雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Lars Jansson 『 Ballads 』

   ↑  2006/11/14 (火)  カテゴリー: 未分類

ここ数日の間に急に寒さが増してそろそろ冬も近づいてきた感じです。こんな季節の変わり目には決まって毎年風邪をひいてしまう僕なんですが,今年も案の定,1週間前から関節痛と咳,喉の痛みが続き全然良くなりません。しかも今日は当直。解熱剤の座薬を入れて頑張っています。

さて,こんな季節に毎年聴きたくなるのが僕の場合Lars Jansson(ラーシュ・ヤンソン)なんですね。欧州ピアニストの中でもヤンソンは特別な存在で,日常的に聴き流すにはもったいない有り難いピアニストです。盆暮れとまでは言わないまでも,一年の内で,ここぞ,という時に棚から取り出してトレーに乗せ,静かにヤンソンの音楽を味わう。ヤンソンのJazzに浸る。そういった聴き方が適切な感じがします。あの比類なき美旋律は聴き過ぎてはいけないのです。いつも聴く時には新鮮な気持ちで接したい,そんなPianoだと思うのです。

以前にも書いたことがありますが,現在の欧州ピアニストは乱暴に言い切ってしまうと,みんな<キース・ジャレット系>ではないかと思っています。キースの遺伝子を引き継ぎながらも,自らが育んだ遺伝子も継承し,彼らの国々の風土,習慣などからの環境因子も取り込み,確実に進化したキース系ジャズが欧州には増殖しています。そして,そんなキース系の超進化型ミュージシャンの最右翼がラーシュ・ヤンソンではないかと思います。昔「スウィングしなけりゃ意味が無い」なんて言葉がありましたが,今はそんなものはJazzには必要ないのです。スウィングはJazzの必要条件ではなくなったのです。ひたすら美しい旋律を奏でること,そのことこそがJazz Pianoに求められているのです。

あの美旋律は,スウィング~ビバップ~ハードバップと進化してきたジャズの方法論の延長線上には発生しない手法から生まれていると思われます。バド・パウエルを何万回聴こうが,ピーターソンの早弾を完璧にコピー出来ようが,決してそこからはあの旋律は生まれてこないものです。彼の生まれ持った類稀な美意識,メロディー・センス,そしてスウェーデンという豊かな自然環境から得た感性。それらが彼の指先から自然発生的に紡ぎ出てきた結晶のような物なのでしょう。彼にとっては,ジャズ・イディオムは自身の音楽を具現化するための手段に過ぎないのでしょう。

本作『 Ballads 』は1991年から2000年の間にImogenaに吹き込まれた作品群から珠玉のバラード・トラックだけを厳選抽出したコンピレーションです。。全18曲でこれからヤンソンを聴いてみようという方にはお勧めの1枚です。1曲目が《 Hope 》で2曲目が《 The Tree 》で,単なる名盤『 Hope 』の1曲目と2曲目の曲順をひっくり返しただけですが,この2曲が彼のベスト・オリジナルですから初心者には見逃せません。個人的には,『 A Window Towards Being 』からの《 More Human 》, 《 Marionette 》あたりも愛聴曲です。まさにヤンソンの魅力がぎっしり詰まった宝石箱のようなアルバムです。

Lars Jansson official homepage (日本語)はこちら。国内盤の試聴ができます。http://www.lars.jp/index.html
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2006/11/14 | Comment (9) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


感謝多々

monakaさん,ありがとうございます。
教えていただいた通りに試したら,ちゃんとTBできました。
ホント,助かりました。
僕,パソコンに弱いもので...。

criss to monaka |  2006/11/19 (日) 02:39 [ 編集 ] No.2427


秘術

クリスさん、こんばんは、monakaです。
夜も更けてきたのですずっくさんへのTBの秘術をお教えします。
私も何度か失敗し、色々みてみるました。TB先URLをコピーして貼り付けますが、コピーしたURLをTB先に貼り付けてみると、それいがいのすずっくさんのURLの表示もそこに含まれています。TB先URLだけを選ぶとちゃんとTBできるようになりました。ためしに一度すずっくさんのTB用URLをコピーして表示してみてください。上手くいかないのは、そう成っているとおもいます。

