雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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このページの記事目次 (カテゴリー: vocal

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WINTERPLAY / Songs of Colored Love

   ↑  2010/02/07 (日)  カテゴリー: vocal
winterplay_songs of colored love WINTERPLAY / Songs of Colored Love  ( amazon )
2009  Universal Jazz UCCY-10006
















女性ヴォーカルのヘウォンと、トランペット奏者のジュハン・リーによる韓国のジャズ・ユニット。 昨年からかなり気に入って聴いています。ヘウォンさんの透明感のある歌声と、サウダージ系のオリジナル曲がとっても心地よいです。

今週10日に第二作目となる作品 『 Sun Shine 』 が発売される予定です。ちょっと試聴したところ、今作『 Songs of Colored Love 』 とはだいぶ雰囲気が違ってるみたいです。マイケル・ジャクソンの ≪ billie jean ≫ などもやっていて、かなり元気がイイ作品みたい。個人的にはこちらのファーストの方が好みかな。

今まで韓流ブームを冷ややかな目で傍観していたのですが、彼女を知ってから、まんざら韓国ミュージックも捨てたもんじゃない !!  それどころか、歌も踊りも日本人よりず~とうまいじゃね~か。と感心しながら、いま、密かに “ 少女時代 ” にハマってます。




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2010/02/07 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Anna Callahan / It's Just The Rain

   ↑  2010/02/03 (水)  カテゴリー: vocal
ANNA CALLAHAN_it's just the rainAnna Callahan / It's Just The Rain  ( amazon )
2004  Angharad


Greg Gordon ( p )
Joe Bagg ( org )
Richard Shaw ( b )
Jamey Tate ( ds )





アンナ・キャラハン ( Anna Callahan ) はボストンを拠点に10年以上にわたり活動しているヴォーカリスト兼トランペッター。自身のレーベル Angharad Records から 『 My Ideal 』 ( 2002 ) 、『 It's Just The Rain 』 ( 2004 ) の2枚のアルバムを発表していますが、上掲のアルバムは2枚目の『 It's Just The Rain 』。

ジャケットのヘソ出しウエストの被写体はもちろん彼女自身ですが、実はデビュー作のジャケットにもウエスト丸出しの衣装で登場しています。さらには彼女のweb site にもヘソ出しのタンクトップのお姿で出迎えてくれてます。なるほど、自慢したくなるのもなんとなく分かるような見事なウエストラインでございます。

彼女はミュージシャンとして活躍するその一方で、ソフトウェアの開発に携るエンジニアでもあります。現在、 iPhone などのアプリケーションを開発する iPhone Concept という会社に所属しているようです。

ジャズ・ヴォーカルのアルバムを取り上げる際に毎回書いているような気がしますが、他のインストゥルメンタルの作品と違ってヴォーカルはとりわけ個人の好みが強く反映されちゃう分野で、巧い下手という基準よりも、好きな歌声かそうでないかが重要な判断基準になってしまうと思うのです。あとは好きな曲が収録されているか、も重要な要素ですよね。

そういった意味でこのアンナ・キャラハンは僕個人的にはかなり好きな声質であり、数年前にファースト・アルバムの『 My Ideal 』を中古でたまたま手にしたのがきっかけで、以後ずっと愛聴していたヴォーカルです。ただセカンドの『 It's Just The Rain 』 が発表されているのは知っていたのですが、今まで手に入れる機会がなく、昨年暮れに Disk Union に再入荷したのでやっとゲットしました。

基本的に透明感があるのだけれど、ちょっぴりハスキーな独特の質感のある声で、どこか線の細さを漂わせているところが、僕の好みなのですが、まさに彼女の声はドンピシャであります。特にスロー・バラードは絶品で、深夜、自室に籠って、寝るまでの貴重な時間を一緒に過ごすには最高のヴォーカリストなのです。間奏パートで披露するトランペットも控えめながらなかなかの腕前で、心に確実に響いてきます。

anna callahan _I Ideal Anna Callahan / My Ideal  ( amazon )
2002 Angharad
 

Karen Hammack ( p )
Richard Shaw ( b )
Jamey Tate ( ds )
Barry Zweig (g )


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2010/02/03 | Comment (9) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

2009年極私的愛聴盤_その壱_ヴォーカル編

   ↑  2009/12/28 (月)  カテゴリー: vocal

今年も残すところあと3日。今年を振り返ってみると、ジャズへの思いは変わらないものの、ジャズの聴き方が変わってきた一年だったように思います。先日、『 iPod 用 デジタルメディアトランスポート ONKYO ND-S1 』 のところでも書いたように、 今年はネット配信される音源を聴く機会が増えました。家でもほとんどCDプレーヤーの電源を入れることがなくなり、ONKYO ハードディスク・コンピューター HDC-2.0 から直接アンプ ( Laxman L-570 ) →スピーカー ( KEF 105/3S ) とつないで聴くことが多くなりました。これから先、ますますその傾向に拍車がかかることは間違いないでしょう。いずれ、地球上のすべての音源が配信されるようになり、CDは姿を消す日が来るのでしょうか?

