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Brussels Jazz Orchestra / Countermove

   ↑  2007/11/19 (月)  カテゴリー: large ensemble
Brussels Jazz Orchestra  『 Countermove 』
≪ Belgian Jazz Vol.2 ≫

先日のエリック・レニーニ、一昨日のナタリー・ロリエと、せっかくベルギー人アーティストの話題が続いたので、しばらくはベルギー関連の作品で綴って行こうかと思っています。

で、今日はブリュッセル・ジャズ・オーケストラを引っ張り出して聴いております。
「な~んだ。またビッグバンドかよ~。」と言わないでくださいね。これが滅茶苦茶カッコいいですよ。ホント。絶対お薦め。ヨーロッパ圏のビッグバンド界の台風の目であることは間違いないです。歴史は浅いのですがその結束力、機動力の強さ。技術面での完成度とその技術をフルに発揮できる楽曲の良さ。どれをとっても世界レベルです。

まずはBJOの歴史について簡単に記しておきましょう。BJOは1993年、ベルギー北部、フランダース地方出身のジャズ・ミュージシャンである、フランク・ヴェガネ(as)、マーク・ゴッドフロイド(tb)、セルジュ・プルーム(tp)らによって創立された比較的新しいジャズ・オーケストラです。もともとは、ベルギー国営放送( BRT : the Belgian Radio and Television )オーケストラが経済的理由により解散した後のメンバーの受け皿としての役割を果たしていました。ですから初期のBJOはフランダース地方に伝わる楽曲を主なレパートリーとしていました。しかし、今世紀に入ると積極的にオリジナル曲を導入し、また国外のソリスト、たとえば、デイヴ・リーブマン、フィル・ウッズ、ケニー・ホイーラー、トム・ハレルらなどを迎え、指揮者としてもマリア・シュナイダー、ビル・ホルマン、ケニー・ワーナーらを起用するなどして、その演奏レベルを向上させてきました。ですから、1968年から2002年までのビッグバンド作品を紹介したジャズ批評誌112号『 ジャズ・ビッグバンド 』では、BJOは取り上げられておりません。もし今、特集が組まれれば間違いなく巻頭ページで特集記事が組まれることでしょう。

それでは全くBJOが国内で紹介されていないかというと、実はですね、早い時期から「 BJOはイイよ 」って言っている方がいらっしゃるんですよ。その方はMOONKSでお馴染みの大河内善宏氏であります。MOONKSの方々が推薦する85年以降の名盤150枚を紹介した『 MOONKS JAZZ MUST 150 』の中でBJOの『 The September Sessions 』( 1999 DE WERF ) が取り上げられているんです。流石、大河内氏ですね。さらには、この作品を含めBJOの作品を3作品も国内盤販売した ガッツプロダクションの笠井隆氏の慧眼と採算度外視(日本ではビッグバンド物は全然売れません)のジャズへの情熱にも脱帽です。

余談ですが、今こうして僕らがヨーロッパ圏のジャズを享受できるのも、昨日お話にも出た星野秋男氏や杉田宏樹氏、そして笠井隆氏や澤野由明氏らのお蔭であるわけで、彼らのご尽力なくして現在の欧州ジャズ・ブーム(?)というか、その市場はあり得なかったわけで、本当に頭が下がる思いがします。

さて、BJOは今までに下記の8作品を制作しています。

1) Live (1997)
2) The September Sessions (1999)
3) The Music Of Bert Joris (2002)
4) Kenny Werner Plays His Music With The BJO (2003)
5) Meeting Colours - with Philip Catherine (2005)
6) Countermove (2006)
7) Dangerous Liaison - with deFilharmonie (2006)
8) Changing Faces - with David Linx (Oct 2007)

最新作は8)のデヴィッド・リンクスとの共演盤ですが、これはまだ日本には入ってきていないと思います。日本で手に入る最新作となると7)のロイヤル・フレミッシュ交響楽団との壮大なる共演盤になります。ベルギー人トランペッター、バート・ジョリスがBJOとロイヤル・フレミッシュ交響楽団に委嘱されて作曲したオーケストラ作品です。ジャズとクラシックの華麗なる融合。感動の大スペクタクル巨編。と言ったところですが、これが凄い迫力なのですが、やはりクラシック寄りの作風であるため、BJOの真価を体感するにはちょっと不適切な作品かもしれません。でも何度も言うようですがその迫力たるや尋常ではありません。

僕が所有しているのは2)から7)までですが、やっぱり大河内氏の推す2)『 The September Sessions 』と今回紹介する6)『 Countermove 』がまさに究極とも言えるほどのクオリティーの高さで、大推薦です。ビッグバンド・ファンならずとも御一聴を。お願い。それ以外の作品については今日は面倒なので触れませんが、駄作は一枚もありませんので何処から喰いついても美味しくいただけると思いますよ。

で、ちょっとBJOのOfficial Web Site を覗いてみたら、なんと既に来年2月発売の作品が紹介されているんですね。タイトルは『 The Music of Michel Herr 』 ということで、ミッシェル・ハーの作品集みたいです。ついでに現在のメンバーを見てみますと、ピアノのナタリー・ロリエは健在のようです。でもしかし、あれ、ドラマーが Martijn Vink (マタイン・ヴィンク)から Klaas Balijon (クラウス・バリジョン)に代わっています。マタイン・ヴィンクはジェシ・ヴァン・ルーラーのバンドで活躍していた人で、結構好きでしたが脱退したうようです。それじゃ何処へ行ったの?と、調べたら隣国オランダのビッグバンド、Metropole Jazz Orchstra (メトロポール・ジャズ・オーケストラ)に加入した模様。MJOは世界でも珍しいストリングス部を持つビッグバンドですね。エルビス・コステロとの共演盤『 My Flame Burns Blue 』(前項あり)が昨年発売になっています。これ、イイですよ。

ということで、話が逸れてしまいましたが、兎に角、切れ味鋭い各セクションのソリ、そして高揚感漲る鳥肌モノのトゥッチ。怒涛の如く押し寄せるキメに次ぐキメ。間違いなく聴き手にカタルシスをもたらしてくれるはずです。各メンバーについても言及したかったのですが、今日はここまで。

まだまだビッグバンド界には、掘り尽くせぬ一大鉱脈が眠っているわけで、これからも少しづつ紹介していきたいと思います。
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