fc2ブログ
 

雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

Kasper Villaume 『 Hands 』

   ↑  2006/02/04 (土)  カテゴリー: 未分類

今日は,午後から勉強会が麹町であったので,その帰りに久しぶりに御茶ノ水のDUに寄って,数枚新作を買って帰りました。お目当てはキャスパー・ヴィヨームの最新作『 Hands 』とヘルマン・クシチの『 Y despues…Que? 』だったのですが,ついでにポール・モチアン・バンドの『 Garden of Eden 』,デイブ・ペックの『 Out of Seattle 』なども買ってしまいました。まずはヴィヨームの『 Hands 』を聴いてみました。今回のアルバムは,今までのラーシュ・メラーに代わってクリス・ポッターが参加しています。ドラムとベースもクリス・ミン・ドーキーとアリ・ジャクソンに代わってします。さて,出来はどうでしょうか…..。

いや~,素晴らしいです。かなり気合が入っています。これは“買い”です。正直,今まで僕はクリス・ポッターがあまりピンとこなかったですが,ここでのソロは凄いです。M-2<Captain Kirkland >などのモーダルな楽曲でのスピード感,疾走感のあるお得意うねうねソロは爽快です。ラーシュ・メラーとの快作『 Outrun 』,『 #2 』が霞んでしまうほど,ヴィヨームとポッターの相性は良いです。ヴィヨーム自身のライナーによると,今回のメンバーとの録音は彼の夢だったようです。かなり前から彼らとの録音を想定してオリジナル曲を書いていたようです。プロデューサーは前作『 117 Detmas Avenue 』同様,クリス・ミン・ドーキーで,録音エンジニアはご存知ジェイムス・ファーバーです。中高音域のクリアでシャープなミキシングは現代ジャズ録音のスタンダードになりつつあります。

ドラムのアリ・ジャクソンがなかなか巧いので,どんなアルバムに参加しているのかちょっと検索してみたら,カート・ローゼンウェッケルの最新作『 Deep Song 』で叩いてました。このアルバムはローゼンウェッケルの中では一番好きなアルバムなんですが,てっきりジェフ・バラードが叩いていると思い込んでいましたが,半分の曲でアリ・ジャクソンが叩いていたんですね。これから注目のドラマーかな。

いつもながら,買ってきたその日に聴きながら書いているので,なんとも漠然としたコメントになってしまいましたが,好き嫌いは別として,出来は良いのは間違いないでしょう。ヴィヨーム万歳。ポッター万歳。

Kasper Villaume 『 Hands 』stunt STUCD 05122
Kasper Villaume (p)
Chris Potter (ts,ss)
Chris Minh Doky (b)
Ali Jackson (ds)

P.S.始めにお茶の水DUに寄ってこのCDを2510円で購入。その後,秋葉石丸輸入盤フロアに寄ったら,なんと2289円で売っていた。がっくり。ヘルマン・クシチの『 Y despues…Que? 』もDUで3035円もした。高け~。

それにしても,またSTUNTのCDは裸で入っていた。しかもきつきつ。誰かジャケット破かなきゃいいけど。6面観音開きのデジパックでコストかけているんだから,もう少し考えて欲しいな。
関連記事

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-799.html

2006/02/04 | Comment (24) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
この次の記事 : Avishai Cohen / The Trumpet Player
この前の記事 : Kasper Villaume 『 Hands 』

Comment


すずっくさん,こんばんわ。

こちらからもTBさせていただきました。

いや~,素晴らしいレビューですね。
このアルバムはみんなとっても楽しめたアルバムでしょうね。このブログが年末まで続けば,きっと「今年のベスト10」入り間違いなしです。

クリス |  2006/03/07 (火) 23:05 [ 編集 ] No.1793


一ヶ月前でしたね。

トラバしました。すいません。
とりあえず、ご挨拶だけ。

すずっく |  2006/03/07 (火) 19:08 [ 編集 ] No.1794


すずっくさん,こんばんわ。

>凄い!かっこよすぎる。

でしょ。今までどちらかというと田舎臭いというが,洗練さが足りない感じだったけど,この新作はなかなかスマートに吹き切っていますね。今までのベスト・プレー間違いなしですね。

>う~~ん、ポッターの新譜って、これとくらべてどう?なんですか?
新譜って「underground 」ですよね。これはフュージョンですからね。単純に比較はできませんが,手放しに<カッコイイー>と僕が思うのは「HANDS」でのソロの方かな。

「HANDS」のM-2のソロ,ええわ~。

ところで,楽しみにしていたクラリネットで,誰のアルバム?