さて、今年も一年を振り返りながら、印象に残った愛聴盤を棚から引っ張り出して、聴いてみましょう。
まずはヴォーカル編です。はじめがヴォーカルと云うのも変ですが、ヴォーカルは苦労せずにすぐに選盤できるので、とっかかりとしては楽です。ヴォーカルほど人の好みが分かれるジャンルはありません。巧い下手以前に、好きな歌声かどうかが判断の基準にどうしてもなっちゃいます。出だしの数秒で、これは駄目かイイかがおおよそ分かっちゃうのは、ヴォーカルぐらいでしょう。

そんなわけで、かなり偏った好みが反映されちゃいましたが、参考にしていただければ幸いです。

nicoleherzog2Nicole Herzog / Time Will Tell  ( amazon )
2008  TCB

スイスで活躍する歌手、ニコル・ハーゾッグ ( 1983~ ) 。この容姿にしてこの声、といった感じのキュートでチャーミングな歌声です。でも今やはりのフォークやカントリー寄りのボーカルではなく、しっかりジャズしてます。

ジャズしていると云えばバックのホーン・アンサンブルはめちゃくちゃかっこいいです。このアルバムの魅力の半分はホーン・アレンジにある、と云っても過言ではありません。







Melissa Pace TannerMelissa Pace Tanner / Calm & Carefree ( amazon )
2009 自主制作

レコード店で手に取ったとたん、男性特有の脊髄反射によって買物かごに入れてしまった衝動買いアルバム。でも、これがなかなかの作品で、好みに合致しました。ハスキーなベルベット・ボイスで耳元で囁かれているような近接マイクで撮られているのでしょう。非常に生々しい息遣いが聴こえてきます。全くの初見の歌手ですが、彼女のWeb Site によると、イスタンブールのアンカラ生まれで、米国育ち。もともとはユタ大学でミュージカルを学び、テレビの女優やコマーシャルの仕事をしいましたが、最近はユタのソルトレイクシティーに家族三人で住み、ジャズに専念しているらしいです。今作は自主制作盤の第二作目です。デビュー盤も欲しいな~。





sophie milmanSophie Milman / Take Love Easy  ( amazon )
2009 Koch

ベタな選盤で申し訳ないが、やっぱり彼女は巧いので取り上げます。ロシア生まれの歌手、ソフィー・ミルマンのサード。圧倒的な歌唱力に平伏すのみ。ハスキーな歌声も好み。ピアノ・トリオ+α のシンプルな編成に、これまたアレンジも至って普通。ソフィーの歌声の魅力を最大限に引き出す戦略でしょうか。売れるべくして売れた歌手と云えるでしょう。私など、冒頭曲 ≪ Beautiful Love ≫ の出だし3秒で秒殺されました。







rachael price the good hoursRachael Price / The Good Hours  ( amazon )
2008  Claire Vision Productions

レイチェル・プライスは、オーストラリア生まれのテネシー州ナッシュビル育ちの23歳。この女性もミルマンさんと同様、現代のジャズ・ヴォーカルの王道を行くような正統派です。決してシャウトするような歌い上げ方はしませんが、しっかりリスナーの心に染みいる説得力を持っています。声的にもミルマンに近いかも。そして、今作は彼女のサードで、地元ナッシュビルとボストンで録音されています。サポートするのは、ウォーレン・ウルフのピアノ・トリオ+α 。そう、いつもはヴィブラフォンを弾いているウルフがここではおもにピアノを弾いています。エディ・コスタをはじめ、ピアノを弾くヴィブラフォン奏者って珍しくないですが、それにしても歌伴が巧すぎです。ちょっと驚きの一枚です。Official Web Site はこちら



sofia finnila Sofia Finnila / Everything I Love ( amazon )
2009 ZOUNDS

今年、一番聴いたのがこのフィンランド出身の歌手ソフィア・フィンイラ ( 1970~ ) 。猫なで声のぶりっこ歌手でもなく、かといって、力強く歌い上げるわけでものなく、僕にとってはこのくらいが聴き易い。ちょっとハスキーがかるところも好み。高音域では、透明度を高めていくあたりもイイ感じ。
バックを務めるのは Five Corners Quintet のピアニスト、ミカエル・ヤコブセン ( Michael Jacobson ) やフィンランドを代表する名ドラマー、ユキス・ウオッチラ ( Jukkis Uotia ) と、サポート陣営も豪華。ストリングが入る曲もあり、とってもムーディーです。発売したのは須永辰緒氏が主宰するレベール、ZOUNDS 。





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2009/12/28 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Henri Salvador / Chambre Avec Vue ( Room With A View )

   ↑  2009/08/07 (金)  カテゴリー: vocal
henri salvador 



エリック・ルランを始めて聴いたのが、アンリ・サルヴァドールの01年に発売されたアルバム 『Chambre Avoc Vue 』 ( 邦題:サルヴァドールからの手紙 ) だった。このアルバムはシャンソン・ファンを超えて全世界でヒットしたので聴いたことがある人も多いだろう。ルランはこの作品の中で控え目なソロを数曲で披露している。リーダー作でのルランの演奏とは別人の趣をみる優しく温かみのある演奏で、彼の懐の深さを改めて思い知らされた。ちなみに本作にはダニエレ・スカナピエコも控え目に参加しており、実に豪華なサイド陣を揃えているのだ。

サルヴァドールが90歳で亡くなったのは2008年2月13日だったから、もう1年半も経ってしまった。ちょうど市川崑監督が亡くなった日と同じ日だったが、サルバドールの死亡報道は全くされなかったと記憶している。サルヴァドールはボリス・ヴィアンの援助でシャンソン界にデビューしたため、日本ではシャンソン歌手としてのイメージが強いが、実はいわゆるシャンソン歌手ではない。フランス領ギアナ生まれであるため当然南米音楽に対する深い愛情が根底にあり、その上で歌唱法、リズム感などはかなりジャズの影響を受けている。そのあたりの個性がシャンソン・ファン以外の幅広い音楽ファンにも受け入れられている所以なのだろう。

