雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Ivan Paduart 『 My French Heart 』 

   ↑  2006/11/09 (木)  カテゴリー: 未分類

CDの買い方には大きく分けて4通りあるように思うんですよね。

その壱:全く知らない未知のミュージシャンの
CD
を,そのメンバー,ジャケット,曲目などから,今まで培った自分の嗅覚だけを頼りに良し悪しを推し量り買ってくる,云わば,“冒険買い”。

その弐:信頼するジャズ評論家やライターのレビュー,あるいはネット上で評判になった
CD
を買ってくる,“お薦め買い”。

その参:好きなミュージシャンではあるが,新譜がでるたびに参加ミューシャンやそのコンセプトから,あまり好みでないと判断した場合はスルーする,“良いとこ買い”。

その四:もう絶対好きなので,いかなる場合も片っ端から買いまくり,新譜が出れば内容の良し悪しなど関係なく発売当日にレコード店に駆け込み手に入れる,“惚れこみ買い”。


で,先日発売になったIvan Paduart (イヴァン・パデュア)の新譜 My French Heart 』 (Gats Production)などは,まさに“惚れこみ買い”であって,誰が何と言おうと,ここだけは譲れない僕の領域みたいな…..感じのピアニストなんです。ということで,なかなか客観的に評価できにくいイヴァン様なのですが,冷静に耳を傾けてみましょう。今回のアルバムは,クロード・ヌーガロやシャルル・アズナブールらのフランスのヒット曲を取り上げたコンセプト・アルバムです。個人的にはあまり好みではないテーマですが,日本人が企画するとやはりこういったアルバムになっちゃうのでしょうかね。“ I warmly thank Pascal Noel for his ambitious ideas and Takashi Kasai for having ordered me this project. ”とイヴァン自身が記してあるように,ガッツ・プロダクションの笠井隆社長さんの提案のようです。悪いとは思いませんし,基本的には大好きな社長さんです。欧州,特に東欧のジャズをたった一人で発掘して日本に紹介してくださるその心意気,ヴァイタリティーには敬服いたします。


今回は初のガッツ・プロダクション作品ですが,今まで日本にイヴァンを紹介してきたのは,P.J.L. (ポリスター・ジャズ・ライブラリー)で監修を務めた杉田宏樹氏であり,また,欧州系レーベル,Sarahを通じてイヴァンの作品を制作したVideoartsの海老根久夫氏らの功績が大きいと思います。それはそれで喜ばしいことではあるのですが,本当のイヴァンの個性は,もっとずっと以前の,A Records, B Sharp, Iglooなどに吹き込まれた,今よりもっと陽気で哀愁漂う,ラテン=フュージョン・タッチのアルバム群にあるように思うのですけどね。


日本人主導,企画でアルバム制作が成されるようになってから,徐々に甘美さを増してきたイヴァンですが,今回は今まで以上に甘いです。甘党の僕としても,これ以上甘いとちょっと辛いです。でも中には良い曲もあります。M-1C アズナブールの《 君を愛した後で 》など美しい旋律を持った良い曲です。ドラムとベースのリフで始まるのですが,このイントロ,完全にトニー・ウイリアムスの名曲《 シスター・シェリル 》のパクリです。


M-8 僕に降りかかるごたごた 》もアズナブールの曲ですが,ここでのイヴァンのソロが素晴らし。彼には独特の歌うフレーズがあって,そこに気付いた人は彼の虜になっちゃうんですね。ぼーと聞流すと陳腐な売れ線狙いのイージー・リスニングに聴こえちゃうような,危なっかしい作風なのですけどね。最後の《 You must believe in spring 》も泣けます。そう,この曲ってルグランの作曲だったのね。エヴァンスと勘違いしてました。

企画が企画だけに全体に穏やかでおとなしい印象を受けるアルバムですが,こんなアルバムからイヴァンに入ると幻滅しちゃうかもしれませんので,もっと元気の良い過去の作品を紹介しておきます。

     
『 Turquoise 』1993 B Sharp CDS093
正確にはイヴァンがリーダー
 をつとめたバンド,Aftertouch の第二作目です。始めはフュージョン演ってたんですよ。Aftertouch名義でB Sharpに2枚残していますが,象の顔のジャケが印象的な第一作の方は所有していませんが,この第二作は結構カッコイイです。フレットレス・ベースを操るFrancois Garnyって,なかなかのテクニシャンです。この後イヴァンはIglooに移籍し,リシャール・ガリアーノを迎えてジャズ・ラテン的なこれまた素晴らしアルバムを制作していきます(別項参照)。

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2006/11/09 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


はじめまして。

こんないい加減なブログをチェックしていてくださるなんて,ありがとうございます。

>ちかもしれませんがお気に入りは”BELGIAN SUITET"です。"WHITE NIGHT"は探してはいるのですがまだ未聴です。聴いてみたい(廃盤)。

僕も「 Belgian Suites 」大好きですよ。サックスのボブ・マラックって,結構好きなタイプです。あまり他で聴いたことないのですけどね。

ベルギーって,行ったことないけど,このアルバム聴いていると,ベルギーの田舎道を車で駆け抜けて行くような爽快な感じがします。ジャケットのちょっと怖いので損してますよね。

「White night」も持ってますが,それほど出来は良くないかと思います。でも,それほど聴き込んでないので,あまり信用しないでくださね。


>Christoph Erbstosser/Vive Les Etrangers
Jef Neve/Blue Saga(#7最高)
これは,メモして今度探してみます。全く知りませんでした。こういう情報が,とってもありがたいです。

これからもよろしくお願いします。
では,また。

criss to SUIZOKUKAN |  2006/11/12 (日) 21:19 [ 編集 ] No.2425


初コメです

常時ブログ・チェックさせて頂いてます。アップが無い時は寂しい思いをしております。(T_T)
何時も的確な批評、非常に参考にさせて頂いております。
I.Paduuartは非常に好きなピアニストでここで取り上げて戴いて認識度が上がればGood!
お持ちかもしれませんがお気に入りは”BELGIAN SUITET"です。"WHITE NIGHT"は探してはいるのですがまだ未聴です。聴いてみたい(廃盤)。
ベルギーは良いピアニストが多いですね。
お薦め:
Christoph Erbstosser/Vive Les Etrangers
Jef Neve/Blue Saga(#7最高)
機会が在ったら聴いて見て戴きたいですね。
クリスさん以上のC.C.(Imperial-GO MAN!)
フリークです。

SUIZOKUKAN |  2006/11/10 (金) 02:43 [ 編集 ] No.2426

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