雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Pierrick Pedron / Cherokee

   ↑  2009/10/26 (月)  カテゴリー: alto

pierrick pedron  cherokee




フランス人アルトサックス奏者、ピエリック・ペドロン ( Pierrick Pedron b.1969 ) の2001年にリリースされたデビュー作。

日本ではいまだ知名度は低いが本国ではかなりの高い評価を得ているアルティストだ。本作は発売当時、天才と騒がれていたピアニスト、バティスト・トロティニョン ( Baptiste Trotignon b.1974 ) が参加していたこともあり、輸入盤店を中心に話題となった。


ペドロンはキャリアの割に世に認められたのは遅く、1996年にアラン・ジャン・マリーのサイドメンとして “ ラ・デファンス・ジャズ・コンサート” に参加したときの実況盤が録音デビューであった。意外に遅咲きのアーティストなのだ。本作でデビューを飾ったあとは、順調に活動の場を広めていき、のちにフランスの独立系レーベル Nocturne の看板アーティストにまで成長している。

パーカーの遺伝子がものの見事に融解したバップ魂に溢れる技巧派で、饒舌流麗な語り口はフィル・ウッズを彷彿とさせる。同世代の欧州圏のアルティストではイタリアのロザリオ・ジュリアーニが彼に似たテイストを持ってるのではないか。

全8曲で、タイトル曲の ≪ Cherokkee ≫ と≪Autumn in New York ≫ 以外はメンバーのオリジナル曲で構成されている。基本的にはバピッシュな曲が大半を占めるが、現代的なモーダルな楽曲も挟み込まれた、新旧折衷の不思議な作風だ。そのあたりの志向はたぶんにトロティニョンの参加が影響しているように思う。

この頃はリップ・コントロールに難があるのか、やや不安定に感じる箇所も散見されるが、のちの作品を聴くとそのあたりは完全に克服されているようだ。

トロティニョンも主役を飲み込む勢いで鋭的かつ知的ソロを聴かせてくれるし、また、ドラマーのフランク・アギュロンもずば抜けた瞬発性と精緻さをもって主役を煽るので、全編を通して緊張感が持続する素晴らしい作品に仕上がっている。

フランク・アギュロンはピエール・ド・ベスマン、エリック・レニーニ、デヴィッド・エル・マレク、それからピエール・アラン・グルチらなど、フランスのトップ・アーティストらのサポートで名を馳せる名手だ。

 
なお、ペドロンを初めて聴くという方には2006年リリースの第三作 『 Deep in A Dream 』 ( 前項あり )  をお薦めする。単身訪米し、ブルックリンの Systems Two Recording Studio で、マルグリュー・ミラーのピアノ・トリオをバックにバピッシュに激しくブローするペルドンが聴ける。彼の持ち味が最もストレートに表現されている名盤だと思う。
 
コルトレーンの出現以降、テナリストばかりか、アルティストまでがコルトレーンに影響を受け、モーダルな奏法を身につけていったことを考えると、ペドロンのような正真正銘のパーカー直系のアルティストの存在意義は大きいと思う。
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2009/10/26 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


ありがとうございます。

こんばんわ。札幌少年です。ピエリック・ペルドンの情報ありがとうございます。とても参考になりました。VENT AZULさんに少量入荷するみたいなので早速オーダーしてみます。ROBERT BALZAR TRIOも先週オーダーしたので、到着が待ち遠しいです。ジョン・アバとのカルテットを聴いて待っています。早くオリジナルの「NIGHTS」をききたいなぁ。

札幌少年 |  2009/10/27 (火) 00:19 [ 編集 ] No.789


Re: Pierrick Pedron / Cherokee

>早くオリジナルの「NIGHTS」をききたいなぁ。

いい曲ですよね~。まあ、ジャズか?と聞かれると、微妙な感じですが。
単純に沁みるメロディーで、あまりこういうのを大きな声で好きだーと叫べないのですが、やっぱりこういう曲を見つけた時の喜びってかけがえのないもので、ジャズを聴き続けるひとつの原動力になっていることは確かです。

criss to 札幌少年さん |  2009/10/27 (火) 00:41 No.791

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