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Franco Ambrosetti / Grazie Italia

   ↑  2009/11/01 (日)  カテゴリー: trumpet

franco ambrosetti grazie italia

ちょっと早起きした日曜日の朝。薄紫に色付きはじめた東の空を眺めていたら、無性にアンブロゼッティ を聴きたくなった。

イタリア系スイス人であるフランコ・アンブロゼッティ ( Franco Ambrosetti , 1941~ ) がイタリアのカンツォーネや民謡を題材にして2000年に制作したイタリア賛歌集。

アンブロゼッティ はイタリアとの国境に近いスイスの南部の都市、ルガーノ ( Lugano ) に生まれた。スイスのイタリア語圏では最大の都市だ。サックス奏者である父親、フラヴィオ・アンブロゼッティがそうであったように、彼もまた60年代から国境を越えてほどないところに位置するミラノで音楽活動を開始していた。そのため、文化的にはもちろんのこと、音楽的にもイタリアから多大なる恩恵を受けていたようだ。

イタリアでの40年以上にわたる演奏活動を通じて、彼は数々の素晴らしいイタリア音楽に接し、それらを自分のレパートリーとして演奏してきた。

そして、アメリカで誕生したジャズが、母国アメリカの愛唱歌をスタンダードとして演奏するように、欧州のミュージシャンも自らの国の愛唱歌をジャズで演奏するべきだよね、という気持ちから本作を企画したと、アンブロゼッティは語っている。

本作では曲によってメンバー編成を変えている。ソロからカルテット、最も大編成な曲ではテンテットなど、カラフルだ。管陣営ではエンリコ・ワヴァやマウリツィオ・ジャンマルコなどベテランの参加が目を引く。フランコの息子であり、たびたびフランコの作品で共演しているソプラノ奏者、ジャンルカ・アンブロゼッティも参加しているし、さらにフランコの父親、フラヴィオもゲスト出演しているのも微笑ましい。親子三代で奏でる ≪Estate ≫に胸が熱くなる。

ピアノはアントニオ・ファラオが5曲、ダト・モロニが6曲担当している。イタリア最強の豪腕ピアニストを聴き比べられるのも嬉しい。そしてフリオ・デ・カステリ、ロベルト・ガトーがボトムを支える。

冒頭曲、≪ Roma Nun Fa La Stupida ≫ ( ローマよ今夜はふざけないで ) を聴いただけで、訳もなく幸せな気分になってくる。この曲はナポレオン時代のローマの下町を舞台に庶民の英雄の大男が大暴れする恋とアクションの痛快劇 『 ルガンティーノ 』 の 中で繰り返し歌われ、フィナーレでは全員で歌う劇中最大のヒット曲。

僕個人的には、イタリアの曲と云って真っ先に頭に思い浮かべるのがこの ≪ローマよ今夜はふざけないで≫ だ。イタリア独特の哀愁に満ちた美味しいメロディーが満載の美曲だろう。 ジャズ・ミュージシャンにもカヴァーされることもある ≪ローマよ今夜はふざけないで≫だが、古いところではアルド・ロマーノの93年作品 『 Canzoni 』 でパオロ・フレズが吹いている。最近ではファブリツィオ・ボッソ&アントネロ・サリスの作品 『 Stunt 』 にも収録されている。僕が一番好きなカヴァーはラリー・フランコ ( Larry Franco ) の『 Import-Export 』に収録されているヴァージョンで、≪ Bye Bye Blackbird ≫ を引用しながらの洒落たカヴァーだ。



Larry Franco - Franco Ambrosetti - Ornella Vanoni - Paolo Fresu



その他の曲は割愛するが、存外、聴いたことがない曲も多くあり、何度聴いても新鮮な驚きを発見できる曲が並んでいる。

ちょっと甘酸っぱいアンブロゼッティの音色とカンツォーネの哀愁美漂うメロディーが溶け合い、芳醇な香りを放ち、心地よい陶酔感を誘う。

 

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2009/11/01 | Comment (5) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Re: Franco Ambrosetti / Grazie Italia

