雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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The Nuttree Quartet / Standards

   ↑  2008/02/21 (木)  カテゴリー: group
The Nuttree Quartet  『 Standards 』

John Abercrombie、Jerry Bergonzi、Adam Nussbaum、Gary Versace ら4人によるユニット “ The Nuttree Quartet ”の第一弾。発売はスイスに本部を構える新興レーベル“ Kind of Blue ”。このレーベルは、≪ 世界最高位のスタジオで世界最高位のミュージシャンによる演奏 ≫をモットーに、2トラックライブ録音に拘った品質本位の作品を制作しています。発足は2006年で、現在(2008年2月)までに25作品をリリースしていますが、個人的に記憶に残っている作品としては、2006年のフィル・ウッズの『 American SongBook 』、2007年のマーク・ソスキン『 One Hopeful Day 』や Los Angels Jazz Ensemble 『 Expectation 』 などでしょうか。どれも格調高い内容、抜群の音質、そして丁寧に作り込まれたパッケージで、所有することの喜びを味わえる素晴らし作品でした。

さて、本作ではゲイリー・ヴェルサーチはピアニストではなく、オルガニストとして参加しています。ジョンアバもバーゴンジーもオルガン大好きアーティストであるのはご存じだと思います。ジョンアバは90年代にジョンアバ=ナスバウム=ダン・ウォールのオルガン・トリオでECMに3作品を残していますし、バーゴンジーも同時期にバーゴンジー=ナスバウム=ダン・ウォールという全く同じ布陣で数多くのオルガン・トリオ作品をDouble Timeに残しています。そしてジョンアバは昨年あたりにジョンアバ=ナスバウム=ヴェルサーチのトリオでギグっていますし、さらにはジョンアバとバーゴンジーは昨年リリースされたバーゴンジのリーダー作『 Tenorist 』(Savant)(前項あり)で共演しています。“友達の友達はみな友達”といったところでしょうか。たぶんそんな経緯もあって、今回のカルテット結成に至ったと思われます。

タイトルが示すようにスタンダードやジャズメンのオリジナルを10曲演奏しています。聴くまではハードでファンキーかつグルービーな演奏を予想していましたが、やはりダン・ウォールではなくヴェルサーチがバッキングすると全体の音の印象がだいぶ変わるものです。スタイル的には似ていますが、ヴェルサーチの方がより洗練されていてクールにソロを決めるタイプです。右手のスピード感はウォールに軍配があがりますが。もともとヴェルサーチはピアニストだったので、やはり左手のベースラインはちょっと輪郭がぼけていま一つコード感が希薄な感じがします。同じピアニスト出身のオルガニストでも,ラリー・ゴールディングスあたりは左手も強力ですけどね。ただ、ジョンアバの浮遊系、スペース系の音響には非常に相性が良いようで、気持ちのいいノリを演出しています。バーゴンジーはいつもの調子でブリブリ・ゴリゴリの極太フレーズを連射し、なかなか良いのですが、90年前後の一連のRed Records作品あたりの凄さを知っている耳には、やはり少々物足りなさを感じてしまいます。バーゴンジーとジョンアバって、技術的には超一流なのに、日本ではあまり人気はありませんが、思うに,これぞバーゴンジーのキメのフレーズ、これぞジョンアバのキメのフレーズ、といったものがほとんどないんですよね。いわゆる盛り上がったところでの独特のストック・フレーズみたいなものが皆無なのが、彼らの印象を希薄にしているのでしょうか。つまりは、ストック・フレーズや手癖に頼らず、常に真剣に即興に取り組んでいるということなのでしょう。パット・メセニーでも、信じられないくらい巧いけど、ストック・フレーズの連結でソロを乗り切っている節がありますものね。バーゴンジーは近年、Savantから『 Tenor of The Times 』(2006)(前項あり),『 Tenorist 』(2007)と2作品をリリースしましたが、単純に好き嫌いで言い切ってしまうと、今回の最新作が一番好き、です。最後に、2月25日にヴェルサーチの新作がCriss Crossから発売になるみたいです。タイトルは『 Outside In 』。ドニー・マッカスリン(ts)を加えたオルガン・カルテットのようです。

