雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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ジョー・ヘンダーソン 『 Multiple 』。

   ↑  2005/10/15 (土)  カテゴリー: 未分類

先日録画しておいたWOWOWで放映されたジョー・ヘンダーソン・トリオのライブを先ほどから観ていました。ジョー・ヘンダーソン(ts),デイブ・ホランド(b),アル・フォスター(ds)のコードレス・トリオで,1993年,ミュンヘンでのライブです。正直,ピアノ・レスだと興味半減してしまうのですが,やっぱり単調というか,まずテーマの後,ヘンダーソンがアドリブし,その後ホランドがほとんどフリー・フォームで永遠とソロをとり,最後にフォスターがこれまたフリーに近い長尺のアドリブをとり,最後にテーマに戻るという形式にとらわれた演奏が続き,途中でうとうとしてしまいました。どうしてピアノを入れないのでしょうか。一人分のギャラを節約しているのでしょうか。わざわざピアノレスにする音楽的なメリットってあまりないように思えるのですが。

ジョーヘンダーソンは1990年代になり,再評価された人です。おそらく,ビリー・ストレイホーンの曲を演奏した『 Lush Life 』あたりが売れたのがきっかけだったのでしょうか。僕はそんな売れる前の80年代後半に新潟の小さなライブハウスに来た時に観に行った記憶があります。ジョーヘンの目の前の最前列で,サックスのベルがぼくの顔にぶつかるんじゃないかと思えるほどそばで聴きました。凄い音でした。木管楽器の特性を十分発揮した太くやわらかい音色は今でも忘れません。でも忘れてしまったのは他のメンバーなんですよね。どうしても思い出せないんです。ピアノは野力奏一だったような気もするのですが,別のライブとごっちゃになっているのかもしれないし。

90年代以降のジョーヘンはあまり聴いていません。僕の好きなジョーヘンはBlue Note時代の『 Inner Urge 』( 4189 ) やここで紹介するMilestone の『 Multiple 』などですね。Blue Noteの諸作品はそれなりにある水準には達していると思いますが,極めつけは『 Inner Urge 』だと思っています。コルトレーン・カルテットを髣髴させる< El Barrio >からデューク・ピアソンの< You Know I Care >,コール・ポーターの<Night And Day>と続くB面は,いつ聴いても惚れ惚れする名演です。

『 Multiple 』は73年にラリー・ウイリス(p),デイブ・ホランド(b),アーサー・ジェンキンス(ds),それからジェイムス・ウルマー(g)らと製作したジャズ・ロック色調の強いアルバムです。ジョーヘンがフルート,ソプラノ,それから呪術的な声を聴かせるアフロ的< Tress-Cun-Deo-La >や,そこらの軟弱8ビートとはわけが違うデイブ・ホランドの作曲した< Turned Around >などは,今聴いても鳥肌ものです。ジョーヘンのソロは,リズムこそロックビートでありながら後期~末期のコルトレーンそのものです。このアルバム,決してジョーヘンの代表作に挙げられることはないし,ジャズ史のなかではむしろ異端作,駄作の範疇に入るのかもしれません。しかし,70年代に入り,多くのジャズ・ミュージシャンが伝統的継承音楽としてのジャズに決別せざるを得ない,混沌とした音楽環境の中で,ジョーヘンが生み出したスリルと高度のテンションを有した稀にみる傑作だと思うのです。
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2005/10/15 | Comment (3) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


わかった。

「mirror mirror」わかりました。80年のMPSのですね。すっかい忘れてました。出来良かったと思いましたが,実家送りのCDダンボールの中で,今聴けません。帰省した際,聴いてみます。

クリス |  2005/10/16 (日) 14:31 [ 編集 ] No.1391


まだまだ勉強が足りないな~。

Mirror, Mirror ってどんなアルバムだったでしたっけ。僕は記憶にないのですが。

ジョーヘンがBS&Tに短期間参加したのは71年のようですね。ライナーノーツに書いてありました。そのころはあまり売れてなっかったから,こづかい稼ぎに参加したのでしょうね。ジョーヘンって,一貫性があるようで,意外にいろいろなところに顔を出しているんですね。

フィリップ・ロデという人も全く知りませんでした。

ジョーヘンのことは知っているようで,結構知らないことだらけです。

クリス |  2005/10/16 (日) 14:24 [ 編集 ] No.1392


ジョー・ヘン色々

ジョー・ヘンはこのころブラッド、スエット&ティアーズにも参加してたみたいです。いわゆるジャズに戻ったのは1977年にenjaから出た『バルセロナ』からですかね。私はこれ以降でしかよく知りません。図書館からチック・コリアとの『ミラー、ミラー』を借りています。

WOWOWはうちでも観られたので見逃したのは惜しいですが、やはりドイツには思い入れがあるのかなと思います。エルヴィン・ジョーンズも同様にenjaからCDを出し、ドイツ公演の映像が残っています。

1984年にフィリップ・ロデという人が指揮したフランスのビッグバンドOrNiCarでジョー・ヘンがゲスト録音したアルバム『Mais Ou Est Donc OrNiCar』の『BLACK NARCISSUS』は典型的なビッグバンドジャズですが結構好きでした。ヨーロッパでは神様のように思われていたみたいです。日本ではここまでには至りません。

ドラム小僧 |  2005/10/16 (日) 00:09 [ 編集 ] No.1393

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