酒を飲まない、
太らない、
その上で、血圧を低く維持する。
そして、年に一度の胃の内視鏡検査をし、
3年に一度の大腸の内視鏡検査をすること。

これらを実行したうえで病気になったら
そのときは諦める覚悟を常にしておくこと。

だと、思っています。

酒は僕も週に一回、一合と決めて飲んでいますが、
本当は一滴も飲まないほうがいいんですよね。
昔は酒は一日一合ぐらいなら体にイイといわれて
いましたが、いまはそんなことないみたいです。

でも飲んじゃいますよね。やっぱり。

まあ、健康のためになんでもかんでも制限していたら、生きる楽しみがなくなっちゃいますものね。

でも、僕も場合、まだ子供が小さいのであと20年は
元気でいなけりゃいけないと思うと、やっぱり、
太らない、飲まない、吸わないを守らなきゃいけないのかなって、思ったりもしてます。

ということで、僕もほうこそ、変なコメントになってしまってすみませんでした。

では、また。

criss to kenyama |  2009/07/13 (月) 08:29 No.508

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