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Comment


Re: The Nuttree Quartet / Standards

crissさん、こんにちは。アダム関連の記事ということで、こちらかお邪魔致します。

昨晩、アダムの出る演奏会を見に行って来ました。NDRビックバンドに、スティーブさん、それから、女性シンガーのノルマ・ウイストンも加わりました。

演奏前の恒例、楽屋を訪問。関係者以外は、出入り禁止!(シンフォニーホールは、チェックが厳しいです。ロスト・コードの時は、すんなり入れたのですが。。係りの人によるかも。)と言われたものの、上手く説明して、入りました。

迷路のような裏舞台を通り抜け、アダムの楽屋に到着。ドアは開いたまま、鼻歌を歌いながら、着替え中でした。今回は、元気そうで、まずは、一安心。今回は、ツアーではなく、この演奏会の為だけにこちらへ来たとのこと。
少し立ち話をして、相変わらずのアダム節を披露。あの元気はどっから来るのかな。

今回は、大ホール会場での指定席だったので、私達は、大分前から席を購入。最前列の中央席です。開演前のアダムの説明によると、演奏会の曲目は、
全てスティーブさんの曲で、歌い手のノルマさんが、スティーブさんの曲に言葉をつけたんだそうです。HAIKUなんて言う曲もありました(ドラムなし、歌なしのビックバンドのみ)。

お送りしたDVDのスティーブさんの感じと似ていて、やはり、終始お暇そうな印象を受けちゃいました(笑)。ビックバンドの出だしと終りを指揮、途中、バスギターで参加もありましたが、ソロで聞かせてくれる場面は、ほんの何分かくらいでした。ビックバンド、歌い手が加わると、やはり、スティーブンさんのギターの音がほとんど聞こえなくて。。他の人は聞こえてたのかな。。

NDRビックバンドですが、はっきり言って良く分かりません(苦笑)。ソロで前に出てきたトランペット、サックスの人達は、なんだか表情も怖そうで。。
先月のジェリーさんとジョイントしたビックバンドも、NDRビックバンドも、大きな違いや特色などは、私達素人にとって、解釈するのは中々困難なようです(笑)。

で、感心したのは、アダム。しかめっ面ビックバンドのメンバーが演奏中、届く範囲で雰囲気を和ませようとパワーをばら撒いていました。スティーブさんは、お年もあるのかもしれませんが、大人しい感じなので、余計なパワーは使用しないというスタンスなのかな。技術的なことは分かりませんが、主人と、アダムらしいドラムス演奏だったね、と話しました。なんて言ったら良いのか、彼は、とにかく明るく奔放的!目立とう精神も忘れないところが、彼の一番の魅力かもしれません。演奏以前に、まわりの連中を良い雰囲気に盛り上げられる人徳が彼には備わっているんだと思います。

とにかく、元気なアダムに会えるのが、一番、私にとっては何よりも嬉しいことです。あっ、拍手の量では、誰よりもアダムに軍配でした。

演奏終了後は、もう、送迎バスが迎えに来ていて、あまり話す時間がありませんでしたが、一年ぶりに彼とまた、こうやって再会できたことを嬉しく思います。次回は、来年の5月。スティーブさん、デイブ・リープマン、アダムのトリオの予定です。リーブマン氏は初めて見る方です。今度は、絶対僕の招待だからね~。。と言ってくれアダム。また、楽しみが増えました♪

写真ですが、私のカメラで撮った演奏中の写真が何枚かありますが、あまり良く撮れていませんでした(残念)。最前列、フラッシュ付きで撮ったのに。。唯一」楽屋でアダムが撮ってくれた写真に期待したいです。

