雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Darren Barrett 『 First One Up 』

   ↑  2006/05/14 (日)  カテゴリー: 未分類
Darren Barrett 『 First One Up 』
昨日,一週間ぶりに帰宅したらなんと1歳になる長男,チサトが2足歩行しているではありませんか。僕にとっての一週間はあっという間ですが,子供にとっては大きな進歩の一週間なんですね。歩けるようになったことだし,今日は八景島シーパラダイスにでも行こうかと妻と話をしていたら,昨夜からチサトが39度もの熱を出しダウン。今日は朝から休日診療所に行って,その後は家でチサトとおとなしくテレビを見ていました。

さて,今日は不良系トランペッターの2人目として,ダーレン・バレット(Darren Barrett)を取り上げます。とは言っても僕はこの1999年のデビュー作『 First One Up 』しか聴いたことないんですけどね。でもこの1枚は絶対のお薦め盤です。彼はあのドナルド・バードの秘蔵っ子で,本作でもバードがプロデューサーとしてクレジットされています。ブックレットにも年老いたバードがメンバーと一緒に写っています。

ダーレンは1997年のモンク・コンペティションで優勝したほどのテクニシャンですが,とにかく勢いよくヴワーとオープンで吹き鳴らす気持ちのいいラッパ吹きです。フリューゲルホーンなんか柔なラッパなど初めから持っていません。ミュートも持ってません。ひたすらオープンでドヴァーっと迫ってきます。リー・モーガンやドナルド・バード,フレディー・ハバードらの魂を現代に受け継ぐネオバップ系の最右翼だと思っていました。当時は。でも,その後はパッとせず,2001年にやはりJ curveからドナルド・バードのプロデュースで第2作『Deelings』をリリースしますがあまり話題にならず,2004年のnagel heyerからの第3作『Attack Of Wren』ではヒップホップ~ポップ路線に針路変更してしまい,完全に真摯なジャズ・ファンからは黙殺される始末です。

1999年にはジャッキー・マクリーンや,エルビン・ジョーンズの「Jazz Machine」で来日しているようですが,その後の彼の来日はなさそうですし。本作はケニー・ギャレット,あるいはジミー・グリーンらとの2管フロントで,ピアノはアーロン・ゴールドバーグです。ケニーギャレットもなんだか凄く気持ち良さそうに豪快なソロを披露してくれてます。アーロンもOAMトリオやジョシュアのバックでの演奏より生き生きしていてスリリングです。ドラムはジョン・ラムキンという人で,僕は知らないのですが,ドタバタと手数の多い煽り系のドラマーで,ラルフ・ピーターソンを彷彿させるなかなかのテクニシャンです。

こんな素晴らしいメンバーに恵まれたこともあり,デビュー作にして比類なき完成度を持ったネオ・ハード・バップの傑作が誕生したわけです。とにかくかっこイイですよ。

Darren Barrett 『 First One Up 』1999 J Curve
Darren Barrett (tp)
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Aaron Goldberg (p)
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