雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

ビル・エバンス 『バリ・コンサート』

   ↑  2005/09/04 (日)  カテゴリー: 未分類

Disk Union の社員用マニュアルには、「ジャズを聴きたいんですが、初心者なので何を買ったらよいか分からないので教えてくれますか。」とのお客からの問いにはビル・エバンスの『ワルツ・フォー・デビー』を奨めるようにと記されてあるんだと、寺島氏が何かに書いていました。
本当か嘘か分かりませんが、確かに初心者にセシル・テイラーの『ルッキング・アヘッド』やジョン・コルロレーンの『至上の愛』など奨めようものなら、貴重なお客を一人失うことに等しいので、ビル・エバンスを奨めるのは間違いではないとは思います。
『ワルツ・フォー・デビー』を聴いて、ビル・エバンスの知的で繊細なピアノに惚れこみ、実は『ワルツ・フォー・デビー』が「リバーサイド4部作」の内の1枚であることを知り、他の3枚も欲しくなり、結局4枚とも手に入れる。そして、この4部作が彼の最高傑作であるとライナー・ノーツに書かれているから、他のアルバムはあまり聴かなくなってしまうことが多いのではないでしょうか。ショートケーキのクリームのついた苺だけを食べで残りに手をつけない子供のように。でも、スポンジの中にもう1つ苺がかくれていることもあるんですよ。

ということで、今日は隠れた苺、「リバーサイド4部作」以外からの名盤を紹介させていただきます。

ラスト・トリオと呼ばれるマーク・ジョンソン(b)とジョー・バーバラ(dr)とのトリオは、1979年1月から、1980年9月15日に肝硬変症、出血性胃潰瘍で亡くなるなでの約1年8ヶ月の間、世界中を駆け巡り、精力的にライブを行いました。その鬼気迫る緊張感溢れる演奏を記した未発表テープは彼の死後、私家盤として数多く発表されました。その中には当然録音状態の悪いものや、それは少ないのですが、演奏内容が粗雑であるものも含まれ、なかなかエバンス・マニアでないと手が出ないものでした。
今日、紹介する『パリ・コンサート エディション1&2』は、83年、84年に発表された、79年録音のライブ・アルバムで、晩年の膨大なライブ音源の中では、一般的に完成度が高いと言われているものです。僕も晩年の作品をすべて聴いたわけではありませんが、ラスト・トリオのなかでは、本作と『コンプリート・ラスト・コンサート・イン・ジャーマニー』が愛聴盤です。「リバーサイド4部作」を聴き慣れた耳には、ちょっと音数が多く、荒々しく響くかもしれませんが、死が目前に迫っていることを自覚しながらも、それでも音楽への探究心を持ち続けピアノから離れない、すさまじい執念が聴き手に痛いほど伝わる名盤です。マーク・ジョンソンはあまり評価が高くありませんが、技術的にはスコット・ラファロを凌駕するほどの逸材で、ここでも<マイ・ロマンス>で素晴らしいソロを聴かせてくれます。

ビル・エバンスは1961年にスコット・ラファロを失ってからも20年間、休むことなくピアノを弾き続けたのです。その20年間を順を追って聴いていくことで、エバンスの音楽への理解も深まると思うのです。
関連記事

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-635.html

2005/09/04 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
この次の記事 : 自分の部屋
この前の記事 : ナショナル・トレジャー

Comment


バブさん,こんにちは。

僕の周りにはジャズを聴きたいなんて言う奴いないんですよ。寂しいです。聴きたいって言ったらいくらでも教えるのに。

もし、聞かれたら、う~ん。
ソニー・クラーク「クール・ストラッティン」かな。
これを1回聴いて心に響くものがなければ、だめですね。

でも、大学の頃は好きな娘ができるときまって「ワルツ・フォー・デビー」をプレゼントしていました。今思うと恥ずかしいです。

あの1曲目の「マイ・フーリッシュ・ハート」から「ワルツ・フォー・デビー」の流れがいつ聴いても美しいんですよね。

クリス |  2005/09/05 (月) 13:43 [ 編集 ] No.1219


猫も杓子も

そんなマニュアルが本当に存在するんですかね。
クリスさんは、同様の質問を受けたことはありませんか?
私は、何度か聞かれたことがありますが、その時私は、「なんでジャズを聴こうと思ったの?」と聞くことにしています。
あいてが「○○を聞いたから」と言ったら
「それじゃあ、その曲が入った一枚と、同じ人が演奏している一枚、あとは好きなジャケットを探して1枚、それを買って聴いてみれば」と答えるようにしています。(変な答えですよね、ハハハハ)

エバンス特に「リバーサイド4部作」は、とっつきやすさでは一番かも知れませんが、クリスさんのおっしゃるとおり、目に見える苺だけ好きでもねぇ。

晩年のエバンスは私もあまり詳しくないんですが、このトリオは、「20年前にひってきするトリオだ」とエバンスも力を入れたとか、とても良いアルバムだと思います。

バブ |  2005/09/04 (日) 22:46 [ 編集 ] No.1220

コメントを投稿する 記事: ビル・エバンス 『バリ・コンサート』

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

この次の記事 : 自分の部屋
この前の記事 : ナショナル・トレジャー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。