雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Phil Woods 『 Alive And Well In Paris 』

   ↑  2006/08/29 (火)  カテゴリー: 未分類

平成元年のSwing Journal に『 新説 ジャズ名盤・ウラ名盤 』という臨時増刊号があります。この増刊号を僕はいたく気に入っていて,発売後18年経ってもなお書棚に居座っている愛読書なんですが,ミュージシャンの《名盤》を1枚紹介する一方で,40人ほどの評論家達がおのおの個人的な贔屓盤《ウラ名盤》を2枚づつ紹介していくといった構成です。

当時のSwing Journal編集長は中山康樹氏で,冒頭で名盤,ウラ名盤を次のように定義しているんですね。

《名盤》とは,風雪に耐え,今なお歴史的音楽的視点から,文字通り決定的名盤としてゆるぎない地位に君臨している作品。それに対して《ウラ名盤》は決定的評価や認知度は低いものの,そのミュージシャンをこよなく愛する筆者が極私的立場から,独断と偏見で選んだもうひとつの名盤。

たとえばホレス・シルバーの《名盤》は『 Doin’ The Thing 』であるのに対し,《ウラ名盤》は『 In Pursuit of The 27th Man 』 。ルー・ドナルドソンの《名盤》が『 Blues Walk 』なら《ウラ名盤》は『 Fried Buzzard 』とかね。フムフムといった感じで,ありきたりの型に嵌まった名盤紹介本とは違って,各筆者の愛情やこだわりが伝わる,とっても愉しいジャズ本なんです。

で,先日,ちょいと興奮気味で紹介したフィル・ウッズの『 Live From The Showboat 』は極私的に《ウラ名盤》ということになるわけですが,それではウッズの《名盤》というと,おそらく全員一致で『 Alive And Well In Paris 』ということになるのでしょうか。

『 Alive And Well In Paris 』は今さら説明不要の大名盤で,ウッズの名盤であるどころか,50年のアルト・サックス界の頂点に君臨する名盤といっても言い過ぎではない作品だと僕も思うのですが,意外に今までターンテーブルに乗る機会は少なかった名盤なんですね。おそらく10年以上ぶりに今,聴いているのですが,1968年という当時の時代背景,ジャズ界の置かれている苦境的立場などを反映したウッズの鬼気迫る狂気に満ちたプレイは,確かに胸を打たれるものがありますが,やっぱり,今となっては時代にそぐわないというか,重たいんですよね。

昔はLPだったから,大概,《Freedom Jazz Dance》から始まるB面の3曲を聴いていたから,それほど疲れることはなかったのですが,今,CDでM-1の《And When We Are Young》から最後まで通して聴くと,何だかとっても疲れちゃうんですね。こんなこと言うと,真摯なジャズ・ファンから罵声を浴びそうすが,本当なんだからしょうがない。

話は変わりますが,僕は一度だけウッズのライブを観たことがあります。それは20年ほど前,ロサンゼルスの某レストランでのライブだったのですが,憧れのウッズが生で見られると興奮して店に入ると,お客はパラパラ。しかも談笑しながらウッズのライブを観ている方もいるではないですか。演奏の内容など上の空で,そのなんとも言えない寂しさに涙が出そうだったのをこらえながらライブを観た事だけを覚えています。

彼のディスコグラフィーを見ると,当時1980年代後半は,作品数も少なく,サイドメンとしての仕事が多かったようですね。決して幸せな音楽生活ではなかった時期なのでしょう。2000年頃からは録音も多くなり,先日も来日していましたし,同年代のミュージシャンが相次いでこの世を去っていく中,年老いて更に艶っぽい音を奏で,精力的に活動しているウッズにホント頭が下がります。

さて,明日も早いので『 Warm Woods 』でも聴きながら寝るとしましょう。

Phil Woods のOfficial HPはこちら。Discographyがなんとジャケット写真入りで掲載されています。見ているだけで楽しいDiscoです。
関連記事

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-912.html

2006/08/29 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


ピエール・カルダン

72年のモントルーのライブですよね。あれ,変形ジャケでしたっけ? フランクフルトのライブも変形ジャケだったような?

記憶が曖昧になってしまって,よくわかりません。両アルバムとも,今は手元に無く,実家(栃木)に送ってしまっているので。

東京のマンションはレコードを並べておけるほど広くないんで,ほとんど,実家に置いてあるんですよ。こういう時,困るんですよね。

criss to sugar |  2006/09/03 (日) 11:23 [ 編集 ] No.2281


ヨーロピアン・リズム・マシーン

>『 Alive And Well In Paris 』『 At The Montreux Jazz Festival 』
大好き。大好き。
今、、重いですか?

そうね,歳のせいか,段々軟弱なジャズファンになってきたのかも。montreuxなんか,売り払っちゃったか,実家送りしたのかわからず,現在聴けない状態なんですよね。

最近のウッズを聴いていると,やっぱりERMの頃は彼も若かったんだな~と感じます。僕がERMを聴いていた20代も,やっぱり若かったんですね。

>裏、、名盤、、残念ながら、、持ってないのですが、、
欲しいけど、、今は、、買えないな。安くあったら、絶対拾ってきますね。(T_T)

このshowboat。記事を書いた後,ちょっと検索なんかしてみたら,結構,みなさん,CD化を待ち望んでいた知られざる名盤だったようです。てっきり世間から忘れ去られていると思っていたのは僕だけだったかも

criss to suzuck |  2006/09/03 (日) 09:34 [ 編集 ] No.2282


ピエール・カルダン盤

ヨーロピアン・リズム・マシーン。
なんという響き、なんという懐かしさ。
あまりにAlive And Well In Parisを聴きすぎたので、ダニエル・ユメールのイメージがこれで出来上がってしまったというのが私のこの盤への感想。
それにしてもカルダン盤のジャケットの作りは凄かったよなぁ。今は持っていませんけど。残念。

Sugar |  2006/08/30 (水) 21:48 [ 編集 ] No.2283


ぐっ、、ぐっ、、

我が家の、レコード棚、、のぞいたことあるのでしょうか。。!
ヨーロピアンリズムマシーンのウッズ、、好き!!大すきでござる。あぁ、、このとき、生で聴きたかったよぉ。
『 Alive And Well In Paris 』『 At The Montreux Jazz Festival 』
大好き。大好き。
今、、重いですか?
私もB面沢山聴いた気がします。
今から、B面かけて、検証いたしますです。

ええと、ウッズ、、一度、、「死んだ」ってデマながれたことあって、、
驚いて、焦った私、、、HPに、、書き込んだの。ほんとか?って。
そうしたら、、本人からメール来たんですよ。
元気だよ、って。
がぁ、、、なぜか、、削除しちゃったの。
馬鹿、、よねぇ。。(T_T)

裏、、名盤、、残念ながら、、持ってないのですが、、
欲しいけど、、今は、、買えないな。安くあったら、絶対拾ってきますね。(T_T)
なおきさん、、羨ましい。。。

ワケニウスも、気に入ってくださって、よかったわ。
と、、いうか、優しいコメントありがとうございました。
お気遣いいただきましたよね♪

すずっく |  2006/08/30 (水) 11:17 [ 編集 ] No.2284

コメントを投稿する 記事: Phil Woods 『 Alive And Well In Paris 』

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。