Laie |  2009/12/04 (金) 18:21 No.897


Re: The Nuttree Quartet / Standards

Laieさん、今晩わ。

>昨晩、アダムの出る演奏会を見に行って来ました。NDRビックバンドに、スティーブさん、それから、女性シンガーのノルマ・ウイストンも加わりました。

これまたイイ演奏を聴かれましたね。日本では絶対観られないメンバーですね。ノーマ・ウインストン、巧かったでしょ。声も透明感あってきれいだし、スキャットもよかったでしょ。日本では知る人ぞ知るシンガーですが、好きな人はめちゃくちゃ好きらしいですよ。 たしか、NDRとCD作ったことがあったような気がしますが。

>お送りしたDVDのスティーブさんの感じと似ていて、やはり、終始お暇そうな印象を受けちゃいました(笑)。

ね~、スワローって、何なんでしょうね。正直、僕はあまりその良さが分からないのですが、唯一無二のスタイルではあります。彼のような音をエレキで出しながら、あんな指引きでプロとしてやっていけるのですから、すごいと言えばすごいです。

>NDRビックバンドですが、はっきり言って良く分かりません(苦笑)。ソロで前に出てきたトランペット、サックスの人達は、なんだか表情も怖そうで。。

僕もよく分からないですが、でも、少なくとも日本のどのビッグバンドよりもレベルは高いことは確かです。でも、あれですよね、ドイツ人って、顔が怖い方多いですよね。

>来年の5月。スティーブさん、デイブ・リープマン、アダムのトリオの予定です。リーブマン氏は初めて見る方です。

これもかなりレアな組み合わせですね。リーブマンはたぶんジェリーよりも分かりにくい吹き手かもしれません。でもなかなか聴けない人ですから、ぜひ楽しんできてください。

criss to Laie |  2009/12/06 (日) 22:47 No.898


Re: The Nuttree Quartet / Standards

crissさん、こんにちは。

>ノーマ・ウインストン、巧かったでしょ。声も透明感あってきれいだし、スキャットもよかったでしょ。日本では知る人ぞ知るシンガーですが、好きな人はめちゃくちゃ好きらしいですよ。 たしか、NDRとCD作ったことがあったような気がしますが。

ノーマさん、御存知だったんですね!私達は、毎度の如く全く知りませんでした(苦笑)。(ユーテューブでノルマさんを確認することもなく。。汗)

そうそう、アダムの楽屋前で、3人で立ち話をしていたら、後方から、彼女が来て、アダムが私達を彼女に紹介してくれたのですが、品のある優しそうな女性でした。普段着だったので、てっきり楽屋係りの人かと思ったくらいです(笑)。あなたも歌うの?何て聞かれましたが、話の前後が全くなかっただけに、疑問がいまだ残っています。不思議な質問でしたね。

演奏に関しては、95年にスティーブさんと一緒に演奏しているようで、それ以来のお付き合いのようです。彼女の声というよりも、スティーブさんが作曲した数々の難しい~曲に、良く色々と歌詞をつけて演奏されたな~と感心してしまいました。

>でも、あれですよね、ドイツ人って、顔が怖い方多いですよね。

その通りです!(笑)見た目、無表情というか、何処となく機嫌が悪そうで。。おまけに、アイコンタクトが長すぎる、というのが、私の印象です。

ビックバンドの人達も、演奏前の緊張感から真面目な表情は、全く良いのですが、演奏後、サッサと席に戻る感じが何となくあっけないというか、何と言うか。。ただ、ピアノを弾いていた金髪で長髪の彼は、弾き終わる度に、ニッコリしていたので、前列中央で見ている私達にとっては、唯一心地良かったです。


今週のジャズ番組の放映予定です。詳細サイトがあるのとないのとがありますが。ご希望があるようでしたら、お知らせ下さい。

11.12.2009 | 02.20 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Avishai Cohen Quintet

Freitag, 11. Dezember 2009, 02.20 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Avishai Cohen Quintet

11.12.2009 | 03.20 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Marcus Miller - Tutu Revisited

18.12.2009 | 01.45 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Jan Garbarek Group feat. Trilok Gurtu