わたくしもこれ好きです。
昔の日記ですけど、、トラバしますね。

ジャケットみたら、、わたくしも無性に聴きたくなりました。
トラバしました。
今日は、凄く寒くなって来ました。。。

クリスさん、風邪気をつけてね。


すずっく |  2009/11/01 (日) 16:53 [ 編集 ] No.801


Re: Franco Ambrosetti / Grazie Italia

>わたくしもこれ好きです。

そうでしたよね。もちろん知ってますよ。僕もアンブロゼッティ大好きで、彼の作品を集めていますが、先日渋谷のDUによったら「 A Jazz Portrait of ~ 」のオリジナルLPが15万で売ってました。さすがに好きでも15万はね~、2万ぐらいなら即買いのですが。

>ジャケットみたら、、わたくしも無性に聴きたくなりました。

ジャケットもいいですよね。聴く気を起させるジャケットですよね。

>今日は、凄く寒くなって来ました。。。

クリスさん、風邪気をつけてね。

え、新潟は寒いですか? 東京は今日、記録的な夏日で25度もありました。子供と公園で遊んでいたのですが、シャツが汗でびしょびしょになり、なんだか風邪をひいてしまったみたいです。ですので、今日はもう寝ます。
昨日届いたシーマスの新譜を聴きながら。

criss to suzuck |  2009/11/01 (日) 21:58 No.806


Crissさん、こんばんは。

イタリアの歌は本当に良い曲ばかりですね。
Stefano BolallaniやLuigi Martinaleのイタリア曲集も印象に残っていますが、管入りのこの作品もより哀愁さが満ち溢れていて大好きです。
「CARUSO」の切ないメロディが心に響きます。
Gianluca Ambrossettiの泣きのソプラノがまた何とも良いですし、Antonio Faraoのモーダルなピアノも絶品です!

Franco Ambrossetti良いですね。
どこと無くフレディ・ハバードに似た?ところが好きですが、The Winners『Live at the Dolder Grand Hotel』やAntonio Farao『EXPOSE』が愛聴盤です。

SINTETIC |  2009/11/03 (火) 00:06 No.808


Re: Franco Ambrosetti / Grazie Italia

SINTETICさん、今晩わ。

なんだか、結構、僕と趣味がクロスしますね。

僕もThe Winnersのライブ好きですよ。4曲目の《 My Foolish Heart 》は沁みますね。アンブロゼッティに惚れたきっかけとなった曲です。

『 Expose 』はアンブロゼッティは3曲だけで、それほど目立っていない印象があります。むしろサックスの Bob Bonisolo という全く知らない人がけっこういい音だしているな~と思いながら聴いています。

フレディーに似ていると思ったのは昔の彼の作品を聴いた時で、最近はあまり感じなくなりました。何をどう吹いても気品が漂い、ノーブルなイメージが付きまとう吹き手だな~と思っています。

criss to SINTETIC |  2009/11/03 (火) 20:10 No.811


Crissさん、こんばんは。

>結構、趣味がクロスしますね

はい。これはどこからくるのでしょうか・・・
本当に過去に遡って拝読していますと半分以上?の作品で、うん、分かる分かると頷いています。

自分もFranco Ambrosettiを意識したのがThe Winnersのライブ盤を聴いてからでした。
この作品、個人的にライブ盤では上位に入るものです。全てスタンダード、アレンジも「枯葉」を除いてはオーソドックスですが、何せFranco Ambrosettiはじめ各パートの演奏が素晴らしいと思います。
特にThierry Lang、当時この人『Private Garden』『ティエリー・ラングの世界』『Reflections』シリーズを聴いてきた自分にとりましては、耽美派のイメージとは違った、ライブならではの熱いアドリブ・ソロが存分に聴け万々歳でした。

>「My Foolish Heat」は染みますね。
はい、これはもう自分の世界に入れます(笑)
全曲好きなスタンダードで至れり尽くせりです。
イケイケの「If I Should Loose You」も良いですが、独特のベース・フレーズが印象的な「枯葉」、哀感たっぷりのFranco AmbrosettiのソロからThierry Langのソロへチェンジする部分やその後のThierry Langのソロなんかは、いやぁジャズを聴いてきて良かった!と思うところでもあります。
マニアックですかね?(笑)

SINTETIC |  2009/11/04 (水) 22:20 No.818

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