雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Billy Childs 『 The Child Within 』

   ↑  2007/02/07 (水)  カテゴリー: 未分類


愛娘の登場するジャケットですと Jack Wilson の『 Song For My Daughter 』( Blue Note BST-84328 )(前項ありや Joe Chindamo の『 Anyone Who Had A Heart 』( atelier sawano AS056 )などが真っ先に思い浮かびますが,愛息子ジャケとなると僕なんかはすぐにこの Billy Childs (ビリー・チャイルズ)の『 The Child Within 』( 1996 Shanachie 5023 )が思い出されます。息子を静かに見守る父親の姿が表現されたイイ写真です。

ビリー・チャイルズと言っても日本では今ひとつ人気のないピアニストですが,本国では結構売れている中堅どころのミュージシャンです。グラミー賞にもたびたびノミネートされ,昨年は Best Instrumental Composition 部門と Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalist 部門でそれぞれグラミー賞を受賞しています。これだけ日本と米国との間に人気度に乖離があるミュージシャンは珍しいです。

例の『 幻のCD 廃盤/レア盤 掘り起こしコレクション 』に『 Portrait of a Player 』 (1993 Windham Hill )が紹介されて局地的に話題になりましたが,僕にしてみれば取り立てて騒ぐほどの作品ではなく,むしろこの『 The Child Within 』や,あとで紹介しますが『 Portrait of a Player 』の2年前にリリースされたWindham Hill Recordds の第3作目となる『 His April Touch 』あたりの方が,彼のずば抜けた作曲能力が堪能できる秀逸な作品だと思うのです。

本作はテレンス・ブランチャード(tp),スティーブ・ウイルソン(as&ss),ラヴィ・コルトレーン(ts),ルイス・ボニーラ(tb)の4管+デイヴ・ホランド(b),ジェフ・ワッツ(ds)とう豪華編成です。チャイルズは作曲法で博士号を取得しているだけあって,手の込んだ緻密な構成,アレンジが施された曲を作らせると右に出るものがいません。多彩なキメと変拍子をたくみに織り込み,スケール感のある独特の楽曲を披露してくれます。14歳の時にエマーソン・レイク&パーマを聴いてピアノに目覚めた,というだけあって,曲によってはプログレッシブ・ロックに通じるフレーズやキメが垣間見られ,その手が好きな人にはたまらない魅力です。ちなみに,息子アーロン君のために書いた3曲目の美麗バラード《 Aaron’s Song 》は1997年のBest Instrumental Composition 部門でグラミー賞にノミネートされています。

        
Bill Childs 『 His April Touch 』 (1997 Windham Hill )
最も愛聴しているのが本作です。滅茶苦茶カッコイイです。これでもかというくらいのキメと変拍子。切れ味抜群のチャイルズのモーダルなソロ。これを聴いちゃうと他の彼の作品が色褪せて見えます。Bob Sheppard (ボブ・シェパード)のテナーなどブレッカーそっくりで上手いし。大好きなJimmy Johnson (ジミー・ジョンソン)のベースも聴けるし,Mike Baker (マイク・ベイカー)という全然知らないドラマーがこれまたビリー・キルソン風でカッコイイし,なんでこのアルバムが知られていないのか不思議です。

話はちょっと逸れますが,ボブ・シェパードってホント,ブレッカーに似ているですよ。以前に紹介したオーベ・イングマールソンと同じくらい極似です。昨年発売されたマイク・スターンのパリでのライブDVDにおまけで1曲だけボブ・シェパードが参加している曲が入っていたので喜んで買ったのですが,《 Jean-Pierre 》のテーマだけしか吹かしてもらえず,可愛そうな扱いだったのは残念でした。それから,ドラムのマイク・ベイカーって,無名ですが凄く上手いのに,その後全く耳にしませんがいったい何処へ行ってしまったのでしょうかね。