彼に対しての強い思い入れは正直ないのだが、それでも58年から63年にバークレイに残したジャズ寄りのトラックを集めた『 Jazze! 』 や、07年に発売されたブラジル録音の『 Reverence 』 などは愛聴盤である。そして最も好きなのがこの『Chambre Avoc Vue 』であり、夏になると必ずや車のCDチェンジャーに入れて秋までずーっと入れっぱなしで聴いているアルバムなのだ。全然シャンソンしていなく、むしろボサノヴァ色が強く聴きやすい作風なのがイイ感じだ。

Henri Salvador / Chambre Avec Vue ( amazon ) 星1つ星1つ星1つ星1つ星半分

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2009/08/07 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Nikki Yanofsky / Ella...of Three I Swing

   ↑  2009/08/02 (日)  カテゴリー: vocal
nikki yanofsky



ニッキ・ヤノフスキー ( Nikki Yanofsky ) はモントリオール生まれの現在15歳 ( 1994年2月8日生まれ ) 。2006年のモントリオール・ジャズ・フェスティバルでセンセーショナルなデビューを飾ったときはなんと12歳 !!! だった。

エルダー・ジャンギロフやオースティン・ペラルタらなどの前例があるので、多少の少年少女デビューには驚かないが、それでも実際に彼女の歌声を聴いた時は椅子から転げ落ちそうになった。そんな彼女のデビュー作がリリースされた。録音時13歳という年齢にまずは驚くが、さらにデビュー盤からすでにビッグバンドを従えたライブ盤であることで更にぶっ飛んだ。ふつうはじっくり作り込んだスタジオ盤で勝負するだろう、普通。そこを敢えてライブ盤でデビューするあたり、彼女も制作スタッフもかなりの自信があるのだろう。

本作はタイトルが示すように、彼女が最も影響を受けたというエラ・フィッツジェラルドに捧げた作品。確かな歌唱力と表現力を兼ね備えており、決してエラの物まねなんかに終始しないところが素晴らしい。シャウトしたときの心地よさもたまらないし、厭味のないフェイクも見事だ。ただし、このようないかにもアメリアカ人が喜びそうな歌声、スタイルは、もしかすると日本人には受けが悪いかもしれない。私も、巧いのは認めるが好きなヴォーカルかと問われれば、とても微妙だ。
 
すでにカーネギー・ホールでのコンサートも行っているし、ハービ・ハンコックとも共演している。今月8日には名古屋ボトムラインで来日公演もあるようだ。

本作はニッキの父親が立ち上げたA440 というレーベルからの自主製作盤だが、その後、ユニバーサル・ミュージックとメジャー契約したらしく、近いうちにアルバムをリリースするらしい ( ソースは高井信成氏の書かれたライナーノーツ ) 。



ニッキ・デビュー~エラへ捧げるスウィング(初回限定盤)(DVD付)  星1つ星1つ星1つ星1つ

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2009/08/02 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Christina Gustafsson / My Move

   ↑  2009/05/13 (水)  カテゴリー: vocal
christina gustafsson




スウェーデン人歌手クリスティーナ・グスタフソン ( Christina Gustafsson, B.1970 ) の2年ぶりとなるセカンド・アルバム。名前から察しがつくようにリグモア・グスタフソン ( Rigmor Gustafsson ) の妹さんです。姉のリグモア・グスタフソンはACTからコンスタントにアルバムを出していて今や同レーベルの看板アーティストですね。既に廃盤になっていたPROPHONE に録音された彼女の初期作品が3枚組ボックスで昨年暮れに発売になりましたが、そのことは拙ブログでも少し取り上げました(こちら)。

一曲目はジェームス・テイラーの < Your Smiling Face > で幕が上がる。やっぱりと云うか、またかと云うか、最近ジャズなんだか、フォークなんだか、カントリーなんだかよくわからない作品が多すぎます。ノラ・ジョーンズあたりがヒットしたころからとにかくこの手のjazzyさを売り物にした歌手が溢れています。ジャズ・ヴォーカルのポップズ化。ポップス歌手のジャズ化。両者が相互に入り乱れ、その境界線がどんどん曖昧になってきています。

最近、レコード店でなんの予備知識もなしに女性ボーカル物をジャケット買いすると、九分九厘、この種の Jazzy な作品を掴まされますね。でもジャズじゃないか、と云えばそうじゃない。無理矢理ひとつのジャンルに押し込むとすればやっぱりジャズになるんでしょうかね。でもまあ、彼女らもプロ・シンガーとしての生活を維持していくためにはポップ指向に走るのも止むを得ないのでしょうが。

閑話休題。全11曲中5曲が彼女のオリジナル。それ以外は前述したジェームス・テイラーの < Your Smiling Face > やイヴァン・リンスの < Smiling Hour > 、それからチャップリンの名曲 < Smile > と、なぜか smile がタイトルに入っている曲を取り上げています。 < Smiling Hour > では姉のイグモアと、以前にも拙ブログで紹介したキュートな歌姫ソフィア・ペターソン ( Sofia Pettersson ) がバック・コーラスで参加しているがちょっとうれしい。

