雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Mike Gibbs / Nonsequence

   ↑  2009/12/13 (日)  カテゴリー: large ensemble

mike gibbs non sequence


HR Big Band の話が出たところで、ドイツの地方放送局専属のビッグバンドの作品をもう一枚。

新譜ではないが、マイク・ギブス ( Mike Gibbs , Zimbabwe , 1937~ ) の2001年にリリースされた最新作。
最新作とは云っても、10年近くも昔のことだ。近年はそのアレンジジャーとしての才能が高く評価され、ジャンルを超えてアレンジの以来が殺到! 自身名義のアルバムの制作に費やす時間的余裕がないらしい。

マイク・ギブスというと、マイク・ウエストブルック ( Mike Westbrook , 1936~ ) やニール・アードレイ ( Neil Ardley , 1937~2004 ) らと並び、ブリティッシュ・ジャズ・ロックの文脈で語られることが多いアレンジャー兼ビッグバンド・リーダーだ。

1937年にジンバブエに生まれマイクは、7歳からピアノを習いはじめた。大学はジンバブエに隣接する南アフリカ共和国の大学で科学を学ぶものの、音楽に目覚めてしまったマイクは18歳のときにバークリー音楽院に入学。トロンボーンやジャズの編曲を学んだ後、タングルウッドやアーロン・コープランドに作曲を学んだ。その滞米中にゲイリー・バートンと親交を深めた。

1965年に学業を終えると同時に帰国。バークリーの同窓のジャズ・ベーシスト、グレアム・コリア( Graham Collier , 1937~ ) やジョニー・ダンクワース、 New Jazz Orchestra 、マイク・ウエストブルック・コンサート・バンドなどに演奏家兼作編曲家として参加した。その後、ゲイリー・バートンやマハビシュヌ・オーケストラの作品でそのアレンジャーとして手腕を発揮し、1974年からは再び渡米し、バークリーを拠点に活動を続けている。

『 Nonsequence 』 と題したこの作品は、ジャケットを見ただけではわからないが、ドイツ放送協会( NDR ) 専属のビッグバンドである NDR Big Band に、ニューヨークで活躍する数多くの著名なミュージシャンが客演して作り上げられている。下に参加ミュージシャンを記しておいたのでよ~く見てほしい。特にニューヨーク陣営には、クリス・ポッター、ランディ・ブレッカー、ルー・ソロフ、アレックス・シピアジン、アレックス・フォスター、ギル・ゴールドスタイン、ハイラム・ブロック、ビリー・キルソン、スティーブ・スワローと、思わずひれ伏してしまうほどの布陣が揃っている。まさにニューヨーク・オールスターバンドとドイツ公共楽団との豪華絢爛な音の祭典だ。

ちなみにアップロードした ≪Romour Has It ≫ で螺旋階段を跳躍しながら昇降していうような激しいソロをとってるテナリストはクリス・ポッター。知的で繊細、かつ豪快なドラムソロはビリー・キルソンだ。また ≪Moonlight Serenade ≫ でテナー・ソロをとっているのはNDR Big Band の看板ソリストであるクリストフ・ラウアー ( Christof Lauer , 1953~ ) だ。

70年代のジャズ・ロックが盛んだった頃のマイク・ギブスは、よくわからないが複雑な和声を駆使した一風変わった曲を書く人だと思っていたが、今作などを聴くと随分と洗練されらスタイルに変貌していることに驚く。ただし、極めて精緻な手腕はひしひしと伝わってくる作風なのは昔と変わらない。また、各曲にフィーチャーされているソリストの仕事ぶりが素晴らしく、全編を通して聴き手を全く飽きさせない。今作は意外に知られていない作品だが、僕個人的には密かな愛聴盤としていつも手の届くところに置いて楽しんでいる作品だ。
 
余談になるが、“ ジャズ・ロック ” という言葉が最初に使われたのはいつだかご存じだろうか。これには諸説があるようだが、ラムゼイ・ルイスの1965年の大ヒット曲 ≪The in Clowd ≫ がその出所という説が有力らしい。今、≪The in Clowd ≫ を聴いてジャズ・ロックと感じるジャズ・ファンはいないと思うが、当時はあのR&B のノリにロックのテイストを感じ取ったのだろうね。

Mike Gibbs / Nonsequence ( amazon )  星1つ星1つ星1つ星1つ
2001  Provovateur Records  PVC1027

Michael Gibbs (comp, arr)

New York Musicians: Lew Soloff, Randy Brecker, Earl Gardner, Alex Sipiagin (tp); Chris Potter (ts, ss); Chris Hunter (as); Alex Foster (as, ts, ss, fl); Howard Johnson (cb cl, tuba); John Clark (frh); Jim Pugh, Dave Bargeron, Dave Taylor (tb); Gil Goldstein (p, acc); Hiram Bullock (g); Steve Swallow (b); Billy Kilson (d)

