雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

   ↑  2009/08/10 (月)  カテゴリー: trumpet
eric le lann al foster



フランス人トランペッター、エリック・ルラン ( Eric Le Lann ) の通算13作目となる最新作は、単身ニューヨークに赴き、現地の豪腕ミュージシャン3人を糾合し、ワン・ホーンで勝負にのぞんだ力作である。

彼は制作数のわりにワン・ホーン作品が少なく、本フォーマットでの作品としては1985年の 『I Mist You 』 以来24年ぶりである。メンバーはデヴィッド・キコスキー、アル・フォスター、ダグ・ワイスの3人で、この3人はアル・フォスターの 『 Brandyn 』 ( 1997 , LAIKA ) で共演している間柄である。


ルランは1957年にフランス北西部のコート=ダルモール県に生まれ、20歳のときに故郷を離れてパリに移住し、プロ・ミュージシャンとしての活動を開始している。ルネ・ユルトルジュやヘンリ・テキシエのコンボで活躍する一方、フランス・ジャズ界の重鎮マーシャル・ソラールに認められ、彼のビッグバンドに参加、ソリストとして人気を集めた。1979年にはデファンス・ジャズ・コンクールで優勝も果たしている。1983年に初のリーダー作となる 『 Night Bird 』を発表。同年にはアカデミー・オブ・ジャズからジャンゴ・ラインハルト賞を授与されている。1987年から1988年にはアントワン・エルヴェが常任ディレクターを務めていた時期のOrchestre National de Jazz ( ONJ , オルケストル・ナシオナル・ドゥ・ジャズ ) にゲスト・ソリストとして参加した。

本アルバムは2曲の大スタンダード ≪ Yesterdays ≫ と≪ You Don't Know What Love Is ≫ を含む全8曲を収録。

ルランのオリジナルはフックの効いたメロディもほとんど現れないオーソドックスな4ビートが主体で、やや地味な印象を受ける。彼はエレクトリック・バンドでの演奏とはまるで別人のようなウォームで滋味豊かな喇叭の鳴らし方をしているのが面白い。もちろん Systems Two Studios のオーナーでありエンジニアでもあるジョーマルチアーノ ( Joe Marciano ) の素晴らしい音響処理に依る所が大きいと思われるが。

ルランは技術的には目立った特徴を持たないし、むしろ滑舌の悪さが耳につき、魅力的とは言い難いが、その分、鉄壁のリズム・セクションがいい仕事をしている。

特にキコスキーが素晴らしい。モード的イディオムを縦横無尽に使いながら鋭く硬質的なラインを構築していく様は圧巻だ。 6曲目≪ Today I Fell In Love ≫  で彼はローズを弾いているが、これがなかなかカッコイイ。

一方、アル・フォスターは伴奏に徹しており、個人的にはもう少しダイナミックかつアグレッシヴであるほうが好みなのだが。 ただ、寺島靖国氏がどこかでアル・フォスターについて 「アル・フォスターってやつは、どうしようもなくドラムの雰囲気作りがうまい~」 と惹句を寄せていたのを思い出すが、まさに本アルバムでの彼のプレイはその通りで、フロントを煽るような派手なフィルインこそないものの、アルバム総体としての物語作りが絶妙で、非常に魅力的だ。

Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss  ( HMV )  星1つ星1つ星1つ
2009  PLUS LOIN MUSIC  PL4516

Eric Le Lann  ( tp )
David Kikosky  ( p, rhodes )
Al Foster  ( ds )
Douglas Weiss ( b )
関連記事

FC2スレッドテーマ : JAZZ (ジャンル : 音楽

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-441.html

2009/08/10 | Comment (6) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Re: Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

こんにちは。tommyです。

毎回ジャケト写真が奇麗ですねぇ。
いつも感心しながら見ています。秘訣は?
情報としてジャケットも良くないと、
購買意欲が湧きませんよね。

そうそう、Walter Bishop Jr. の「 Speak Low」ですが、
オイラはアナログ輸入盤のサンプル盤を愛聴しているのですが、
この盤の音はスゴクいいです。(muse盤)
値段も1,200円で手に入れたのですが(笑)。
ホントに国内盤CDをマスタリングする人って、
オリジナルのレコードも聴いているのでしょうか?
最近発売された「 Speak Low」はどれもNGです(笑)。

tommy |  2009/08/11 (火) 07:47 [ 編集 ] No.564


Re: Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

tommyさん、こんばんわ。

>毎回ジャケト写真が奇麗ですねぇ。
いつも感心しながら見ています。秘訣は?

いえいえ、とんでもありません。全然きれいに
アップできないので苦労してます。
やっぱりFC2ブログじゃだめですね。
やっぱりMobable Type などじゃないと。

僕はCDジャケットをキャノンのCanoscan8400Fで
スキャンし、それをGIMPでレタッチしてます。
ドロップシャドウもGIMPで作ってます。
ただそれだけです。

>そうそう、Walter Bishop Jr. の「 Speak Low」ですが、
オイラはアナログ輸入盤のサンプル盤を愛聴しているのですが、
この盤の音はスゴクいいです。(muse盤)

そうですか~、僕のは国内盤ですが、それでも
CDや最近出た高音質CD( HQ-CD) よりも腰があり、骨太でいい音です。
僕はもう最近は音の良し悪しについて意識的に無関心を装うようにしてます。だって狭小マンション生活だし、大音量が出せないので、オーディオに凝っても仕方ないんですよね。それにオーディオって、底なし沼ですから。いくら金をつぎ込んでもきりがありません。寺島氏をみてればわかります。