彼女の歌声はとても清涼感漂う癖のない歌声で、いかにも北欧的な folky な歌い回しです。ジャズを期待するとがっかりします。まだ姉のイグモアのほうがジャズ的です。バックバンドがツイン・ギター( エレキまたはアコースティック ) とベース、ドラムのシンプルな構成なのも folky ですね。

そんなわけで、ジャズの土俵で語るべき素材でないので、こんなのははじめから何も考えずビールでも飲みながらぼーっと聞き流すぐらいがちょうどよいでしょうね。おしまい。

Christina Gustafsson  /  My Move  星1つ星1つ
2009  PROPHONE PCD099

Christina Gustafsson  ( vo )
Max Schultz  ( g )
Erik Soderlind  ( g )
Martin Hoper  ( b )
Calle Rasmusson  ( ds )

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2009/05/13 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Tierney Sutton / Desire

   ↑  2009/04/26 (日)  カテゴリー: vocal
tierney sutton_desire

≪ It's All Right With Me ≫



昨日、妻のパソコン用のグラフィック・ボードを買いに秋葉原に行ったついでに、石丸電気SOFT3館に寄ってみたのですが、6階の輸入盤売り場の品揃えが以前に比べてだいぶ変わっていて驚きました。

輸入盤売り場と言っても、ここはDisk Union などの他の輸入盤店と違い、売りたい主力商品は新譜ではなく、廃盤やレア盤です。例の「レア盤」本や、ネットオークションで高値取引されている希少盤を新品で仕入れて、信じがたい値段で販売するというシステムを採用しているようです。

本当にプレス数が少なくて貴重な作品ならまだしも、半年前にはDisk Unionや通販ショップで普通に売られていて、最近は見かけなくなったなあ、と思われるCDにまで3500円とかの値札を付けて売っているのです。仕入れたCDを、他店の在庫が枯渇するのを待ってから「廃盤」シールを張って売り出しているのではないかと、下衆の勘繰りを入れたくなります。

それにしてもDisk Unionでも仕入れられないレア盤をどういうルートで仕入れているんでしょうね。たまにフロアで商品の陳列などをしている青いメガネをかけた顎鬚を生やした60代ぐらいの男性がバイヤーなのでしょうか。気になります。

それはさておき、フロア中央を占拠する廃盤コーナーの約半分が、なんと女性ヴォーカルコーナーに代わっているのです。エレベーターから降りたら、面置きされている何れ劣らぬ美しい白人女性が一斉に私の方を見つめているわけです。これには圧倒されます。

例のレア盤本に掲載された作品も最近は再プレスされるものも多く、実際買ってみるとトホホな作品もあったりして、レア盤廃盤神話も陰りが見えてきました。まさかと思われるブツまで再発されるもんだから、こうなると高いカネを払って買っても、その直後に再発!! なんてリスクもあるわけで、レア盤市場も崩壊しつつあるのではないでしょか。そんな背景もあり、石丸のバイヤーさんも 「次は美女ヴォーカルだ!!! 」 と次なる一手を仕掛けてきたわけですね、たぶん。

そんなわけで、ジャズ市場の一角を担うまでに成長したジャズ・ヴォーカル部門ですが、美人で聴きやすいヴォーカリストは佃煮にして売れるほど沢山いれど、本当に巧いと感じる歌手はダイアン・リーブス、カサンドラ・ウイルソン、ディー・ディー・ブリッジウォーターらなど数人で、そう多くはありません。

そんな中、今回通算8作目となるリーダー作を発表したアメリカ人歌手、ティアニー・サットン ( Tierney Sutton b.1963 ) も本格派の大変巧い歌手の一人として忘れてはならない存在です。

彼女は1998年のCDデビュー当時から現在まで一貫してクリスチャン・ジェイコブのトリオと一緒に活動してきましたし、クリスチャン・ジェイコブの作品にも客演してきました。もともとはアメリカ中西部のウィスコンシン州生まれでありながら、当時ジャック・シェルドン・ビッグバンドのピアニストだったクリスチャン・ジェイコブに惚れ込み、彼と仕事がしたいがために90年代にわざわざロサンゼルスに移り住んできたという経緯があるようです。現在彼女は 活動の拠点をロサンゼルスに置き、またUniversity of Southern California で教鞭をとる教育者としても活躍しています。

余談ながら、フランス生まれのクリスチャン・ジェイコブは、もともとバークリー音楽大学で教鞭をとっていましたが、メイナード・ファーガソンの娘と結婚したため、それを契機に西海岸に移住したらしいです。先日取り上げた南博氏の著書の中に記されていました。

彼女の歌声は極めて繊細でクールです。音程はデジタル機材のように正確です。そしてまるで器楽を操るかのような技巧的フレーズで聴き手を虜にします。

また、楽曲のアレンジの斬新さもまた彼女の魅力の一つです。これはクリスチャン・ジェイコブの力に依るところが大きいと思われます。手垢まみれのスタンダードに意表を突くアレンジを施したり、今までヴォーカルを乗せられなかったインストの楽曲をヴォーカル物に仕立てたりと、ややもするとジャズの中でも見下されていたヴォーカルというものを器楽的レベルまで昇華させることのできる才能が窺がうことができます。

ただ、エンターテインメントという観点からするとちょっと微妙だし、疲れたときに聴きたくなるような癒し系のボーカルでもありません。容姿も(たぶん彼女自身は自信があるのでしょうが)これまた微妙だし、そのあたりが日本のオヤジ・ヴォーカル・ファンにはいま一つ人気が出ない要因なのでしょうね

