雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Mark Turner 『 in this world 』

   ↑  2006/01/30 (月)  カテゴリー: 未分類

昨日はクリス・チークの最新作『 Blues Cruise 』について書きましたが,あれはブラッド・メルドー・トリオをバックに配したカルテットでしたね。そういえば,ブラッド・メルドー・トリオはサックス奏者のサイドメンとして何枚かリリースしてます。たとえば,ジョシュア・レッドマンの『 timeless tales 』や『 Moodswing 』がそうでした。それ以外にもチャーリー・ヘイデンの『 Amerian dream 』(Sax:マイケル・ブレッカー)や,マーク・ターナーの『 in this world 』もバックはメルドー,グレナディア,ロッシーorブレイドだったですね。近年のあくの強いリーダー・アルバムとは対照的に,サイドマンとしてのメルドーは,比較的オーソドックスで控えめなプレイを聴かせてくれます。今日はそんなサイドマンとしての彼の演奏が聴けるマーク・ターナーの『 in this world 』を聴いてみましょう。

もともとはターナーはCriss Crossからアルバムをリリースしていましたが,1998年にワーナーに移籍し4枚ほどアルバムを制作しました。本作は多分ワーナー2作目のアルバムだと思います。ジョシュアがデビュー作品からワーナーだったのに対し,ターナーはCriss Crossから出世してワーナーと契約できたのです。ポスト・ジョシュアを目指してメルドー・トリオをバックに意気込んで制作されたのが『 in this world 』だったわけです。彼の音色はエッジが鈍磨した暖色系の音です。マウスピースはジャケットを見るかぎりラバーで,サックスはセルマーのバランス・アクション!!を使用しているようです。当然出てくる音も大昔のバップ・エイジの音ですわね。ウェイン・ショーターやジョー・ヘンダーソン的な木管楽器の特徴的な音色です。最近,こんな音がはやりなんでしょうか。ブレッカー系がちょっと減ってきたような気がします。彼の巧さは折り紙つきですが,そのうねうね,うにょうにょしたフレーズはなかなか他人が真似できるものではありません。ちょっと聴いただけではその巧さが分かりにくいのですが,聴き込むとこいつすげーやと,感心しちゃいます。本作は全9曲中オリジナル6曲,他人の曲が3曲といった構成です。ヂューク・ピアソンの<You Know I Care >,レノン=マッカートニーの<She Said, She Said >,それに< Days of Wine And Roses >などが演奏されています。派手な仕掛けは用意されていませんが,ターナーしか歌えない<うねうね節>で,いつの間にか彼の世界に引き込まれています。もちろんメルドーも随所で比類なき美しいフレーズを聴かせてくれます。

昨年だったでしょうか。ワーナーのジャズ部門が閉鎖になったのは。そのおかげでメルドー,ジョシュア,ターナーらみんな放出されてしまったのです。メルドーやジョシュアはNonesuchに移籍し,それぞれ『 Day Is Done 』,『 Momentum 』をリリースしてますが,ターナーは今どうしているのでしょう。2003年のカート・ローゼンウィッケルの『 Heartcore 』(verve)にターナーが参加しているので,クレジットを見たのですが,「 Mark Turner appears of Savoy Records 」とありました。早速SavoyのHPで検索しましたが,彼のアルバムは見つかりませんでした。彼の近況をご存知の方いらっしゃいませんか。

P.S. 後で調べたら,サボイから2003年に,ターナー,バラード,グレナディアのトリオで「Fly」というアルバムを制作していました。名義がFlyだったので,マーク・ターナーの検索では引いてこられませんでした。
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Comment


ナカーラさん,こんばんわ。

TLC+マーク・ターナーの記事,読まさせていただきました。VENTO AZULさんも薦めていたし,今度購入したいと思います。美味しそうなところ紹介していただき,ありがとうございました。


「Fly」のようなサックス・トリオって,かなりジャズ上級者でないと楽しめませんね。僕はまだまだ好きになれません。あらためてピアノという楽器の素晴らしさ,重要性を痛感します。

マーク・ターナーくらいの吹き手は,沢山いるんでしょうね。そこから頭ひとつ抜きん出るのが難しいんでしょうね。「アノ人は今」にターナーがならないよう,頑張ってもらいたいものです。

クリス |  2006/02/01 (水) 21:53 [ 編集 ] No.1784


Unknown

クリスさん、VENTO AZULさん、マーク・ターナーのお話、興味深く読んでいます。

私も、ターナー好きの人間の一人として、サイトの「ニューリリース」の昨年9月7日の記事で、LTCとの共演作のレビューを書いてみました。
よかったら参考にしてください。 

 それと、「FLY」のことですが、私もずいぶん苦労してネット購入しましたが、残念ながらクリスさんの危惧されていたようなサックス・トリオの欠点がやや気になる出来で、推薦には至らなかった記憶があります。

 ようするに、ターナーはサイドメンの立場で、気楽に音楽をやっていきたいのでしょうね。

もともと線の細さがメジャーになれない要因のようですからね。
でも、私はそんな彼が大好きですが・・・。

ナカーラ |  2006/02/01 (水) 14:44 [ 編集 ] No.1785


VENTO AZULさん,こんばんわ。

リーダーアルバムの制作に興味のないサックス吹きって,いるんですかね。ベースやドラムなら分かるけど。

OAM, LTC との競演物ですか。知りませんでした。流石ですね。両方とも欲しいな~。Via Veneto盤はDUで在庫ありみたいです。今度探してみます。

ホント,有益な情報,ありがとうございました。

クリス |  2006/01/31 (火) 23:41 [ 編集 ] No.1786


マーク・ターナー

マーク自身、何かのインタビューでリーダーアルバムの制作にはもう、あまり興味がないようなことを言っていました・・・
そんなわけかもしれませんが、最近はサイドメンの活動が多いですね。
ざっと思いつくところで、OAM TRIO&MARK TURNER/LIVE IN SEVILLA(LOLA!),これは2001年だった、EMMANUEL VAUGHAN-LEE/BORROWED TIME(FSNT)2004年LTC+MARK TURNER(VIA VENETO)2005年、LOLA盤はライブ作ということもあり、「FANTASY IN D」(ウゲツ)などで長尺のソロが聴けたと思います。VIAVENETO盤は昨年のお気に入りにも選んだ作品で、いつもよりリラックスした歌うソロが 聴けます。

VENTO AZUL |  2006/01/31 (火) 10:36 [ 編集 ] No.1787


サボイから出てました。

昨日,上記の記事を書いた後,床について何気にジャズ批評「サックス・トリオ」特集を見ていたら,サボイから2003年に,ターナー,バラード,グレナディアのトリオで「Fly」というアルバムを制作していました。

マーク・ターナーはジョシュアに比べたらちょっと下火ですね。

クリス |  2006/01/31 (火) 08:00 [ 編集 ] No.1788


リーダー作

ターナーのリーダー作としては、私が持っているので一番最近のやつは、ワーナーのDharma Days(2001年)です。
これの前に2作続けてバラードアルバムだったのに嫌気がさしていたのか、この盤は今見てみたら未開封でした。
そういえば最近はリーダー作が出ていないと思っていましたが、サボイに移っていたんですか。
あそこもそんなに頻繁には新譜を出さないですものねぇ。

nary |  2006/01/30 (月) 23:28 [ 編集 ] No.1789

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