雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Tierney Sutton 『 Unsung Heroes 』

   ↑  2006/05/21 (日)  カテゴリー: 未分類

今日は仕事もなく久しぶりに日曜日らしい一日を過ごすことができました。午前中は荒れ果てた自室を掃除し,午後に歩けるようになった息子を連れて家族で近くの公園を散歩し,帰りにショッピングセンターで買い物を済ませ,ステーキ店でビールとステーキを食べ,最後に本屋に寄ってJAZZ LIFE 6月号を買って帰ってきました。

今,手に入れたばかりのJAZZ LIFE 6月号をパラパラめくっていたら「ジャズ・スタンダード・ウルトラ・ガイド」という新連載が始まっていて,第1回は<Donna Lee >のようです。恥ずかしながらベースを弾く僕としては,<Donna Lee >と言えばチャーリー・パーカーではなくジャコを真っ先に連想してしまうのですが,大学の頃は当然ジャコのスコアなどなく,カセットレコーダーで必死に音取りをしてコピーしたものです。フレットレスでは当然弾けず,フレッテッドでもテンポダウンしないと弾き切れなかった苦い思い出がある曲です。まあ,ベーシストにとっては実力試験のような楽曲で,涼しい顔して<Donna Lee >が弾ければ一目置かれるベーシストということになるのでしょう。僕はこの<Donna Lee >って,パーカーの作曲(とは言ってもディキシー・ジャズの<Indiana>のコード進行をパクった曲)だと漠然と思っていましたが,実はマイルス・ディヴィスが「俺が書いてパーカーに渡したんだ」と語っていたんだそうです。本当かな?

そんなわけで今日は<Donna Lee >を演奏している愛聴盤を紹介したいと思います。<Donna Lee >の元ネタの<Indiana>とくっ付けて,メドレーで歌っている面白いヴォーカル物なんですが,ティアニー・サットン(Tierney Sutton)の『 Unsung Heroes 』というテラークからのアルバムです。僕は彼女を知ったのは,以前にマイ・ブログでも紹介したピアニスト,クリスチャン・ジェイコブの『 Styne & Mine 』にゲストで彼女が参加していたのが始めてでした。Jule Styneの<Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry>と<I Fall In Love Too Easily>の2曲だけ参加していたのですが,これがとっても素晴らしく,音程,リズム感はもちろん抜群で,しかも歌声は透明感があるけど厚みもあり,一聴して素晴らし才能のあるヴォーカルだと感じました。でも結局は透明感のある軽めの声質が単に好みだっただけかもしれませんが。それ以来,少しづつ買い集めています。

<Indiana><Donna Lee>が入ったこの『 Unsung Heroes 』は2000年の彼女の2nd Albumで,TELARC移籍後の最初のレコーディングです。バックはクリスチャン・ジェイコブのトリオに,曲によって管やギターが入るといったシンプルな構成です。クリスチャン・ジェイコブは彼女の6枚のアルバム全てでバックを務めていますが,単なる歌伴に留まらず,間奏のソロでは完全にジェイコブ・トリオの演奏になっていて,「Christian Jacob trio with Tierney Sutton 」として鑑賞することも可能なアーティスティックなボーカル物です。そもそも彼女の歌は楽器的な要素が強く,サラ・ヴォーンやエラのようなスキャットを織り交ぜ,最近よく見られる上辺だけの耳ざわりの良い女性ヴォーカルとは一線を帰します。ライナーノーツによると,サラやエラを最も尊敬していて,ボビー・マクファーリンやアル・ジャロウも敬愛しているそうです。そして影響を受けたミュージシャンとして,ヴォーカリストではなく,マイルスやコルトレーンの名を挙げています。“ instrumental-ish tunes ”を今まで数多く歌ってきたと言っているように,本作でも<Bernie's Tune>や<joy Spring>,<Speak No Evil>など,「え,これって歌詞があったの?」と驚くような楽曲を歌っています。歌も上手いし,バックも聴き応え十分だし,非常に出来の良い飽きないアルバムです。
【愛聴度 ★★★】

          
『 Something Cool 』2002 TELARC
第3作目。ジューン・クリスティーの<something Cool>は個人的には何だか熱いお茶でも飲んでいるような暑苦しい声質で,どうもみんなが言うほど涼しげでないように思いますが,このティアニーの歌う<something Cool>は,ひんやり涼しく,透明感があり,柔らかく,ホントにクールな感じです。え~アルバムですわ。
【愛聴度 ★★★★】

          
『 Dancing in The Dark 』2004 TELARC
彼女の第4作目のアルバム。彼女の一連のアルバムが全て高水準なのは,クリスチャン・ジェイコブ(p),トレイ・ハーニー(b)
,レイ・ブリンカー(ds)ら3人の意表をついた洗練されたアレンジ力に由る所が大きいと思う。本作はシナトラのレパートリーを取り上げているが,どれも独特のアレンジが施され,新鮮な表情を持った楽曲に生まれ変わっています。初のオーケストラとの競演盤でもあります。実に美しい曲の数々。酒が欲しくなりますね~。
【愛聴度 ★★★★★】

          
『 I'm With The Band 』2005 TELARC
彼女の最新盤。「バードランド」でのライブ盤なんですが,出来はなかなかイイのですが,静寂の中からふわーと浮き上がる繊細な彼女の声質はやっぱりスタジオ録音の方が合っているかも。だから僕は上記の『 Dancing in The Dark 』や『 Something Cool 』が今のところ愛聴盤です。
【愛聴度 ★★★】

これら以外に1999年の1st Album『 Introducing Tierney Sutton 』と2001年の『 Blue in Green 』もあります。

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2006/05/21 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


こんばんわ。はじめまして。

タッキーさん,こんばんわ。
レスが遅くなりすみません。
あまり最近,PCの前に座れなくなってしまったもので。

>読んでて参考になったので、コメントしました。
参考になりました?偏屈な趣味を持ってるので,あまり参考にならなかったのではないでしょうか。


タッキーさんのジャズの記事も拝見させていただきました。

>個人的にはJAZZの初心者に聞きやすい曲ばかりなので、
無難な選択をしてしまいました。

今度は無難でない超個人的な趣味のセレクトを期待します。面白いジャズ・ブログを作ってください。
たまに訪問させていただきます。

では,また。

クリス |  2006/05/26 (金) 22:24 [ 編集 ] No.2071


初めまして

初めまして、タッキーです。
JAZZで検索していたら、見つけました。
読んでて参考になったので、コメントしました。
タッキーも時々JAZZのブログ書いています。
よかったら遊びに来てください。

タッキー |  2006/05/23 (火) 06:51 [ 編集 ] No.2072

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