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2009/04/26 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Diana Krall / Quiet Nights

   ↑  2009/04/09 (木)  カテゴリー: vocal

diana krall _quiet night 

≪ ジャズではない、“ジャズっぽい”のが今、いちばん新しい音楽のかたち ≫ というキャッチコピーでユニバーサル・ミュージックが提案している音楽カテゴリが ≪Jazzy not Jazz≫  ....なんだそうです。昨夜帰宅して朝日新聞を広げてみたら、紙面下半分を使った大々的なユニバーサルの広告が掲載されていました。

紹介されていたのはメロディ・ガルドー、マデリン・ペルー、ダイアナ・クラールの女性ジャズ・ボーカリスト3人。可哀そうに彼女らはジャズではない音楽に無理やりカテゴライズされてしまったわけです。まあ最近のCDセールス不調に喘ぐレコード産業界ですから、ひとりでも多くのリスナーにCDを買ってもらおうと必死です。Jazz では見向きもしない若者もjazzyとくれば飛びついてくれるとふんでいるのでしょう。

確かにjazzyというタームは若者世代には浸透しているようで、「チョーヤベ。これチョー、ジャジージャン!! 」と言っているかどうかはオヤジの私にはわかりませんが、クラブミュージック領域にいては使用頻度の非常に高いキーワードになっているようです。

ただし今のクラブミュージック世代の若い方々が jazzy というタームを用いるときは、本来の  ≪ ジャズ風、ジャズ的 ≫  という意味とはだいぶ違ったニュアンスを含んでいるようです。サックスがテーマをちらっと吹いて見せたり、ローズがバッキングしていたりすると、これがjazzy という形容詞で括られてしまうし、本来の意味にはない ≪ 落ち着いた、ムーディー ≫ な曲もみんなjazzy になってしまうようです。

確かに若い世代の音楽好きの間には、ジャズは難解で敷居の高いオヤジの音楽といった先入観というか固定概念みたいのが昔から蔓延していましたから、こういう機会にジャズにまつわる誤解が払拭され、多くの音楽ファンの手元にジャズが届けられればいいな~って思っています。

そんなわけで、今日はjazz not jazz の一人、ダイアナ・クラールの新譜を聴いています。本作は2006年リリースの 『 From This Moment On 』 に続く通算12枚目となる初のボサノヴァ作品です。メンバーもアンソニー・ウイルソン他、いつものレギュラーメンバーだし、プロデューサーもトミー・リピューマ、エンジニアもアル・シュミットなので変わり映えしない構成だけど、今回はストリングスアレンジにクラウス・オガーマンを起用しているのが個人的にはとっても嬉しかったりする。リピューマ=シュミット=オガーマンの組み合わせは2001年のグラミー受賞作品 『 Look of Love 』 以来8年ぶり。そういえばあの『 Look of Love 』でもボサノヴァ調のアレンジが随所に見られたっけ。

ボーナス曲2曲を含む全12曲で、ジョビンの≪イパネマ≫や≪Quiet night ≫ 、バカラックの≪Walk on By ≫ などを含んでいます。ピアノはいつものように彼女自身が弾いているけど、近年の作品の中では比較的彼女のピアノ・スペースが多めに用意されている方だと思う。≪So Nice≫ ではイントロで90秒近くもピアノソロを披露していて嬉しいな。

適度に力が抜けていて、程好い隙間と自由度が心地よいね。小波に漂うかのような気持ちよさっていうか、、。クラウス・オガーマン独特の濃淡と深みのある弦楽器の響きと、彼女の囁くようなハスキー・ヴォイスの配分が絶妙だけれど、オガーマンのファンでないと、もしかすると装飾過剰な印象をうけるかもしれません。まあ、ストリングス・アレンジは好き嫌いがありますからね。

ボサノヴァを歌うには彼女の声質はあまりにも sensual で、ちょっと不似合いな感じもしますが、でもまあ、 breathy で langiud なところは、ボサノヴァ的と言えばボサノヴァ的であります。タイトル通り、夜に似合う怪しげなボサノヴァ、といった感じでしょうか ( 彼女の目線も怪しいし )。

概して綺麗にパッケージされた Jazzy な秀作だと思いますが、個人的にはちょっと物足りないかな。トミー・リピューマのプロデュース以降の作品に限って言えば、99年の『 When I Look In Your Eyes 』 とか01年の 『 Look Of Love 』 あたりの方が良くできていると思うし、愛着もあります。

Diana Krall / Quitet Night     星1つ星1つ
2009  Verve 0602517981256


down beat diana 
Down Beat 誌5月号の表紙はダイアナです。ジャケットに使うなら断然こちらのほうが綺麗だと思うのですが。

Down Beat インタビュー記事 「 Depth of Her Heart  」 より

「 私はいつでもピアニストとして活躍したいの。そもそも私は若い時はヴォーカリストだったわけじゃないのよ。でもね、私には分かっているの自分の限界が。ピアニストとしての才能はないのよ。ビル・チャーラップやアラン・ブロードベントのように巧くは絶対弾けないしね。 」