クリス |  2006/03/05 (日) 21:16 [ 編集 ] No.1795


無敵ですね。

もう、直撃されちゃったかんじです。
う~~ん、クリスポッター、ほんと、何かふっきれちゃったようですね。
凄い!かっこよすぎる。
既にヴィヨームさまは新しいアルバム出すそうですが、う~ん、ちょっと、飽きるまでこれ聴きまくりたいきもします。
う~~ん、ポッターの新譜って、これとくらべてどう?なんですか?
爆音で浴びちゃってるんだけど、もう、、やめなくちゃね。

suzuck |  2006/03/04 (土) 17:56 [ 編集 ] No.1796


Bob Rockwell quartet

martyさん,こんばんわ。

>Bob Rockwell quartetのメンバーとして、4月に新作が出るようですね。
マシュマロのHPで見ました。恥ずかしながら僕は,Bob Rockwell を聴いたことがないのです。この機会にぜひ聴いてみたいテナーです。

>3/2,3にJesper Bodilsen,Rasmus Kihlbergとのトリオで、コペンハーゲンで新録するようですね。こちらは買いでしょうね!!
「hands」もそんなに聴いてないうちに,もう新作。いったい何枚CD買わせたら気が済むのでしょうかね。

そうそう,Ignasi Terrazaの新譜,買いましたよ。いい感じです。録音もいいですよ。

クリス |  2006/02/28 (火) 22:54 [ 編集 ] No.1797


新作

3/2,3にJesper Bodilsen,Rasmus Kihlbergとのトリオで、コペンハーゲンで新録するようですね。こちらは買いでしょうね!!
発売はいつかな?

Marty |  2006/02/27 (月) 23:41 [ 編集 ] No.1798


次は

Bob Rockwell quartetのメンバーとして、4月に新作が出るようですね。このquartetには日本人演奏者も入るそう。サイドメンとしては、どうなんでしょうか?以前私はがっかりしたので、試聴してからかな、購入は。
そして6月には、メンバーを少し入れ替えて、来日コンサートですね。武蔵野、横浜は決定のようです。関西は来てくれるのかな。

Marty |  2006/02/27 (月) 23:33 [ 編集 ] No.1799


こんにちは

ヴィヨーム、こちらからもTBさせていただきました。

JAZZ PIANO TRIO 名盤500読みました。
「うんうん」とうなづいたり「え~?」と疑問に感じたり「また始まった」とあきれてみたり、いちいち寺島氏のコメントに反応している自分が滑稽です。

nary |  2006/02/21 (火) 13:19 [ 編集 ] No.1800


martyさん,こんばんわ。

え~,おかしいな。
寺島氏は自身の著書「吉祥寺JazzCafeマスターがすすめるはじめてのJazz」の中で,Bad Plusの「These Are Vistas」を褒めてますよ。矛盾してるな~。

僕はESTの初期の特に「When Everyone Has Gone」などは大好きですけどね。以前記事も書いているし。

今日,帰りに神田のSHOUSENに寄ったんだけど,この本なかったです。でも菊池成孔の「東京大学のアルバートアイラー」があったので買ってきました。この本,やっと見つけたんですよ。何処のもなくて。以前は何処にでも山積みされていたのに,最近見かけなくなってしまったので,焦っていたのですが,SHOUSENでやっと手に入り,今晩はゆっくり読みたいと思います。

クリス |  2006/02/11 (土) 20:50 [ 編集 ] No.1801


酷評

ESTは「Good Morning Susie Soho」、「When Everyone Has Gone」、Bad Plusは「These Are Vistas」、Christian Jacobは「Christian Jacob」「Styne & Mine」が酷評ですね。私も同じくクリスチャン・ジェイコブは好みのピアニストですけどね。

