雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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George Garzone / Among Friends

   ↑  2009/12/19 (土)  カテゴリー: tenor
george garzone_among friends. George Garzone / Among Friends ( amazon )
stunt 09022
星1つ星1つ星1つ星1つ

George Garzone  ( ts ss )
Steve Kuhn  ( p )
Anders Christensen  ( b )
Paul Motian  ( ds )



ジェリー・バーガンジー ( Jerry Bergonzi , 1947~ ) と並びボストン派の重鎮としてとして活躍中のテナー奏者、ジョージ・ガゾーン ( George Garzone , 1950~ ) の最新作。

非常に卓越した技術力を持ちながらも教育者としてのキャリアが長かったため、日本では知る人ぞ知る存在であったが、2007年にボサノバを扱った 『 Night of My Beloved 』 が Venus Records から発売されたことで、認知度は上昇してきた。もともと彼はボストンを拠点に、バークリー音楽大学やニューイングランド音楽院などで教鞭をとる教育者として70年代から活躍していた。そのためレコード・デビューは95年の 『 Alone 』 ( NYC Records )  と、かなり遅かったのだ。

しかしながら、ジョシュア・レッドマンやブランフォード・マルサリスをはじめ、多くのミュージシャンが彼の薫陶を受けていることからもわかるように、ガゾーンは高度な理論に裏付けられた素晴らしい演奏力と表現力を持っている。今作はそんな彼の魅力が非常にわかりやすい形で表現された傑作だと、思う。

今回はメンバーも凄い。スティーブ・キューンとポール・モチアンがガゾーンをがっちりサポートしている。さらに、この円熟の極みを見せる三人と互角に張り合っているのが先日、拙ブログでも取り上げたデンマーク出身の今話題の精鋭ベーシスト、アンダース・クリステンセンだ。演奏も実に素晴らしいのだが、これらのサポート・ミュージシャンも話題性抜群であろう。

スタンダード3曲とガゾーンのオリジナル5曲という構成。デビュー作 『 Alone 』 のタイトル曲にもなっていたガゾーンの筆による美曲 ≪ alone ≫ も演奏しているがの嬉しい。全体にスローからミディアムの静かで優しい曲で構成されている。ガゾーンの深みのあるテナーとキューンの繊細なピアノの対比が美しい。モチアンが奏でるデジタル化不能な有機的シンバル・ワークも見事。兎にも角にも、3人の古色蒼然とした滋味溢れる音色にうっとりさせられる。

ガゾーンは、コルトレーンとスタン・ゲッツという対極に位置するスタイリストを最大振幅として、その中で巧みに音色や奏法を変化させ作品を作り上げる、という手法を今までとってきた。たとえば、前作 『 Night of My Beloved 』 はスタン・ゲッツ的な作品であったのに対し、“ Fringe ”(ジョン・ロックウッドとブブ・ガロッティとのサックス・トリオ)名義での作品群ではコルトレーン系の激モード奏法を披露していたりと、その振り幅はかなり広い。そういう点からすると今作はちょうど振幅ゼロの絶妙な立ち位置で制作された作品と云える。
 
僕個人的にはガゾーンの最高傑作はデビュー作の 『 Alone 』 だと思っていたが、今作もそれに匹敵する出来の良さだと感じた。
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