雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Don Braden 『 The Voice of The Saxophone 』

   ↑  2006/06/23 (金)  カテゴリー: 未分類

最近,HighNoteからオルガン,ドラムとのトリオ編成の新作『 workin’ 』を発表したばかりのドン・ブレイデン(Don Braden)ですが,今日はその新作でなくちょっと古い彼のアルバムを聴いています。

新作は,前作の『
The New hang 』同様,オルガンのカイル・コーラー(Kyle Koehler)が参加し,ジャズ・ファンクを基調とした,やや古いタイプの1970年代のBlue Note soundに近い仕上がりでした。もともとロニー・スミス(Ronnie Smith)やサム・ヤエル(Sam Yahel)とも競演していたくらいですから,オルガン奏者との相性もばっちりで,乗りの良いNYCあたりで最近流行りのオルガン・ジャズでした。でも僕としてはジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)の< ELASTIC BAND >のようなオルガン・トリオを期待していたのですが,ちょっと期待はずれだったのも正直な感想です。どちらかと言うと前作『 The New hang 』の方が< ELASTIC BAND >に近いテイストの楽曲があったような気もします。

ブレイデンは,クリス・ポッター,ジョシュア・レッドマン,マーク・ターナーらと共に
1990年代に登場したヤング・ライオンの一人で,90年代のハード・バップを推進させた立役者です。クリス・ポッターやジョシュア・レッドマンらが今でも第一線で活躍しているのに対して,ブレイデンはやや影が薄く,日本でもあまり知られていないテナー奏者ではないでしょうか。それでも<作曲>,<編曲>,<テクニック>のバランスのとれたところは,本国でも評価が高く,特にアレンジの才能に優れていて,アレンジャーとしての仕事も多いと聞きます。

今,聴いている『
The Voice of The Saxophone 』(1997 RCA Victor )もOctet編成でブレイデンの優れたアレンジが全編に施された素晴らしいアルバムです。


ハンク・モブレーの<soul station>,ウェイン・ショーターの<speak no evil>,ジョン・コルトレーンの<after the rain>の独創的で秀逸なアレンジも,あまり気難しくならない程度に程よくリハーモナイゼーションされていて,素晴らしいし,グローバー・ワシントン・Jr <winelight>も目から鱗のカッコイイ編曲で,10作以上ある彼の作品群の中でも,一番丁寧に作られた秀作だと思います。アルバム最後は,ジミー・ヒース作曲のバラード,<the voice of the saxophone >でしっとりと締めくくり,聴き終えた後に何とも言えない心地よさの残る愛聴盤です。

ヴィンセント・ハーリングやランディー・ブレッカーが参加し,ピアノには
Criss Crossにもリーダー作を吹き込んでいるダレル・グラントが参加しています。ちなみに録音はCriss CrossSharp Nineのレコーディング・スタジオで有名なブルックリンのSystem Two Studioです。音も良いですよ。
【愛聴度 ★★★★】

          
Don Braden 『 workin’ 』2006 HighNote
一瞬,ジョージ・ベンソンの新譜かと思った。盟友セシル・ブルックスIIIが参加しています。僕は一連のブレイデン作品でのセシル・ブルックスの太鼓は結構気に入っています。ソロではあまり難しい事をしないところがブレイデンの魅力でしょうか。メカニカル・フレーズも少なめ。ビブラート浅め,サブトーンも使わず音も薄い。そんなところが僕は好きですが,当然そこが嫌いな人もいるでしょうね。

          
Valery Ponomarev 『 Beyond The Obvious 』2006 Reservoir
ポノマレフのレザボアの新作を買ったら,ブレイデンが参加していました。ピアノレスなのでちょっと迫力のないハード・バップです。ブレイデンもやや大人しめの演奏で,★3つかな。ベースのマーチン・ゼンカー(Martin Zenker)は,以前に当ブログでも紹介したUGETSUのリーダーです。そう,ポノマレフも一時期加入していました。

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サム・ニューサム,ジャヴォン・ジャクソン

VENTO AZULさん,こんばんわ。

僕もサム・ニューサムは「何とかユニティー」とか言うBlue Note?のアルバムを買ったことがありますがぴんとこなかったため実家送り。ジャヴォン・ジャクソンは今,手元にBlue Note盤が数枚ありますが,やっぱり今ひとつ,ふたつでほとんど最近は聴いておりません。でもドン・ブレイドンだけは気に入っていますよ。技術的には平凡かもしれませんけどね。4ビートにこだわらないジャズ・ロック調の曲を散りばめるあたりが僕の嗜好に合うのかもしれません。

クリス |  2006/06/25 (日) 22:52 [ 編集 ] No.2100


DON BRADEN

デビュー盤CRISSCROSSからの「THE TIME IS NOW」がリリースされた当時、この盤が入手しにくくて苦労したことを覚えています。
その後数枚の作品を買いましたが、最近はとんとご無沙汰してます。
おもえば、この当時クリスクロスからデビューしたサム・ニューサムやジャボン・ジャクソンらの最近のものは、あまり買っていないですねぇ。
3人とももう一皮剥けて欲しいと言ったところが本音のところかな。

VENTO AZUL |  2006/06/25 (日) 14:55 [ 編集 ] No.2101


変なコメント

昨日,トラバするまで,naryさんのプレイデンの記事に変な輩からのコメントが書き込まれているのを知りませんでした。

一瞬,本当のプレイレンからのコメントかと思っちゃいました(笑)。

それだけnaryさんのブログが有名ってことですよね。僕のブログなど誰も見てないので,荒らしなど全然ありませんからね。

それから,「新譜の紹介など必要か?」と言うコメントもありましたが,少なくとも僕は毎日,新譜の紹介を楽しみにしていますよ。だから,これからもよろしくお願い致します。

クリス |  2006/06/24 (土) 13:51 [ 編集 ] No.2102


トラバありがとうございました

うん、この記事だったら本人を語るようなヘンな輩からコメントが入ることもありませんね(笑)
いつもながら素晴らしい。

こちらからもブレイデン関連2本トラバさせていただきます。

nary |  2006/06/24 (土) 07:31 [ 編集 ] No.2103

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