好みがあるから、こればっかりはしょうがないのですが、読んでいて面白いと思います。

Marty |  2006/02/10 (金) 22:16 [ 編集 ] No.1802


なるほど,

>ESTやThe Bad Plus、Christian Jacobは酷評ですね。

これ,よくわかります。僕も最近のEST,Bad Plusはだめですね。でもBad Plusのイーサン・アイヴァージョンはだめでも,彼のリーダー・アルバムはなかなかですが。クリスチャン・ジェイコブは,僕は好きですけどね。

週末は仕事で本屋に行けそうにないので,来週にでも探してみます。

クリス |  2006/02/09 (木) 22:29 [ 編集 ] No.1803


クリスさん、こんばんは

この度創刊されただいわ文庫なので、ちょっと大きめの本屋へ行けば見つかると思います。
未だ全部読みきれていないのですが、アル・フォスターが入っている盤は絶賛で、ESTやThe Bad Plus、Christian Jacobは酷評ですね。
でも、寺島さんの本は読んでいて楽しい気分になりますね。
この中で何枚持っているか数えてみよう。

Marty |  2006/02/09 (木) 22:07 [ 編集 ] No.1804


Martyさん,こんばんわ。

JAZZ PIANO TRIO 名盤500を昨日,秋葉の石丸の1Fの書籍コーナーで探したのですが,ありませんでした。そのうち入荷するでしょう。

まあ,参考になるというより,ああだこうだと,あら捜しするのが結構楽しみであります。

「こんなつまんないの絶賛してるよー,へー。」とか
いいながら,僕は寺島氏の本を読んでいます。

クリス |  2006/02/09 (木) 21:24 [ 編集 ] No.1805


早速買ってきました

JAZZ PIANO TRIO 名盤500を早速買ってきました。「Waltz For Debby」から「Day Is Done」まで多くの盤が取上げられています。録音評が付いているのも評価できますね。
名盤とあるから全部寺島さんのお奨めかと思うと結構貶しているのもあり、それが面白いです。意外な人が漏れていますね。Enrico Pieranunzi、Stewy von Wattenwyl,Rick Roe,Jason Lindner,Giovanni Mirabassi等かな。
ピアノトリオ好きの割りに持っていないのが多いので、少しずつ集めていこうかな。

Marty |  2006/02/09 (木) 00:10 [ 編集 ] No.1806


JAZZ PIANO TRIO名盤500

あらら、Unknownになっちゃった。
Unknownというと、Rick Roeの「Changeover」はUnknown Recordでしたが、これはなかなかいいですよ。

明日は、寺島さんの新刊「JAZZ PIANO TRIO名盤500」(だいわ文庫)が発行ですね。書下ろしだそうです。

ではでは。

Marty |  2006/02/07 (火) 23:56 [ 編集 ] No.1807


Unknown


>買っただけで安心しちゃって,そのまま放置。
>そして,そのうち買ったことすら忘れてしまう。
>なんてことない様に,明日あたり聴いてみようかな。

確かに買ってしまうと安心しますよね。でもレア盤というだけで、あの値段の高騰ぶりはびっくりです。輸入盤は買っとかないと、次はないかもしれませんから・・・。とはいえ、穴場で見つかることあり。う~ん、難しいですね。

Unknown |  2006/02/07 (火) 23:50 [ 編集 ] No.1808


Martyさん,こんばんわ。

そうですか。人気あるんですね。僕,買ったのはいいけれど,忙しくてまだ聴いてません。

買っただけで安心しちゃって,そのまま放置。そして,そのうち買ったことすら忘れてしまう。なんてことない様に,明日あたり聴いてみようかな。

神保町店はこれからテリトリーに加えようと考えています。穴場ですね。

クリス |  2006/02/07 (火) 22:05 [ 編集 ] No.1809


在庫切れ

クリスさん、こんばんは。

>「Y despues…Que?」は見つけた時にかわないと>すぐに売切れそうな気がして,市場調査も
>せず今日買ったのですが,ちょっと早とちり
>したな~。
そうでもないようです。再プレス盤は、既に在庫が無くなったようですね。店頭に並んでいる分だけ、もしくは販社の在庫分だけのようです。
>え,神保町店にもジャズ置いてあるんですか。
そんなに数はないのですが、結構面白いのがありましたよ。翌日のSALEを控えて、グッと堪えました^^;