monaka |  2006/11/17 (金) 23:14 [ 編集 ] No.2428


私もカップリング

クリスさん、こんにちは、monakaです。
私も持っているのはカップリングです。でも最初に買ったもので愛着ひとしおです。沢山のTBありがとうございました。私もこちらにTBさせて頂きます。

monaka |  2006/11/17 (金) 20:49 [ 編集 ] No.2429


The Eternal Now

僕も好きですよ。僕のは「トリオ84」とのカップリングCDですが,monakaさんのはオリジナル盤ですか?
オリジナルって,たぶん,高額商品だったような。

1曲目の<compassion>,6曲目<to gustavo>なんか,好きです。

criss to monaka |  2006/11/16 (木) 23:55 [ 編集 ] No.2430


やっぱりTBできないみたいです。

TBありがとうございました。
さっき,こちらからもTB入れようとしたのですが,
駄目みたいですね。

なんか,同じGooのmonakaさんは成功しているのに変ですね。

criss to suzuck |  2006/11/16 (木) 22:52 [ 編集 ] No.2431


記事にしましたのは

クリスさん、こんにちは、monakaです。
ヤンソンを基本的にすきなのは変わらず、ベストはhopeというのは解るきがします。私多く聴くアルバムは“The Eternal Now"です。気になったアルバムというのは、トリオは平均的に良いので記事に出来ず、このような感じになりました。と言う事でupしました。

monaka |  2006/11/15 (水) 21:31 [ 編集 ] No.2432


二番のり♪

クリスさん、最中さん、、
私も、、上手く言えないので、、
あんまり、つっこめないのですが、、(笑)
先日書いた、Invisible Friends/Lars Jansson Trioの中でも、、
キースとの事、、少し、、書いてるので、、トラバさせてもらいます。

この、、インテリジェンスたっぷりな、アカデミックな文章に、、、、トラバしちゃうの、、勇気いりますが、、
優しく、お受け止めくださいませ。m(__)m

このバラード集、、、持ってないのです。
旧録音なんだよなぁ。。って見送ってしまました。

すずっく |  2006/11/15 (水) 17:32 [ 編集 ] No.2433


キースとヤンソン

ラーシュ・ヤンソンは確かにキースの忠実なフォロアーであることは間違いないし,本人影響を受けたと語っているのですが,同じ文脈で語るにはちょっと抵抗があります,僕は。

うまく言葉にできないのですが,キースの<冷>に対して,ヤンソンの<暖>,というのか.....。うまく言えませんが。

はじめは同系列に思われましたが,聴けば聴く程に両者は違った音楽性を持っているのに気づき,僕の中では今では完全に別ものです。当たり前か。

でも,2人とも大好きですけどね。


>先日のすずっくさんの記事から古いのから聞きなおしていました。気になったアルバムを記事にしようと思っています。

僕はやっぱり,ありきたりですが,ヤンソンのベストは「Hope」だと思います。


criss to monaka |  2006/11/14 (火) 23:23 [ 編集 ] No.2434


一番のりしたくって

クリスさん、こんばんは、monakaです。
この記事では、明日にはすずっくさんの絶賛のコメントが入るでしょうから、先を越します。私はジャレットが大好きで聴いていますが、特にこのヤンソンには同じ叙情の流れを感じます。私も感じるのですが、キースの遺伝子を組みこまれた人は多いですね。私が思うに遺伝子があたりまえな若い人と、キースを凄く意識しただろうと思われる人がいると思っています。ヤンソンは後のほう、きっと意識しているけれど、染まってないと思います。ジャレットとの共鳴みたいに感じるのです。ジャレットがすでにあった人と、演奏をすでにしながらジャレットを知ったと思われる人は分けた方がいいと私は思っています。
どちらにしてもヤンソンの素晴らしさは変わらず、先日のすずっくさんの記事から古いのから聞きなおしていました。気になったアルバムを記事にしようと思っています。

monaka |  2006/11/14 (火) 22:41 [ 編集 ] No.2435

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