        
Bill Childs 『 Bedtime Story 』(2000 M&I)
チャイルズの場合,総じて管入りフォーマットの作品の方が出来が良いという印象を受けます。この『 Bedtime Story 』もそれほど良いとは思いませんが,彼のルーツでもあるハンコックの曲をメインにスティングの《 Fragile 》やショーターの《 Oriental Folk Song 》などを挟み込み,とっても聴きやすい作品に仕上がっている快作です。Key'stone の木全信氏による非常にコマーシャリスティックな作品ですが,日本では過小評価されているチャイルズにスポットライトを当てたという点では評価されるべき作品です。

それにしても,なんでしょう,このジャケット。Bedtime Story って,寝る前に子供に聞かせてあげるおとぎ話のことでしょ? 全然関係ないジャケットですよね。ちなみに< 32 Jazz >
というreissue label から本作が再発されていますが,そこでのジャケはチャイルズが眠っている実息子を抱きしめている写真で数倍素敵です。

あと,ついでにこのジャケットについて。どうしても脚線美に目がいってしまいますが,ジャケの上の方をよく見ると,奥の男性と手錠で繋がれているんですよね。いったいなんなんでしょうかね~。

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2007/02/07 | Comment (10) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


お父様

無事、手術が終わってよかったですね。
あとは、一週間後にわかる病理検査結果が心配ですね。

>背中から入れる痛み止めが、背骨の間隔が狭すぎて、入らなかったようでした。
担当ドクターは、その代わりに、あらゆる方法を尽くして下さっていましたが、痛い、痛い、と訴えているのです。

この痛み止めを「硬膜外麻酔」といいますが、
背骨と背骨の間が狭かったり、硬くなっていると、
患者さんによっては挿入できないことがたまにあります。
このチューブ(エピカテと呼んでますが)が入らないと、術後、大変痛がります。「いてっ~!」とほとんどの患者さんは唸ってしまいます。

この場合、最近は麻酔科の先生が、モルヒネの持続皮下注をしてくれることが多いです。モルヒネの入った風船やポンプで24時間、少しづつモルヒネを皮下に投与する方法です。

あとは、モルヒネやモルヒネに近い鎮痛剤を点滴で落としたりもします。

まあ、2,3日もすれば、だいぶ痛みはとれますので、心配はいりません。

痛い、痛いといって、ベットから起きないでいると、
誤嚥性肺炎なので苦労しますので、痛いのを我慢して早く離床するよう、お父様のしりを叩いてやったほうがいいですよ。

ということで、また。

今日はブログ更新、できそうです。
パット・メセニーの新作でも書こうかと思ってます。

criss to ひまわりさん |  2008/06/06 (金) 08:08 [ 編集 ] No.2535


ありがとう!

 windly coastはお世辞抜きで本当に好きです。
F・T・Bもとってもピアノがきれいでした。
HAPPY MUMMYは音楽と共に首がリズムに合わせて踊り始めますよ!

 本当に音楽は素敵ですね。

 今日は、父の手術だったんです。
手術室に入る前は、子供達と握手して、手をあげて、
行ってきまーす!
と言っていた父が、
出てきたら、痛い、痛い、
と言ってるのが、マスクをしていてもわかりました。
背中から入れる痛み止めが、背骨の間隔が狭すぎて、入らなかったようでした。
担当ドクターは、その代わりに、あらゆる方法を尽くして下さっていましたが、痛い、痛い、と訴えているのです。
 今夜はhcuなので、家族も入れません。
私は感情移入し過ぎるところがあるので、父の苦しがる姿が頭から離れず、自分がおかしくなりそうだったので、今日は、音楽で救われました。

 クリスさんのお仕事も大変ですね。
毎日、苦痛に向き合っている患者さん、家族と向き合っているのですから、、、。
本当に、主治医の先生のお話を聞きながら、大変なお仕事だ、と思いました。
クリス・ボッティも素敵ですが、クリスさんも、素敵ですよ!
きっと、救われている方が多くみえると思います。
 
 

