雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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George Benson & Al Jarreau 『 Givin’ It Up 』

   ↑  2006/11/18 (土)  カテゴリー: 未分類

George Benson (ジョージ・ベンソン)とAl Jarreau (アル・ジャロウ)の初コラボレーション作品 『 Givin’ It Up 』 が兎に角,凄かった。何が凄いって,参加ミュージシャンが凄いのなんのって,80年代をクロスオーバー,フュージョンを聴きながら青春を送った僕には,胸が熱くなるような懐かしい顔ぶれがこれでもかと言うくらい並んでおります。聴きながらリーフレットの曲ごとのパーソネルを眼で追ってにんまりしてしまいました。こんな聴き方は久しぶりです。

ジョージ・ベンソンもアル・ジャロウも昔は滅茶苦茶聴きまくったミュージシャンでした。個人的にはベンソンならリアルタイムで聴いた1980年の 『 Give Me The Night 』に始まり,『 Breezing 』 や『 In Your Eyes 』も良く聴いたけど,その頃の一番の愛聴盤は2枚組みのライブ盤 『 Weekend In LA 』でした。ヴォーカリスト・ベンソンとギタリスト・ベンソンのバランスが取れた傑作だと思っています。アル・ジャロウもリアルタイムでは1983年の 『 Jarreau 』が一番印象的だったですね。そこから遡って 『 Breakin’ Away 』 や 『 This Time 』も良かったな。全部,ジェイ・グレイトンのプロデュースだったんですよね。そうそう,ベンソンもジェイ・グレイトン制作盤ありますよね。ベンソンとジャロウはグレイトン繋がり,ってなとこでしょうか。

最近はめっきり2人を聴くことは少なくなりました。飽きたというより,近年のジャズはあまりにも多方面に拡散してしまって,ベンソンやジャロウをフォローするだけの,経済的,時間的余力が無くなってしまったからです。今,CD棚を探してみたら,ベンソンの最後のCDは2000年の 『 Absolute Benson 』 が最後で,ジャロウに至っては1994年の『 The Tenderness 』 が最終購入でした。両作品とも素晴らし出来ですけどね。『 Absolute Benson 』はGRP移籍第三弾で,プロデューサーは『 Breezing 』でベンソンを世界的スターに導いたトミー・リピューマが再び登場しています。90年代半ばにトミー・リピューマはGRPの社長になりましたからね。その関係で引き寄せたのでしょうね。このアルバムでベンソンはかなりギターを弾きまくっています。全体にラテン・タッチですが,3曲目の <Jazzenco >など,近年のベンソンのギタースタイルの典型フレーズ満載で,ギタリスト必聴です。最近のベンソンンズ・チルドレンと呼ばれるミュージシャン,たとえばボビー・ブルームやノーマン・ブラウンなど,このへんとそっくりなフレーズ弾いてます。ジャロウの『 The Tenderness 』もマーカス・ミラーがプロデュースしていて,往年のAOR的な作りとは全く別物です。マーカス・ミラーはもちろん,スティーブ・ガット,マイケル・ブレッカー,ジョー・サンプルのソロもフューチャーされ,演奏半分,歌半分の配分で,マルです。

かなり話が脇道に逸れてしまいました。さて,本題です。

1曲目 < Breezin'> はベンソンのインスト原曲にジャロウが歌詞を付けて演奏されています。ジャロウの十八番,ヴォイス・パーカッションではじまり,シュワーとラリー・ウイリアムスのシンセがかぶり,更にカリウタのフィル・インからお馴染みのベンソンのスキャット・ユニゾン・ギターリフへ。もうそれだけで逝ってしまいそうです。ふー,シアワセ。後ろでディーン・パークスのリズム・ギターが控えめに鳴っていますね。エイブラハム・ラボリエル=ディーン・パークスの弦リズム隊は,果てしなく聴いてきましたが,いつ聴いても心地よいですね。ディーン・パークス。懐かしい響きです。ドナルド・フェイゲンでも今夜引っ張り出してこようかな。ラリー・ウイリアムスも80年代に聴いたSEAWIND以来です。しっかり生き残っていたのね。

2曲目 < Morni' > はジャロウの『 Jarreau 』に収められていた曲。ジャロウは終始ヴォイス・パーカッションに徹し,ベンソンがメロディーを担当。軽快なスムース・ジャズ風の仕上がりです。この曲はデヴィッド・フォスター=ジェイ・グレイトン,つまりはAIRPLAYの作品です。80年代を代表するAORの名曲でしょう。この頃の2人は,まさに神憑っていました。凄かった。デヴィッド・フォスターはその後も活躍していますが,ジェイ・グレイトンが最近耳にしませんがどうしちゃったのでしょう。まあ,今更グレイトンという時代でもないのでしょうが。

3曲目 <TUTU > はご存知マーカス・ミラーの曲。ハービー・ハンコックとパトリース・ラッシェンが参加。ハンコックはアコピでソロとってます。あまり大きな声で言えませんが,僕はあまりこの曲好きではありません。

