雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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ソニー・クラークはええで~。

   ↑  2005/09/23 (金)  カテゴリー: 未分類

最近,フュージョンやプログレの話が多かったので,久しぶりにブルーノートの話でもしてみようかと思います。

ブルー・ノートは今でこそジャズ・レーベルの代名詞のようにもてはやされていますが,1950年代にはまだ駆け出しのマイナー・レーベルで,カタログ数も少なく,しかもいつ倒産するか分からない経営的にも厳しい状態にあったのです。そこでブルー・ノートの創業者でありプロデューサーであるアルフレッド・ライオンは,録音する際ギャラの高額な有名ミュージシャンは避け,無名ミュージシャンをスカウトし,さらに短期間の間にたくさんのセッションに参加させコスト・ダウンを図ったのでした。そして大量のストック音源から少しづつ,発売のタイミングを計算しながら発売していったのでした。

日本で人気のソニー・クラークも1957年にそれまでの活動拠点であった西海岸から東海岸ニューヨークに移住し,そこでライオンの目に留まるまでは全くの無名ミュージシャンでした。当時既にかなりのジャンキーであったソニーは,ドラッグ代を稼ぐためにセッションに積極的に参加し,さらに重症のジャンキーになっていったのでした。

ですから,ソニーの作品およびサイドマンとしての参加作品はブルー・ノートにたくさんあるわけです。1957年のハンク・モブレーの『 Hank Mobley 』(BLP1568)からはじまり,カーティス・フラー,ジョニー・グリフィン,リー・モーガン,ジョン・ジェンキンスなどの作品に参加する一方,リーダー作としては,『 Dial S For Sonny 』(1957年),『 Sonny’s Crib 』(1957年),『 Sonny Clark Trio 』(1957年),『 Cool Struttin’ 』(1958年),『 Leapin’ And Lopin’ 』(1961年) の計6作品を残しています。ここでご存知とは思いますが,1958年の『 Cool Struttin’ 』から1961年の『 Leapin’ And Lopin’ 』までの3年間が空白になっています。この期間もちゃんとライオンはソニーに録音の機会を与えていました。しかし,『 Cool Struttin’ 』のセールス不振のため,さすがにライオンも次の作品を発売するのを躊躇したのでした。<いずれソニーが有名になったら発売すればいいや>と考えていたのかもしれません。そんな矢先の1963年1月13日,クラブ「ジュニアズ」の楽屋裏でヘロイン過剰摂取による心臓発作で不帰の人となったのでした。よってたくさんの未発表音源がブルー・ノートの倉庫に眠ることとなったのです。

そんな未発表音源を掘り起こし発売したのがキングレコードで,青地に白文字の幅広のタスキが印象的な「ブルーノート世界初登場1800シリーズ」(1979年)でした。今日紹介する『 My Conception 』(1959) もお蔵入りになっていた音源ですが,ソニーの急死によって発売のタイミングを逸しただけで,決して出来の悪いボツ音源ではありません。メンバーもハンク・モブレーとドナルド・バードの2管フロントにアート・ブレーキー,ポール・チェンバース,ソニー・クラークと来れば,悪いはずがありません。なんか<幻のジャズ・メッセンジャーズ>みたいで,ジャッケトのメンバーの活字を見ているだけで熱くなれるようなフォーマットです。もちろん内容もいいです。ソニー・クラークの表名盤が『 Cool Struttin’ 』やタイムの『 Sonny Clark Trio 』だとしたら,本作は裏名盤の横綱といってよいでしょう。もうこういうアルバムはだれがリーダーだとか関係ないですね。ジャズ・メッセンジャーズと思って聴いても良いし,ドナルド・バードのリーダーアルバムでもありです。タイトル曲<My Conception>はタイム盤でも演奏してますが,本作ではハンク・モブレーが吹いてます。僕はハンク・モブレーがテナーでは一番好きで,特にバラードのモブレーがたまらなく好きなので,それだけで本作を買った甲斐があったと思っています。収録曲は全曲ソニーのオリジナルで,同じオリジナル集のタイムの『 Sonny Clark Trio 』とかなり“だぶり”があります。

僕の所有しているのはLPですが,ジャッケト違いのCDが東芝EMIから数年前に再発されています。 『 My Conception 』(TOCJ-66079)
CDジャケットはモノトーンのソニーの横向き写真で,LPのなんだか安っぽいデザインより数段素敵です。キングはどうしてこんなジャッケト付けちゃったのだろうと悔やまれます。
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2005/09/23 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


バブさん,こんばんわ。

たぶんこれは日本だけの企画なのでしょうね。

バブさんも複数枚画像アップされたのですね。
おめでとうございます。

クリス |  2005/09/23 (金) 22:49 [ 編集 ] No.1281


たしかに

67camperさんご指摘のとおり、ジャケットあってのブルーノートって感じはありますよね。

このアルバムも日本での人気が出させたアルバムでしょうか?
どちらにしても、ジャケットは別として、内容は、私も好きな一枚です。

バブ |  2005/09/23 (金) 22:23 [ 編集 ] No.1282


67camperさん,こんにちは。

東芝のほうがジャッケトセンスはいいですよね。

67camperさんのブログで紹介されてたブルー・ノートのカバー・アート集はまだ持ってないです。DUに行くと売っていて,いつも欲しいと思っているのですが,レコード買っちゃって,お金なくなるんですよね。結構高価なので。
以前に,同じChronicle Booksから出版されたウエストコーストのカバー・アート集,「CALIFORNIA COOL」は持ってます。たまにパラパラめくっていると楽しいです。

クリス |  2005/09/23 (金) 17:30 [ 編集 ] No.1283


BN未発表シリーズ

クリスさん。こん○○わ。
BN未発表シリーズですね。キングがたくさんだしたのですが、いずれもカバーが最悪。
もう一枚のSONNY CLARKも何ともならんカバーでした。
うちにはGRANT GREENの“MATADOR\"もあったのですがこれもカバーがいまいちでした。でとおの昔に売り払いました。自分の中では、あのBN独特のカバーじゃなきゃBNとは認めていません。

演奏は楽しめるものもありますが、キングのセンスのなさを露呈した格好ですね。

67camper |  2005/09/23 (金) 01:06 [ 編集 ] No.1284

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