「 作曲もしなきゃならないんだけど、私にとって作曲は難題なのよ。四六時中、作曲をしているジョニ・ミッチェルや夫(エルビス・コステロ)のようには私はなれないわ。」

自信に満ち溢れたふてぶてしい女性なのかなぁ~って思っていたけど、けっこう弱気で謙虚な部分もあるんですね。意外でした。

あと、2006年に生まれた双子の子供達が音楽がとっても好きだから、次のアルバムは子供が喜ぶ子供のための歌集にしようかと思っているらしいです。

≪ How Can You Mend A Broken Heart ≫

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2009/04/09 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Blossom Dearie / Sings Rootin' Songs

   ↑  2009/02/28 (土)  カテゴリー: vocal

 blossom dearie rootin

ジャズ・シンガー、ブロッサム・ディアリーが2月7日にニューヨーク州マンハッタンの自宅で死去されました。享年82歳。死因は老衰による自然死だったようです。


Los Angels Times             February 9, 2009

Blossom Dearie dies at 82; jazz and cabaret singer
Blossom Dearie, the singer and songwriter whose sweet soprano voice, harmonically innovative piano stylings and sophisticated performances made her a popular attraction in jazz and cabaret for nearly half a century, has died. She was 82.




子猫がまとわりつくようなキュートで愛くるしい独特の歌声で、多くのジャズファンに愛されてきたブロッサムでしたが、僕もジャズを聴きはじめたちょうど80年代前半に、彼女の魅力に惹かれ、『 Blossom Dearie 』、『 Give Him the Ooh-La-La 』、『 Once Upon a Summertime 』などを買い求めた記憶があります。べっ甲フレームの眼鏡を持って頬杖をつくブロッサムがジャケットを飾る『 Once Upon a Summertime 』などは特に好んで愛聴したものです。

彼女は74年に自身による daffodil というレーベルを設立して、多くの作品を発表しましたが、僕は同レーベルからの作品は一枚も持っていません。こんなことを云うと生粋のジャズ・ヴォーカルのファンには怒られそうですが、やはり女性ヴォーカルの旬の時期って短いと思っているので、そういう意味で彼女の旬は Verve であり、歳老いた歌声は聴きたくないのです。

そんなわけで今日は、Verve ではありませんが63年に録音された愛聴盤の 『 Sings Rootin’ Songs 』 を引っ張り出してきました。

実は本作は正規レコード会社から発売されたものではなく、あるビールの景品として配布されたレコードでした。62年にブロッサムは“ Hires Root Beer ” のコマーシャル・ソングを歌ったのですが、それが好評を博したため、気を良くしたプロデューサーの発案で、ビールを沢山購入した方への景品としてこのレコードを制作したのでした。収録された曲は当時 ( 62年~63年 ) にヒットしていた曲ばかりで、≪ I Left My Heart In San Francisco ≫、≪ The Good Life ≫、≪ Lazy, Crazy Days of Summer ≫、≪ Desafinade ≫ などをはじめ、12曲が収録されています。

このような変わった経緯で作られたレコードだっために大変珍しく、超レア盤化していましたが、87年にDIW よりレコードとCDが同時発売され、めでたく一般ジャズファンもその貴重な音源を気軽に聴けるようになったのです。昨年には再発専門レーベル THINK! より、デジタルリマスター+ 紙ジャケ仕様で復刻され話題になりました。

しかし本作は、企画モノであるにも関わらず非常に出来の良い作品に仕上がっていて、希少性、話題性を抜きにしても一聴の価値のある作品です。

今晩はそんな大好きなレコードを聴きながら彼女の冥福を祈ることにしよう。 
 
R.I.P.

 

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Nikoletta Szoke / A Song For You

   ↑  2009/01/27 (火)  カテゴリー: vocal
nikoletta szoke

ハンガリー生まれの女性ジャズ・シンガー、Nikoletta Szoke ニコレッタ・セーケ ( b. 1983 ) の澤野工房デビュー盤。澤野工房のボーカル作品としては Marielle Koeman の『 Between You & Me 』に次いで2作目となるのでしょうか。自信はないけど。いずれにしても珍しいことです。兎に角、バックがロバート・ラカトシュのトリオが担当していることが本作の最大のウリですね。近年の澤野作品の中では、トヌー・ナイソーと、このロバート・ラカトシュを知ったことが個人的には大いなる収穫だったので、その流れでこの作品も当然買いました。

全13曲。スタンダードを中心に選曲していますが、レオン・ラッセルの ≪ A Song For You ≫、ビリー・ジョエルの ≪ Just The Way You Are ≫、それからバカラックの ≪ The Look Of Love ≫ なども織り交ぜています。

彼女の容姿とポップスの選曲から、もしかすると“ 色モノ ”っぽい雰囲気かと思いましたが、意外に透明感と清潔感が漂う上品な歌声です。曲によってはちょっぴりハスキー系に声変わりします。個人的には強く心惹かれる歌声ではありませんが、邪魔にはならない声質でしょう。声量もあまりありそうには聴こえません。スキャットにも挑戦していますが、スリル感は皆無です。ただ、彼女はジブシー音楽家の名門一族の出ですが、正式に音楽を学び始めたのが18歳と非常に遅く、現在22歳ということですから、まだジャズを歌い出して4年弱なのです。現在の彼女に完成形を求めるのは酷というものです。

ただ、ノラ・ジョーンズの登場以来、雨後の筍のごとく現れるポップ・ジャズシンガー路線とは違い、しっかりジャズを歌っていこうとする気持ちが何となく伝わってくるところが頼もしく感じられます。これからに期待大ですね。