ひまわり |  2008/06/05 (木) 00:12 [ 編集 ] No.2536


Billy Childs

anywhere.FM にアップしておきましたよ。
暇な時に聴いてみてください。

クリス・ボッティのバックで弾いているときとは
だいぶ印象が違うかも知れません。

なんだか、ひまわりさんの趣味とはちょっと違うような気もします。

ビリーって、モーダル・ガンガンの鋭いピアノを弾くから、クリス・ボッティの音楽とは正反対でっせ。

まあ、美しい曲もちょっとは入れましたので、それだけもで聴いてみてください。


>クリス・ボッティは男性からみてハンサムですか?
めちゃくちゃイイ男でしょ、やっぱり。
彼のDVDなんか見てると、こんど生まれ変われるなら、ぜったいこいつがイイ、と本気で思いましたよ。

>話し変わりますが、windly coastはすごく良かったです!
イントロからノリノリ!
pittura やyou've got to have freedomもかなり善いです。

お!なんだか、ジャズ好きになってきました?イイ傾向ですね。またご希望がありましたら、遠慮なくおっしゃてくださいませ。では、また。

criss to ひまわりさん |  2008/06/03 (火) 23:39 [ 編集 ] No.2537


Unknown

 すごく楽しみにしていますーーー。
アマゾンで探しましたが、なかなか入手に条件、困難な状況を感じていましたので。
こんな素晴らしいピアニストが日本では知られてないなんて、、、信じられません。
 
 クリス・ボッティは男性からみてハンサムですか?
ただ、サイン会も無かったので、顔がハンサムなだけに、冷たい人なのかな?って、、私は減点です。
握手して下さったり、人柄に触れると、もっと音楽にも惹かれるものです。
ビリーは優しい目をした人でした。

 話し変わりますが、windly coastはすごく良かったです!
イントロからノリノリ!
pittura やyou've got to have freedomもかなり善いです。

 素敵な音楽をいつもありがとうございます。




ひまわり |  2008/06/03 (火) 00:13 [ 編集 ] No.2538


またまた

遭遇してしまいましたね。

クリス・ボッティ行かれたのですね。女性客が多かったでしょ。クリスはクリスでもボッティは超イケメンですからね。

そうですか、ビリー・チャイルズがピアノで来られていたのですか。彼はずっとクリスと一緒にやってますよね。クリスのミュージック・ディレクター的存在ですからね。まあ、いわばブレインです。ビリー・チャイルズは日本ではほとんど知られていませんが、かなりのエリートです。CDもあまり流通していませんが、数日中にこのエントリーにanywhereFMを利用して数曲アップしておきますね。
では、また。

criss to ひまわりさん |  2008/06/01 (日) 23:34 [ 編集 ] No.2539


びっくり!

 私、昨日ブルーノートに行きました。
Chris Bottiの演奏は期待以上に素敵で、もう感激!その演奏されてる姿に、なんて素敵なんだろう、、、
と言葉を失いました。
また、ピアニストとのコラボが美しすぎて、
この瞬間をもう一度聴けないなんて、
と思うほど、
ライブの時間を共有でき、立ち会えたたことが、あまりにも贅沢で、感激でした。
 
まるで、ラベルの「水の戯れ」や、ドビュッシーの「版画」「映像」をピアノで即興みたいな神業。
しかも、音が私を聴いて、聴いて、ではなく、
脇役なのに輝いて、主役をさらに、煌かせている。

いつもは、一目散に帰りますが、
興奮冷めずにいたら、
ライブ後、御本人が出てみえたので、
「貴方のピアノの音色は水のような音がしました、
今日は感動しました。」
と、御本人の事を知らなかったので、
それだけしか言えませんでしたが、一緒に記念写真まで入って下さり、サインも下さいました。

Chris BottiのCDにサインしていただいたのが申し訳ないくらいでしたので、
Billy Childsさんをもっと知ろう、
今度は御本人のCDを持参しよう、と検索していたら、
クリスさんのプログに来ていました(笑)

 実は父の手術も決まり、明日ドクターから再び説明なんです。
家にいても、落着きません。
ライブでいただいたエネルギーを大切に、これからの日々のために貯蔵しなくては、と思っています。
BillyのCDを早速聴かなくては!

