雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Jeremie Ternoy Trio / BLOC

   ↑  2009/12/14 (月)  カテゴリー: piano

jeremie ternoy



最近は未知のマイナー・ピアニストのアルバムを冒険買いすることはかなり少なくなりました。新しい音が聴けるかと期待して買ってみてもほとんどが凡作でありガッカリすることが多いからです。でも、このフランス出身のピアニスト、ジェレミー・テリノイ ( Jeremie Ternoy , Lille ) の 『 Bloc 』 は、今年買った無名ピアノ作品の中では最も出来の良かった逸品で、いつか拙ブログで取り上げようと思っていました。とは云うものの、この人の情報って全然ないんですよね。ネットで検索しても日本語の情報は皆無だし、それ以外はフランス語のサイトばかりで、全然情報が収集できないのです。で、ずっと書けずにいたのですが、先日、ジェレミーがローズで参加しているトーマス・グリムモンプレズ ( Thomas Grimmonprez ) のリーダー作 『 Blue 』 ( 前項あり )   を紹介したので思い出し、とりあえずアップだけはしておこうと思い、こうして駄文をつらつら書いている次第です。

極々簡単に経歴を紹介しておきます。ジェレミーはフランスのリール ( Lille ) に生まれ、1995年に地元のリール音楽院のジャズ科に入学してジャズを学んでいます。卒業後、1999年に自己のトリオを結成し、地元を中心に活動を始めます。2003年にはラ・デファンス・ジャズ・フェスティバルに参加し、トリオとしては審査員特別賞 ( la Mention Speciale du Jury ) を受賞。それに加え、彼個人としてもソリスト賞部門の第二位に入賞しています。そして2004年にはファースト・アルバムを自主制作しています。その後、他のミュージシャンの作品に参加しながら、トゥルコアン音楽院で教鞭をとっているようです。

今作は彼にとっては第二作目となる最新作で、2007年に録音され、2008年にリリースされています。すでに日本でも店頭に並ぶようになってからだいぶ経ちますが、僕が買ったのは今年になってからで、それも中古で1000円ほどで買いました。フランス人のピアニストだという理由だけでほとんど期待しないで買ったので、その出来の良さに大変驚きました。

重厚でアグレッシブな演奏をするピアニストで、変拍子を多用した複雑怪奇な曲展開はプログレッシブ・ロックの要素も窺えます。テクニック偏重主義のファンに大ウケするはずです。僕もまんまとハマりました。リスニング環境が許す限り大音量で聴けば、かなりトランス感が得られます。あくまで僕個人的なイメージですが、ヘルゲ・リエン、ティグラン・ハマシアン、エヴジェニー・レベデフなどの演奏を彷彿させるハードコアなスタイルで、その手が好きなファンには大推薦です。時折顔を覗かせる現代的で抒情的なフレーズは同じフランス人ピアニストのピエール・アラン・ゴルシュあたりに近い雰囲気もあります。

今作を制作したのはフランスの新興レーベル、ジグ・ザグ・・テリトワール ( Zig Zag Territoires ) です。
輸入盤ファンの間で人気となり、寺島靖国氏の年末恒例となった 『 Jazz Bar 2009 』 でも取り上げられピアニスト、ロニー・リン・パターソン ( Ronnie Lynn Patterson  ) の 『 Freedom Flighters 』 をリリースしたのも Zig Zag でした。Zig Zag はもともとクラシック音楽を手掛けるレーベルなので、まだまだジャズのタイトルは少ないのですが、今後、同じフランスの新興レーベル Cristal Records とともに、ウォッチしていきたいレーベルの一つです。


Jeremie Ternoy / Bloc  ( amazon )  星1つ星1つ星1つ星1つ星半分
2008  Zig Zag Territoires ZZT 080501

Jeremie Ternoy  ( p )
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Comment


Re: Jeremie Ternoy Trio / BLOC

クリスさん、こんばんは。
これってそんなにいいですか。中古であれば探してみようかな。
確かジャズ批評No.140 224頁で早川さんが紹介してた盤ですよね。ピアノトリオNo.4の120頁にも、音が良い盤として記載されてますね。
ちょっとお茶らけたジャケットも良いですね。

ところで、Anders Christensenの新盤は購入されましたでしょうか。ピアノがAaron Parksで評判が良いらしいのですが、在庫切れでどこにもないんですよ。ジャケットがボブ・ディラン風の盤です。

では、また。

Marty |  2009/12/15 (火) 00:20 [ 編集 ] No.924


Re: Jeremie Ternoy Trio / BLOC

Martyさん、こんにちは。

最近、ジャズ批評も読んでいないので、早川さんが紹介していたことも知りませんでした。僕一人の偏った趣味によるひとりよがりでなかった、ということがわかり、ちょとほっとしますね。早川さんご推薦盤なら、どうどうと紹介できまししね。

>Anders Christensenの新盤は購入されましたでしょうか。

買いましたよ。けっこう前ですが。いつものアーロンじゃないみたいで、ほのぼのしたいかにも北欧のフォーク調の作品だったすよ。僕個人的にはもうすこし激しいアーロンが好きですが、これはこれでいい感じでした。リーダーのクリステンセンもいい音出すし、今後はこのベーシストもフォローしていこうと思います。わけあって今手元にないんですよね。

criss to Marty |  2009/12/15 (火) 07:57 No.925

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