雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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チェット・ベイカーの思い出。

   ↑  2005/09/02 (金)  カテゴリー: 未分類

Chet Baker 『 Once Upon A Summertime 』 Artists House AH9411



1986年、チェット・ベイカーが初来日した時、当時僕が住んでいた新潟の県民会館にも来たので観にきました。生のチェット・ベイカーが見られるのを非常に楽しみに出かけたのですが、観客は100人にも満たない状態でガラガラ。しかも演奏は1時間ちょっとで終了し、アンコールもなし、しかも演奏中はMCも一切なく、椅子にずーと腰掛て、うつむきながら元気なく吹いては歌い、歌っては吹いて、そして何も言わずに帰っていきました。東洋の小さな島国のしかも雪深い田舎町に来て、数少ない観客を前に、彼はどんな思いで吹いたのでしょう。考えると寂しくなってきます。
その二年後の1988年5月にアムステルダムで謎の死を遂げたのでした。<ラリって、階段から落ちた。>とか<いや、窓からトランペットを持ったまま飛び降り自殺したんだ。>いろいろうわさがありますが、事故なのか自殺なのかいまだ闇の中です。晩年はドラッグを買うために演奏するといったその日暮らしの生活で、かなり荒れていたようです。オランダではマリファナなどは合法的に手に入るので、事故にしろ自殺にしろ死ぬ間際にはドラッグをやっていたのでしょう。
彼の歌は中性的で甘く囁く歌声などと形容されますが、聴き様によっては、ラリって夢心地で歌っているようにも聴こえます。そもそも、本人は歌っているのかラッパを吹いているのか分かっていないんじゃないかと思うほど、ラッパの音が肉声に近似しています。

本作は麻薬漬けの生活から抜け出し、やっとカンバックを果たした73年から3年後の76年に録音されたアルバムで、健康状態もこの頃は良かったらしく、快調なフレーズが次々飛び出し、ロン・カーターやハロルド・ダンコなどの名演も重なり、かなりいい出来のアルバムに仕上がっていると思います。タイトル曲の『Once Upon A Summertime』は昔の栄光の日々を回想しながら吹いているのでしょうか。美しく哀しい曲です。
78年以降は海外にわたり、特にヨーロッパで膨大な数の録音を残していますが、玉石混合でなかなか手が出ないでいます。晩年の作品でいいのありますかね。
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Comment


ジャコまでですか~

エレクトリックバンドの話しは私のところでコメントを頂いて分かっていたんですが、ジャコまでとは・・・
儲かるどころではなく大赤字ですよね。
チックだジャコだチェットだと騒いでいるのは、日本の人口のほんのごく一部なんでしょうねぇ。
ジャズのマイナー性がつくづくと感じられます。
スマップとかモー娘とかは超満員になるんでしょうがね。ホント情けないです。


narymusic |  2005/09/04 (日) 14:36 [ 編集 ] No.1212


naryさん、おはようございます。

同じ頃だったと思うのですが、ジャコが県民会館に来たのですが、やはり200人足らずの集客でした。当時僕はイベント屋でバイトしていて、そこで社長さんと話をしたのですが、新潟ではジャズを呼んでもほとんど儲からないし、赤字になることも多いと言ってました。
それから、新潟の田舎町(どこだったか忘れましたが)にチック・コリア・エレクトリック・バンドが来た時などは、客席を見渡す限り孫を連れた農家のおばちゃん、おじちゃんで、いかにも<ただ券>で来ましたといった人々ばかりで、情けなくなりました。

クリス |  2005/09/04 (日) 10:11 [ 編集 ] No.1213


県民会館

県民会館クラスで100人以下だとかなり悲惨な状態ですよね。
主催者の赤字額が気になります。

narymusic |  2005/09/04 (日) 03:50 [ 編集 ] No.1214

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