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E.S.T. 『 From Gagarin’s Point of view 』

   ↑  2006/12/19 (火)  カテゴリー: 未分類

1993年のデビュー・アルバム『 When Everyone Has Gone 』から1997年の『 Winter In Venice 』までが <E.S.T. 第一章 > であるとするなら,本作『 From Gagarin’s Point of view 』からが <E.S.T. 第二章 > ということになります。そして本作こそ彼らの最高傑作であると確信します。兎に角,1曲1曲のオリジナリティー,洗練度,斬新さ,が際立っていて,非の打ち所がありません。

プロデューサーのクレジットが,Johan Ekelund (ヨハン・イーケルンド)からESTに代わった記念すべきセルフ・プロデュース第一作で,<all compositions, all arrangements, produced EST > と記されています。ユニット名も本作以降, <Esbjorn Svensson Trio > から <E.S.T. > という略称に変更しており,より三者の結束を固め,オリジナリティーを追求していこうとする意思が伝わってきます。

本作以降,エレクトロニクス(とは言っても簡単なギター用エフェクターが主だけど)の導入を試みていくのですが,本作はでまだ装飾的な使用に留まり,嫌味がなく好感がもてる使い方です。ベースのダン・ベルグルンドも 《 Dodge The Dodo 》 の中で弓弾きを披露していますが,現在のようなノイジーなディストーション・サウンドではありません。ちなみに彼はベーシストでありながら弓を珍しいフレンチ・ボウという持ち方で弾きます(DVDの映像で確認しました。)。チェロなどと同じ持ち方ですが,このほうがカッコイイんですよね。フレンチ・ボウでコントラバスを弾いているのに,出てくる音はディストーションがかかっているという,なんとも不思議なヴィジュアルです。

本作『 From Gagarin’s Point of view 』と次作『 Good morning Susie Soho 』からのコンピレーション(カップリングではありません)が米国(ソニー・コロンビア)から『 Somewhere Else Before 』というタイトルで発売されています。しかし,お得だからと言って『 Somewhere Else Before 』を買わない方がよいですよ。1枚買うなら絶対『 From Gagarin’s Point of view 』です。アルバムとして完成されているので,曲順を含め崩しようがない傑作ですから。特に個人的に気に入っているのは1曲目から5曲目まで。

1曲目 《 Dating 》から切れ目なく3曲目 《 Subway 》まで一気に疾走します。スヴェンソンが素晴らしいテクニックで16分音符の息の長いパッセージを昇降し,その馬鹿テクぶりを発揮します。「こいつ …,こんなに弾けるのか (^。^;;; ) 」 と驚愕。それにしてもキースにフレーズが似ています。そして彼らの代表曲,《 Dodge The Dodo 》に続きます。ドラムン・ベース,リズムン・ベースというか,ジャム・バンド風のポップな曲です。彼らの新機軸と言うべきこの曲で一気にロック・ファンにもアピールし,ポピュラリティー獲得に寄与した名曲です。「この路線で一儲けしようか~」と彼らに悪魔が囁いた運命的な楽曲でもあります。そして5曲目がこれも彼らの名曲 《 From Gagarin’s Point of View 》。深い藍色を呈するバルト海をゆっくり遊覧する豪華客船から眺めるフィヨルド。そんな風景を連想される美旋律バラード。そして6曲目の 《 The Return of Mohammed 》 へ静かに流れていきます。この緩やかに浮遊する優しいメロディーはパット・メセニー・グループを連想させます。転調の仕方,シンセの入り方が素敵です。

ということで,僕が好きな E.S.T. はこのへんまで。これ以後は徐々に「アコースティック楽器の電気化」が進み,ジャズ・ファンからロック・ファンへそのファン層をシフトさせていくことになります。
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