NDR Musicians: Ingolf Burkhardt, Lennart Axelsson, Michael Leuschner, Claus Stötter, Dirk Lentschat, Reiner Winterschladen (tp); Fiete Felsch, Peter Bolte, Christof Lauer, Lutz Büchner, Frank Delle (sax); Joe Gallardo, Michael Danner, Dan Gottshall, Stefan Lotterman, Ingo Lahme (tb); Richard Rieves, Karyn Dobbs (frh); Vladyslav Sendecki (p); Stephen Diez (g); Lucas Lindholm (b); Mark Mondesir, Ian Thomas (d); Wolf Kerschek (marimbaphon); Marcio Doctor (perc)
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2009/12/13 | Comment (6) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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Re: Mike Gibbs / Nonsequence

この話とは関係がないのですが、
過去ログの再アップができるということは、
削除したといっても一応記録が残ってるんですかね?気になったもので・・・

hiro |  2009/12/14 (月) 00:52 [ 編集 ] No.918


ジャズロック

こんばんわ。クリスさん。 
人それぞれかもしれませんが、僕はジャズロックと聞くと「ソフトマシーン」や「キングクリムゾン」などを思い出します。結構ギターを練習しました。

札幌はようやく雪がちゃんと降り始め、ホワイトクリスマスを迎えることができそうです。 
しかし寒いなぁ…カーラ・ブレイのスワッピ○グの噂は本当なんでしょうか?初心者の僕は最近になって知ったのでビックリしています。 
それでは失礼します。

札幌少年 |  2009/12/14 (月) 21:16 [ 編集 ] No.920


Re: Mike Gibbs / Nonsequence

hiroさん、今晩わ。

>過去ログの再アップができるということは、
削除したといっても一応記録が残ってるんですかね?

削除したらもう駄目でしょうね。僕の場合は削除したのではなく、非公開にしただけですので、記事自体は残っていました。あどで書籍化しようとは思っていたので、それまで非公開で残しておこうとその時は思ってました。

結局、ブログは再開したのですが、いまだ書籍化はしていません。コメントまで書籍化できるサービスがあるといいのですが、ないみたいで。でもあるのかな? あるなら書籍化したいですね。

criss to hiro |  2009/12/14 (月) 21:31 No.921


Re: Mike Gibbs / Nonsequence

こんばんわ。札幌少年さん。

>僕はジャズロックと聞くと「ソフトマシーン」や「キングクリムゾン」などを思い出します。

ソフトマシーンの『3』や『4』はまさにジャズ・ロックでしたよね。
もともとサイケデリック・ポップ路線だったソフトマシーンとしては、この『3』や『4』はちょっと路線から外れた作品であったわけですが、僕らジャズ寄りのファンには有難い誤算と言えるでしょうね。

キングクリムゾンはあまりジャズ・ロックの文脈では語られませんが、でも『 Lizard 』はジャズ・ロックしてますよね。定説ですが。聴けば聴くほどジャズそのもののように聴こえますしね。

まあ、ジャズ・ロックという言葉の定義が曖昧なので、どこまでをジャズ・ロックと呼ぶかは難しいところですね。

僕個人的には69年にジョン・マクラフリンがマイルス・バンドに参加して、『 in a silent way 』あたりからがジャズ・ロックだよな~って感じますし、英国に眼を移せば、「白いマイルス」と呼ばれたイアン・カーのニュークリアスがジャズ・ロックの象徴的存在だったと思いますが、いかがでしょう。

>カーラ・ブレイのスワッピ○グの噂は本当なんでしょうか?

本当です。ジャズ界の常識です。彼女の男関係はドロドロです。そんな彼女がクリスマスのアルバムなんか作っちゃって、カトリックの人々は今頃怒ってますよね、きっと。

criss to 札幌少年さん |  2009/12/14 (月) 21:45 No.922


Re: Mike Gibbs / Nonsequence

なるほど、非公開だったのですね!


書籍化、できたらいいですね。
最近はブログの書籍化も多いようですし、
応援してます。

hiro |  2009/12/19 (土) 01:14 [ 編集 ] No.937


Re: Mike Gibbs / Nonsequence

hiroさん、こんばんわ。

>最近はブログの書籍化も多いようですし、
応援してます。

ちょっと勘違いさせてしまいましたね。

ぼくが云う、「書籍化」とは、個人で保存しておくためのもので、
決して公に出版するものではありません(笑)。
ぼくが利用しているFC2にも「ブログ書籍化」のサービスがあります。
どこかで区切りをつけて書籍化しようと思ってますが、
なかなか区切りがつかず、いまに至っています。

criss to hiro |  2009/12/19 (土) 19:37 No.941

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