18.12.2009 | 02.45 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Tuck & Patti

Freitag, 11. Dezember 2009, 03.20 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Tuck & Patti
Donnerstag, 10. Dezember 2009, 03.25 Uhr
JazzBaltica 2009: Ida Sand

それから、16日にジャズではありませんが、ロックコンサートが放映されるようです。Bruce Springsteen & The E Street Band, Stevie Wonder, Simon & Garfunkel, Sting, Billy Joel, U2, Aretha Franklin und Metallica他。この10月にマジソン・スクエアで25年周年記念で行われたイベントのようです。

これから、クリスマス、年末年始にかけてこのての特別番組が放映されるので、注意してみようと思います。

Laie |  2009/12/07 (月) 08:01 No.899


Re: The Nuttree Quartet / Standards

crissさん、追加報告です。

個人メールアドレスへ、先日の演奏会の写真を添付致しましたので、お時間のある際に、御覧になって下さい。

そうそう、一つ言い忘れてしまったのですが、アダムとの立ち話の際、ノルマさんのことをすごく褒めていました。それから、ビックバンドもかなり質がいいんだよ、とも。他にも色々な話があったのですが、時間の関係で話せませんでしたので、次回へ持ち越そうと思います。

Laie |  2009/12/08 (火) 05:19 No.901


Re: The Nuttree Quartet / Standards

Laieさん、こんにちは。

>アダムが私達を彼女に紹介してくれたのですが、品のある優しそうな女性でした。普段着だったので、てっきり楽屋係りの人かと思ったくらいです。

そうですね。あまり華のある外見ではないので、普段着だとさらに普通のおばあさんっぽいですよね。歌いだすと流石にプロの歌手だと唸らせる迫力ありますけど。

>ノーマさん、御存知だったんですね!私達は、毎度の如く全く知りませんでした(苦笑)。

ジャズ・シンガーといっても、ノーマって普通にジャズのスタンダードを歌う歌手とは違って、ちょっと変わった、アヴァンギャルドだったりロックっぽかたり、なかなか捉えどころがない歌手なので、僕個人的にはそれほど愛着はありません。日本での人気も低いんじゃないかな。少なくとも、僕の周りにノーマが好きという人はいませんね。

>演奏後、サッサと席に戻る感じが何となくあっけないというか、何と言うか。。

席を離れ、ステージ中央に出てきて、ソロを取った後はつまらなさそうにまた席に戻る、ということですか?
確かに、いままであまり気にしなかったけど、言われてみればそうですね。ビッグバンドのソリストは大体が淡々とソロをとって、静かに席に戻っていきますよね。
特に、Laieさんが見たライブはあくまで主役はノーマであり、スティーブであるわけで、そのあたりの配慮もあるのではないでしょうかね。

写真、拝見させてもらいました。ステージ近くで写真撮ってかまわないんですね。い~な~。綺麗に撮れてますね。あの有名なナスバウムと仲よしというのも、考えてみれば、すごいことです。

Leverkusener Jazztage 2009 のプログラム、ありがとうございます。

アヴィシャイは大好きなのでみたいところですが、すでにDVD持ているので、まあ、今回はけっこうです。本当にこれは絶対観たい!という映像だけ、お願いしますので。そのほかのライブはあまり興味がないので、けっこうです。

今週は体調をこわし、仕事だけでパワー使い果たし、ネットに触れられず今日まで来てしまいました。ちょっと体調は戻ってきていますが、でもまだ気分が悪いです。メンタル的な面も弱いので、苦労します。
今週末は土日とも当直なので、休みもありませんので、ますます弱りそうです。年末に向けて、忙しさに拍車がかかり、へとへとになりながら頑張っています。
Laieさんも体調にはお気をつけください。そっちも寒いでしょ。こちらも完全に真冬の気候ですよ。今日は10度もないんじゃなかな。

では、また。仕事中なもので、このあたりで失礼します。

criss to Laie |  2009/12/11 (金) 10:07 No.904

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