Marty |  2006/02/07 (火) 20:11 [ 編集 ] No.1810


なりーさん,こんばんわ。

>ちなみにアメリカのAMAZONなんかで検索するとCDの値段ってほとんど20ドル以下ですよね。

本当はまとめてアメリカから買えばかなり安く手に入れられるんですけどね。なんか面倒くさくて実際にはできませんが。時間もかかりそうですしね。

クリス |  2006/02/05 (日) 18:46 [ 編集 ] No.1811


DU神保町店

>神保町店では、Rick Roeの「Late Late Show」が1365円から30%OFFでした。

え,神保町店にもジャズ置いてあるんですか。知りませんでした。今度行ってみます。

>「Book of Jazz Vol2」は50%OFFで735円です
バタグリアのですよね。安いですね。かなり。僕も中古で買ったのですが,1500円ぐらいだったと思います。

クリス |  2006/02/05 (日) 18:36 [ 編集 ] No.1812


まだ未聴です

値段がどうこうよりも早く聴きたいです(苦笑)
でも店によって価格にばらつきが多いことも確か。
ちなみにアメリカのAMAZONなんかで検索するとCDの値段ってほとんど20ドル以下ですよね。
それを考えると3000円ぐらいのやつはちょっと高すぎかなという気はします。

nary |  2006/02/05 (日) 08:46 [ 編集 ] No.1813


神保町店

ちょっとだけ離れてますが、神保町店では、Rick Roeの「Late Late Show」が1365円から30%OFFでした。数日前に新品で2480円で買おうかどうか迷ってやめたんですよ。
渋谷では、50%OFF、30%OFF、20%OFFのSaleで、結構安く買えました。クリスさんお奨めの「Book of Jazz Vol2」は50%OFFで735円です。関西では考えられない値段ですね。
渋谷タワレコでは、「Y despues…Que?」が安く、「This is New」が3000円以上してたので、他店と逆転設定ですね。
今回の出張で8枚買いましたので、未聴盤が増えてしまいましたぁ^^;

Marty |  2006/02/05 (日) 00:44 [ 編集 ] No.1814


Martyさん,こんばんわ。

DUの週末セールって,御茶ノ水店ではやっていないのですかね。僕はほとんど御茶ノ水にしか行かないのですが,週末セールは見たことないのですが。

ジョン・ステッチは多分,人気ないんですよ。僕も彼のCDは中古でかなり安くそろえてます。

「Y despues…Que?」が渋谷タワレコで2510円っていうのにはちょっとショックです。秋葉のタワレコでも同じかな。500円も違うとは,DUもひどいな。
「Y despues…Que?」は見つけた時にかわないとすぐに売切れそうな気がして,市場調査もせず今日買ったのですが,ちょっと早とちりしたな~。

クリス |  2006/02/04 (土) 23:56 [ 編集 ] No.1815


東京

クリスさん、こんばんは。
金曜日は東京出張で、終業後御茶ノ水DUへ、今日は渋谷と新宿のDUへ行きました。週末セールの100円~500円は欲しいものがありませんでしたが、関西に比べて、中古CDの値段が極端だなという印象です。John Stetchの「Heaven of A Hundred Days」は588円で買えるかと思うと、1万円以上の物もありますね。
「Y despues…Que?」ですが、私は行き付けの店で2700円で購入。しかし、渋谷のTowerで2510円でした。関西で「Hands」は、行き付けのJAZZ専門店では2200円、他に2468円で100円分ポイント付とかのようです。EnricoのLiveもHMVでは2000円ちょっとで買えますが、3800円位のところもありますね。
この値段の違いは、何故なのでしょうかね。

Marty |  2006/02/04 (土) 23:30 [ 編集 ] No.1816

コメントを投稿する 記事: Kasper Villaume 『 Hands 』

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

この次の記事 : Avishai Cohen / The Trumpet Player
この前の記事 : Kasper Villaume 『 Hands 』