あくまでロバート・ラカトシュを聴くための作品としてとらえればかなりイイ線いっている作品ではないかと。ぴったり寄り添い、決して主役を邪魔することなく美旋律をもってサポートするラカトシュは、今までにないほど、繊細かつ優雅で、ただただ美しい。

本作以外にも実は 『 Golden Earrings 』  という自主製作盤があり、すでにHMVで入手可能のようです。彼女の My Space でも試聴できます。


Nikoletta Szoke  /  A Song For You    星1つ星1つ星1つ星半分
2009   Atellier Sawano  AS085
Nikoletta Szoke  ( vo )
Robert Lakatos  ( p )
Thomas Stabenow  ( b )
Klaus Weiss  ( ds )

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2009/01/27 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Laura Zakian / About Love

   ↑  2009/01/15 (木)  カテゴリー: vocal

Laura Zakian

≪ 今夜はこんなの聴いています ≫

英国人女性ジャズ・ヴォーカルと云えば、15年ほど前に Claire Martin ( クレア・マーティン ) の 『 The Waiting Game 』 を聴いて以来の彼女のファンなのですが、最近では Tina May  ( ティナ・メイ ) などにも愛着が湧き、彼女の作品を収集しています。

で、ティナ・メイと云えば33 Records で、このレーベルは、英国きっての良質なジャズ・ヴォーカル作品をカタログに多数所有しているのですが、昨年、33 Records のweb site を覗いていたら昔(といっても5年ほど前)によく聴いていた Laura Zakian  (  ローラ・ザキアン )  の新譜がこのレーベルから出ていたので欲しいなぁ~と思っていたら、直輸入盤として日本でも簡単に手に入るようになったので喜んで買ってきました。

彼女は英国生まれではありますが、マンハッタン音楽院でナンシー・マラノに師事し、その後はイタリアを中心に活動していたようです。今はおそらく母国に戻っていると思われます。

本作は、2000年の 『 Nobody Else But Me 』、2003年の 『 Just One of Those Things 』 に続く第三弾で、初の33 Records からのリリースとなります。

歌唱技巧的に優れているとかではないのですが、清潔感があり涼しげな語り口で、聴き心地がとってもよいのです。興味のある方は下の imeem で聴いてみてください。では、おやすみなさい。




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2009/01/15 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Rigmor Gustafsson / The Early Years

   ↑  2009/01/01 (木)  カテゴリー: vocal
Regmor Gustafsson The Early years blog 01 

明けましておめでとうございます。
本年ものんびり更新、気まぐれな話題で書き綴っていこうと思っていますので、
どうかよろしくお付き合いのほどを。
 
さて、妻と子供はスーパーに買い物に出かけてしまい、家に残されたわたくしは今日も部屋の大掃除継続中。愛犬のカノンはソファーで幸せそうに居眠り中。
でもってBGMでかかっているのは数日前に発売されたばかりの Rigmor Gustafsson ( リグモア・グスタフソン )の 『 The Early Years 』

グスタフソンはスウェーデン人歌手で、96年にデビュー作をリリースして以来、確実に実績を積み上げ、2002年には ACT と契約し、その後は同レーベルからコンスタントにアルバムをリリースしているのですが、本作は彼女がACT契約前に籍を置いていた PROPHONE に残した3枚のCD、『 In The Light of Day 』( 1996 ) 、『 Plan #46 』( 1998 ) 、『 Live 』( 2000 )をセットにしたボックスもの。

ACT作品は全部持っていたけど、PROPHONE は(こうなった以上は嬉しいことに)一枚も持ってなかったのですぐさま購入。今日の早朝からリピートで聴きこんでいる次第です。もったないので今日は 『 In The Light of Day 』 だけ!と決めてかけているんですけどね。やっぱり気持ちいいですね、この声質。おしつけがましくもないし、媚びるわけでもない、色気で丸めこもうという下心も皆無だし、なんというか自然なんだけど心にちゃんと届く声です。
 
 

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2009/01/01 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Roger Cicero / Mannersachen

   ↑  2008/12/12 (金)  カテゴリー: vocal
roger cicero mannersachen
このブログを通じて知り合ったドイツ在住のLaie さんから、Roger Cicero ロジェ・チチェロ という男性ジャズ・ヴォーカリストのことを教えていただきました。しかも、教えていただいたばかりではなく、遥々ドイツから日本では手に入らないCDまで送っていただきました。ほんと、感謝の念に堪えません。ありがとうございました。

ロジェ氏はドイツでは有名な歌手であるようですが、日本では全く知られていません。近年の欧州ジャズ・ブームの中にあってもドイツは北欧やフランス、イタリアに比べると人気が薄く、さらに男性ヴォーカルですから分が悪いのも当然。日本に紹介する輸入盤バイヤーの目に留まらないのも無理はありません。

さて、Cicero と聞いてピンときた人はいませんか。そう、彼は Eugen Cicero オイゲン・キケロ のご子息なのです。クラシックとジャズの融合に取り組んだ父親オイゲンと、ポップなジャズ・ヴォーカリストとして人気を博す息子ロジェ。同じジャズを生業としても親子で目指す音楽的意匠は全く異にしているのが面白いですね。

簡単に彼の経歴を紹介しておきます。( wikipedia より )