クリスさん、毎日歩いてみえますね。
刺激になります。
私も、太りやすいので、油断できないんです。


ひまわり |  2008/06/01 (日) 02:00 [ 編集 ] No.2540


discussionsは,

もしかして,マスターテープからではなく,盤がら起こしたCDでしたっけ?記憶が曖昧ですが。

もともとの録音が悪けりゃしかたないですよね。

>Ventoさんに注文した「Tropic City」を首を長くして待ってるとこです。
僕も注文済みです。この作品に関しては,内容が良かろうが悪かろうが,手に入るだけで満足ですけどね。

もう最近は「レア盤」という表示,響きに慣れてしまって,その言葉だけでは手が伸びない,のが現状です。玉石混淆のレア盤の中から,本当に内容充実の作品だけを買いそろえるのはなかなか難しいですよね。レア盤好きのmarty(笑)の貴重な情報も大変役に立ちます。また情報,お願いしますね。ということで,やっぱり「月面ジャケ」はスルーしよっと!

criss to marty |  2007/07/17 (火) 15:47 [ 編集 ] No.2541


超レア盤の奇跡の復刻

クリスさん、こんばんは。
Michael Garrickの「Moonscape」ですが、私の周りでも評価は真っ二つですね。収録時間が短いので、あれ?って感じで終わりました。
Howard Rileyの「Discussions」は演奏そのものは良かったのですが、音が悪過ぎると思います。私のような安物のセットでも相当ひどいので、・・・。中古で安かったので、それなりに納得してますが。
 最近新譜をあまり購入していないのですが、Ventoさんに注文した「Tropic City」を首を長くして待ってるとこです。

Marty |  2007/07/16 (月) 00:02 [ 編集 ] No.2542


すみません、

遅くなって。
このところ、いろいろあって、忙しくて。
パソコンの前に座ることすらできずに、仕事に
明け暮れる毎日でした。

今日はやっと休みがとれて、こうしてブログ更新を
一週間ぶりにやってます。

東京も当然、雨で、大ぶりではなかったので車で茶水まで出かけ、例の如くジャズ館を覗いてきました。

中古の全品10%オフセールをやってましたが、これといって欲しいブツもなく、新品フロアも覗きましたが、そこでもどうも食指が伸びず、結局何も買わずに秋葉で雑誌を買い、立ち食いソバを食べ、何となく寂しく帰ってきました。

>「His April Touch」を入手しました。これって、滅茶苦茶かっこいいですね

でしょ~、ビリー・チャイルドの良さ、みんなに広めましょう。
わたくし、もう一枚好きなのがあって、それは、
ビリー・チャイルド、バスター・ウイリアムス、カール・アレンのトリオ、「SkimCoat 」っていうのが、ストレートな作風で爽快です。知ってます?

>最近Howard Rileyの「Discussions」とMichael Garrickの「Moonscape」を入手しましたが、イマイチのめり込めなかっただけに、感激はひとしおです。

お~、いずれも超レア盤の奇跡の復刻ですよね~。
マイケル・ガーリックのは限定500枚でしたって?
でもまだ今日もDUにありましたよ。売れてないのかな。あれ、もともと10インチ盤で22分ぐらいの録音時間ですよね。それにクラシック寄りの内省的な作品、とかいうので、僕は買いませんでした。

最近は「超レア」という言葉にすぐには飛びつかないことにきめているんですよ。なんだかきりがないので。

ということで、これから来月の「ジャズ批評」の原稿書きです。

では、また。

criss to marty |  2007/07/14 (土) 20:58 [ 編集 ] No.2543


His April Touch

クリスさん、こんばんは。
クリスさんお薦めの「His April Touch」を入手しました。これって、滅茶苦茶かっこいいですね。一発で好きになりました。確かに「Portlait of a Player」よりは格段優れていますね。
最近Howard Rileyの「Discussions」とMichael Garrickの「Moonscape」を入手しましたが、イマイチのめり込めなかっただけに、感激はひとしおです。

Marty |  2007/07/08 (日) 21:14 [ 編集 ] No.2544

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