雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Phil Woods 『 Voyage 』

   ↑  2006/09/02 (土)  カテゴリー: 未分類

やっと土曜のこの時間になり自分の時間が作れたので,眠くなるまでいくつか書いてみようかと思います。で,今日も前回に引き続き,フィル・ウッズのお話です。

2000年頃からその活動を活発化させてきたウッズですが,御年70歳。普通なら悠々自適な隠居生活でもしている年齢ですが,何を思ったか物凄い勢いでレコーディングし始めたんですね。その火付け役はやっぱり長年ウッズをサポートしてきたイタリアのPhilologyのプロデューサー,Paolo Piangiarelli(パオロ・ピアンジャレッリ)ではないかと,僕は勝手に考えています。

もともとピアンジャレッリ氏が自己レーベルを立ち上げるきっかけになったのがウッズであり,チェット・ベイカーであり,リー・コニッツだったわけで,彼らへの敬愛心は半端なものじゃありません。1987年の立ち上げ以降,コンスタントにウッズのアルバムをリリースしてきたPhilologyですが,2000年ころからあのトリコロール・カラーを背景に配したシリーズで,フランコ・ダンドレア,イリオ・デ・パウロ,ステファノ・ボラーニ,ファブリツィオ・ボッソ,ロザリオ・ジュリアーニ などなど,大勢のイタリアン・ジャズメンとの競演盤を怒涛のようにリリースし始めました。

更にはJazzed Media, Kind of Blue, Venus Recordsなどにも吹き込みを行い,ついこの間には来日まで果たしているウッズです。しかもその音色,フレーズは老熟なんて言葉とは無縁なキレがあり艶っぽく,いつまでも若々しいもので,オスカー・ピーターソンやソニー・ロリンズを尻目に,今なおバリバリの現役アルティストです。

ということで,最近,特に2000年以降の作品の中からお気に入りの愛聴盤を取り上げてみたいと思います。まあ,50年代の『 Woodlore 』,60年代の『 Alive And Well In Paris 』のような決定的名盤というのもは残念ながらないのですが,2000年のChiaroscuroから出た『 Voyage 』は,Bill Charlap(ビル・チャーラップ)の趣味の良い好サポートの魅力も相まって,かなりイイ線いってると思うのですがいかがでしょうか。本作は2000年11月に行われたクイーンエリザベス2世号での船上コンサート,Floating Jazz Festival での実況録音盤です。

とにかくウッズが好調で,饒舌過ぎず,煩くなく,程よいリラックス感覚でライブは進行します。ここぞという時にはウッズのお得意フレーズで観客を魅了し,チャーラップもそれに呼応して美フレーズをポロポロと上品に奏で,「やっぱり観客がセレブだと演奏にも気合が入るな~」と思ったかどうかわかりませんが,手抜きの無い最高のエンターテインメントに仕上がっています。

ウッズはたいそうチャーラップを可愛がり,1990年代中程から彼を起用したアルバムを数多く制作していますが,どれもある一定の水準をクリアする出来栄えで,今の所ハズレは経験していません。今でこそチャーラップはNew York Trioと名乗って国内盤も出しているので知名度もかなりありますが,僕なんかはウッズ経由でチャーラップを知った口です。デヴィッド・ヘイゼルタインとビル・チャーラップ。どちらも素晴らしいアメリカを代表するピアニストですが,チャーラップはやや大人しいイメージがあり,最近の企画物のピアノ・トリオ盤は正直物足りなさも感じる出来ですが,ウッズのバックに回った作品など聴くと,とっても軽やかにスウィングするバッパーなんだな~とあらためて実感します。ホント,素敵なピアニストですね。きっと性格もいいんでしょうね。
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