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Roger Cicero / Mannersachen

   ↑  2008/12/12 (金)  カテゴリー: vocal
roger cicero mannersachen
このブログを通じて知り合ったドイツ在住のLaie さんから、Roger Cicero ロジェ・チチェロ という男性ジャズ・ヴォーカリストのことを教えていただきました。しかも、教えていただいたばかりではなく、遥々ドイツから日本では手に入らないCDまで送っていただきました。ほんと、感謝の念に堪えません。ありがとうございました。

ロジェ氏はドイツでは有名な歌手であるようですが、日本では全く知られていません。近年の欧州ジャズ・ブームの中にあってもドイツは北欧やフランス、イタリアに比べると人気が薄く、さらに男性ヴォーカルですから分が悪いのも当然。日本に紹介する輸入盤バイヤーの目に留まらないのも無理はありません。

さて、Cicero と聞いてピンときた人はいませんか。そう、彼は Eugen Cicero オイゲン・キケロ のご子息なのです。クラシックとジャズの融合に取り組んだ父親オイゲンと、ポップなジャズ・ヴォーカリストとして人気を博す息子ロジェ。同じジャズを生業としても親子で目指す音楽的意匠は全く異にしているのが面白いですね。

簡単に彼の経歴を紹介しておきます。( wikipedia より )

ロジェは1970年、ベルリン生まれ。10代からテレビなどに出演するなど、プロとしての音楽活動を開始。1991年から96年までアムステルダム音楽学院で音楽教育を受け、卒業後は Jazzkantine や Soulounge といったグループのゲスト・ヴォーカルを務め、モントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演した。一方で2003年には自己のカルテットを結成した。2006年、女性ピアニスト、Julia Hulsmann ジュリア・ヒュルスマンの『 Good Morning Midnight 』 への参加を経て、初リーダー作である本作 『 Mannersachen 』 を同年リリース。さらに2007年にヘルシンキで開催された欧州放送連合加盟の国々が参加して繰り広げられる各国対抗歌合戦である Eurovision Song Contest ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト にドイツ代表として参加している。しかし結果は42カ国中19位と、残念な結果に終わる。ところが、さすがに10億人が観るといわれるユーロヴィジョンだけあって、その出場を契機にロジェの知名度はアップし、国内での人気を不動のもにしていったようだ。第二弾『 Beziehungsweise 』 が昨年発売されている。

40年代、50年代のスイング・ジャズの流れを汲みながらも、ラテンやロックのテイストを織り込んだポップなスタイルと言えるでしょう。本来、ヴォーカルの良し悪しは、その発音の良し悪しも含めて評価しなければいけませんが、なにしろドイツ語ですのでそのあたりは無視するとしても、声質は非常に聴きやすく、高音のしなやかな伸びや中音域の豊さは実に心地よい印象を受けます。ドイツ語というと語感が硬く、あまり歌ものとの相性が良くないような先入観がありますが、彼の口から発せられる歌声はとっても柔らかく、肌ざわりが良いので全く問題ありません。楽曲のほとんどを Matthias Hass ( music ) / Frank Romond ( text ) のコンビが提供しています。どの楽曲も魅力的です。

バックを務めるのは11人編成のビッグバンドで、メンバーの中には NDR Big Band のメンバーとしても活躍したトランペッターのDirk Lentschat やアルト・サックスのUlli Orth などもいますが、全体の印象としては、可もなく不可もなくといったところでしょう。

とっくに昔に絶滅したと思われていた “ 男性ジャズ・ヴォーカル ”という種族ですが、最近になり、Matt DuskMichael buble などの登場により、やや息を吹き返してきた感があります。 「 Michael bubleなどジャズじゃないよ~」 という罵声が飛んできそうですが、この際、彼らがジャズ・ヴォーカルか否かなどの議論は脇に置いておきましょう。そもそも、男性で純粋にジャズ・ヴォーカリストとして生涯歌い続けることを許されたアーティストは、フランク・シナトラぐらいのもんでしょう。当時のその他大勢のジャズ歌手、たとえばスティーヴ・ローレンスにしろ、ペリー・コモにしろ、結局はジャズを捨てざるを得なかったわけだし。

ということで、もし興味を持たれた方はYou Tube で彼の映像を探してみてください。お勧めはファースト・アルバム『 Mannersachen 』 に収められていた ≪ Wenn Sie Dich Fragt ≫ あたりでしょうか。人気を裏付けるかのように、素人のモノマネやライブの隠し撮りなどもアップされていて、観ていて飽きません。

2007年のユーロヴィジョンに出演した時の映像です。
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