まあ、この「 Speak Low」なんかは、絶対アナログで聴きたいアルバムですよね。

criss to tommy |  2009/08/11 (火) 23:46 No.566


Re: Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

オイラはMac派なので、Winには疎いのですが、
やはりスキャナー使いだったのですね。
オイラはEPSONのGT-X900でスキャンしてPhotoshopで補正及びレタッチしています。
レコードは1眼レフカメラで撮影。殆ど仕事のノリです。かなりムダな能力を使っています(笑)。

オイラのオーディオは渋谷の仕事場に置いてあるのですが、夜はどの階も人がいなくなるので、大音量パラダイスです(笑)。
以前は自宅で聴いていたのですが、カミさんに追い出されてしまいました。ホント音量が出せないと、オーディオは魅力半減ですよね。
無関心を装っても気になるでしょうから(笑)、
小音量でも粒立ちの良いオーディオを研究されてはどうですか?
最近の寺島氏の「メグ」の音はイマイチだと思います(笑)。

tommy |  2009/08/13 (木) 02:54 [ 編集 ] No.567


Re: Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

tommyさん、こんばんわ。

>レコードは1眼レフカメラで撮影。殆ど仕事のノリです。かなりムダな能力を使っています(笑)。

僕もレコードのときはSLR を使ってます。人生にはなんの役にもたたない無駄な作業だと、僕も思います。だいたい、こんなブログも人生には無駄だし、ジャズを聴くのも膨大な時間の浪費にような気が、最近してきました。

>ホント音量が出せないと、オーディオは魅力半減ですよね。


そうなんですよね。レコード店、たとえばDUなんかで大音量で新譜をかけているでしょ。いい音だな~なんて思って天井w見上げるとJBLのちっちゃなスピーカーだったりするんですよね。やっぱり安いスピーカーでも大きな信号を入れてあげるとそれなりにいい音を聞かせてくれるもんだと、感心しちゃいます。

>最近の寺島氏の「メグ」の音はイマイチだと思います(笑)。

そうですか。僕はアバンギャルドに変えてからメグには行っていないんですよね。嫌いなわけじゃないんですが、自宅が東京の東の方なので、吉祥寺までわざわざ行くのが面倒なだけですが。

以前、国立に住んでいたころはよく吉祥寺行きましたが、僕はどちらかというとメグよりA&Fの方が好きでした。

>小音量でも粒立ちの良いオーディオを研究されてはどうですか?

それは常に考えているのですが、これ以上機材を置くスペースがなくてね~。今の機材も15年ほど使用していますが、愛着もあるし、ここまで来たら僕が死ぬまで付き合ってもらおうかと思っているくらいです。

criss to tommy |  2009/08/14 (金) 00:15 No.570


Re: Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

crissさん、おはようございます。

いいオーディオより、アルバムをチョイスしてくれて、いい選曲で、かけてくれる選曲ロボットが欲しいですね(笑)。

オイラのブログは、沖縄でやってるお店の宣伝なので、割り切ってやっているのですが、ネタもつきますよね(笑)。
昨日もジャズ友がオーネットのオリジナル盤2枚と、ドルフィーを1枚持って遊びにきました。
ブログや楽器をやっていると友だちがだいぶ増えました。
自宅じゃないので、みんな気楽に寄れるようです。ちっょっと面倒くさい時もありますが、まぁ、いいかぁ~友だちは多い方がいいよねと思っています(笑)。
仕事カンケイではないので、相手が何をやっている人なのかゼンゼンわかりませんが、それで良しとしています(笑)。はるばる甲府から来るジャズ友もいます。
サークル、クラブ活動みたいなものですね。オイラは引篭りがちなので、みんなが気を使って連れ出すのです(笑)。まぁ、4~5人ですけど。

オイラのオーディオもスピーカーは35年くらいのつきあいです。今のシステムで終了かも知れません(笑)。沖縄のお店と同じシステムなので、CDやレコードは東京で確認してから、オイラが飽きたら店に送るようにしています。
何でも仕事にしてしまうんですよ。悪いクセです(笑)。

tommy |  2009/08/14 (金) 06:25 [ 編集 ] No.573


Re: Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

tommy さん、こんばんわ。

Tommyさんがブログを運営しているのを先ほど知りました。コメントのURLに今まで気づかず、申し訳ないm(*__*)m

しかも、アイドル追っかけブログ!!
と、思ったら、松本茜さんの顔写真がずらりと並んでいたのですね。失礼。

凄く内容が濃いじゃないですか。ハンコックにかける執念、半端じゃありませんね。尊敬しちゃいます。
油井先生の「ジャズの歴史物語」が出るんですね。僕もこれ大好きです。拙ブログの「おすすめジャズブック」でも取り上げています。ジャズの古いところはこの本で、新しいところは村井氏の「ジャズの明日へ」で、そしてヨーロッパ関係は杉田氏の「ヨーロッパのジャズレーベル」で僕は勉強しました。

雲さんともお知り合いなんですね。以前はよくブログ拝見していました。このところちょっと御無沙汰してますが。手垢のついた名盤についてあれだけ蘊蓄を語れる文章力はやはり物書きのプロですね。いつも感心してます。

criss to tommy |  2009/08/14 (金) 23:10 No.575

コメントを投稿する 記事: Eric Le Lann / Le Lann・Kikosky・Foster・Weiss

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback


この記事にトラックバックする

Eric Le Lann,A.Foster,D.Kikoski,D.Weiss

Eric Le Lann(Tp) David Kikosky(P,Rhodes) Douglas Weiss(B) Al Foster(Ds) Rec. October 2008,NY (Plus Loin Music PL4516) デヴィッド・キコスキとアル・フォスター買い。リーダー格のエリック・ルランはこれが初体験。本人のサイトによると1957年フランス生まれで、1...

Jazz&Drummer 2009/11/03
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。