4曲目はスタンダードの <God Bless The Child > 。ジム・スコットという女性ヴォーカル,ジャロウ,ベンソンの3人が歌ってます。バックはカリウタ=ラッシェン=ミラーと,最強。

5曲目 <Summer Breeze >は爽やかな風が吹きぬけるAOR仕上げのメロー・チューン。ジャロウの初期のアルバムでも入っていそうな曲です。これもラリー・ウイリアムスのアレンジ。意外にこのアルバムのキー・パーソンはラリー・ウイリアムスだったりするわけですね。ジャロウとベンソンのハーモニーも素敵です。流石。

6曲目 <All I Am > はベンソンのしっとりバラード。あれ,ベンソンがナイロン弦を弾いていますね。珍しい?

7曲目 <Ordinary People >は,ミディアム・テンポのタイトなリズムに乗って,ベンソンの美しい旋律が奏でられるインスト・トラック。ソプラノ・サックスのマリオン・メドウズって,昔一枚だけ買ったな~。スムース・ジャズ系で打ち込み多かったような。

8曲目 <Let It Rain > ジャロウの書いたバラード。パティー・オースチンとジャロウのデュエットで,ベンソンはギターで参加。今や超売れっ子のクリス・ボッティがお得意のミュートを聴かせてくれています。マーカス・ミラーが派手ではないけどしっかりボトムを支えているので,全体に締まった印象を受ける仕上がりです。

9曲目 < Givin' It Up For Love > は打ち込み系のややブラコン寄りの曲。ジャロウとフレディー・ラベルという人の作曲のようです。僕は知らなかったのですが,フレディー・ラベルという人は2003年のジャロウのアルバム 『 All I Got 』でもディレクターとして参加していて,モーリス・ホワイトを唸らせたキーボーディストだそうです。タイトル曲ですが,個人的にはあまり好きじゃないかな。

10曲目 < Every Time You Go Away > は誰もが耳にした事のあるダリル・ホールの名曲。どちらかと言うとポール・ヤングのカヴァーの方が有名なのかな。とってもソウルフルでコンテンポラリーな優れたアレンジです。と,誰かと思ったらまたラリー・ウイリアムス。イイ仕事してますね~。ちょっと,チェックしておかなきゃ。

11曲目 < Four > は言わずと知れたマイルスの曲。これをパトリース・ラッシェン=スタンリー・クラーク=ヴィニー・カリウタのシンプルなリズム隊をバックにフォー・ビートで演奏しています。スタンリー・クラークももちろんウッド・ベースですし,ベンソンの純ジャズ・ソロも聴けますよ。

12曲目 < Don't Start No Schtuff > はハモンド・オルガンに乗ってブルース・フィーリングたっぷりのベンソンのソロが聴けるノリノリの曲。個人的には?

13曲目,ラストはサム・クックの <Bring It On Home To Me > 。これが例のポール・マッカートニーのヴォーカル物なのですが....。
「たまたま隣のスタジオでレコーディングをしていたポールが,飛び入りで参加した」らしいのですが。誰が聞いてもそんなの嘘だろうと思いますよね。ギャラの問題はその場で話をつけたのでしょうかね? ありえませんよね,そんな事。
やっている曲もポールの歌も,大したことないし。本作にははっきり言ってこの曲は不要です。最後にちょっとケチがついちゃたな。あ~あ。

ということで,全曲,通して聴きながら徒然に書き綴ってみました。やっぱり最初の2曲が絶品ですね。後半,ちょっとテンション下がっちゃうけど,全体としては豪華ミュージシャンに支えられた完成度の高い作品ではないでしょうか。
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Comment


morni'

naryさん,こんばんわ。

>< Morni' >はLPを持っていたハズなのに全然記憶がありませんでした。

そうですか。僕なんかはアルジャロウと名前を聞いただけで,あのmorni'のイントロが頭の中で鳴りだすくらいですよ。強烈だったな~。ジャロウのスペインも好きですが,やっぱり個人的には初期のグレイトン3部作がイイです。

スポンサーリンク,はずしました。はずし方が分からなかったので放置していたんですよ。

criss to nary |  2006/11/19 (日) 22:34 [ 編集 ] No.2439


こちらからもTBさせていただきます

それにしてもかなりのお気に入りだったようで、記事の方にもだいぶ気合が入っておりますね。
もう曲解説を読んでいるだけでも音楽が聴こえてきますよ(笑)
私が好きなのはブリージンで次がTUTUですね。
< Morni' >はLPを持っていたハズなのに全然記憶がありませんでした。
やっぱりジャロウはスペインの印象が一番強いです。
それとトルコ風ロンドとか。

ところでスポンサーリンクは邪魔でないですか?
私はすぐにはずしました。

nary |  2006/11/19 (日) 12:02 [ 編集 ] No.2440

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