ロジェは1970年、ベルリン生まれ。10代からテレビなどに出演するなど、プロとしての音楽活動を開始。1991年から96年までアムステルダム音楽学院で音楽教育を受け、卒業後は Jazzkantine や Soulounge といったグループのゲスト・ヴォーカルを務め、モントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演した。一方で2003年には自己のカルテットを結成した。2006年、女性ピアニスト、Julia Hulsmann ジュリア・ヒュルスマンの『 Good Morning Midnight 』 への参加を経て、初リーダー作である本作 『 Mannersachen 』 を同年リリース。さらに2007年にヘルシンキで開催された欧州放送連合加盟の国々が参加して繰り広げられる各国対抗歌合戦である Eurovision Song Contest ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト にドイツ代表として参加している。しかし結果は42カ国中19位と、残念な結果に終わる。ところが、さすがに10億人が観るといわれるユーロヴィジョンだけあって、その出場を契機にロジェの知名度はアップし、国内での人気を不動のもにしていったようだ。第二弾『 Beziehungsweise 』 が昨年発売されている。

40年代、50年代のスイング・ジャズの流れを汲みながらも、ラテンやロックのテイストを織り込んだポップなスタイルと言えるでしょう。本来、ヴォーカルの良し悪しは、その発音の良し悪しも含めて評価しなければいけませんが、なにしろドイツ語ですのでそのあたりは無視するとしても、声質は非常に聴きやすく、高音のしなやかな伸びや中音域の豊さは実に心地よい印象を受けます。ドイツ語というと語感が硬く、あまり歌ものとの相性が良くないような先入観がありますが、彼の口から発せられる歌声はとっても柔らかく、肌ざわりが良いので全く問題ありません。楽曲のほとんどを Matthias Hass ( music ) / Frank Romond ( text ) のコンビが提供しています。どの楽曲も魅力的です。

バックを務めるのは11人編成のビッグバンドで、メンバーの中には NDR Big Band のメンバーとしても活躍したトランペッターのDirk Lentschat やアルト・サックスのUlli Orth などもいますが、全体の印象としては、可もなく不可もなくといったところでしょう。

とっくに昔に絶滅したと思われていた “ 男性ジャズ・ヴォーカル ”という種族ですが、最近になり、Matt DuskMichael buble などの登場により、やや息を吹き返してきた感があります。 「 Michael bubleなどジャズじゃないよ~」 という罵声が飛んできそうですが、この際、彼らがジャズ・ヴォーカルか否かなどの議論は脇に置いておきましょう。そもそも、男性で純粋にジャズ・ヴォーカリストとして生涯歌い続けることを許されたアーティストは、フランク・シナトラぐらいのもんでしょう。当時のその他大勢のジャズ歌手、たとえばスティーヴ・ローレンスにしろ、ペリー・コモにしろ、結局はジャズを捨てざるを得なかったわけだし。

ということで、もし興味を持たれた方はYou Tube で彼の映像を探してみてください。お勧めはファースト・アルバム『 Mannersachen 』 に収められていた ≪ Wenn Sie Dich Fragt ≫ あたりでしょうか。人気を裏付けるかのように、素人のモノマネやライブの隠し撮りなどもアップされていて、観ていて飽きません。

2007年のユーロヴィジョンに出演した時の映像です。

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Sofia Pettersson / That's Amore

   ↑  2008/10/30 (木)  カテゴリー: vocal
Sofia Pettersson / That's Amore 

≪ 今夜はこんなの聴いてます ≫

スウェーデンの歌手、ソフィア・パターソンの2004年の作品。
最近、通算4作目となる『 In Another World 』というタイトルで新作をリリースしていますね。
ジャズ・ヴォーカルではないのでしょうが、ノラ・ジョーンズ以降、
こういうフォークとジャズの混血ミュージシックが流行ってますね。
この人の持ち味は、やはりキュートで愛くるしい歌声でしょうか。
ノラ・ジョーンズを一晩、冷凍庫で凍らせたような涼しげな歌声です。

 2 songs upload

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2008/10/30 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

# Florence Davis & Paris Jazz Big Band /French Songs

   ↑  2008/07/12 (土)  カテゴリー: vocal
Florence Davis & Paris Jazz Big Band /French Songs

たぶん僕だけじゃないのだろうが、毎日暑くて頭がボーっとして体がだるい。しかも暑いだけじゃなく湿気も凄いのでますますだるい。いつから東京は亜熱帯気候になったのだろうか。ホントこの暑さと湿気は尋常じゃない。しかも、今日の東京には豪雨と雹(ひょう)まで降ったし。

さて、今日聴いているのはフランス人歌手 Florence Davis フローレンス・デイヴィスのデビュー作『 French Songs 』。彼女のことは全く知らないが、バックバンドがなにしろParis Jazz Big Band なので聴きたくてしかたなかった。すでに4月の時点でブログ『 晴れ時々ジャズ 』のアーティチョークさん が紹介してくれていた。以来、日本に入ってくるのを首を長くして待っていたのだが、今日、仕事帰りにお茶の水のDisk Union を覗いたら入荷していたのですぐに買ってきた。

彼女に関する情報はほとんど入っていない。MySpace にわずかながらバイオグラフィーがアップされているが、なにしろフランス語なのでよく理解できない。年齢不詳だが、付録のDVDの動画映像を見る限り40歳代ではないだろうか。ジャケットの写真は若そうに見えるが、実際にはけっこうな歳だと思う。DVDでは過去の音楽活動の映像も見られるが、それらから判断すると、ジャズ・ボーカリストというよりは、むしろ舞台女優やポップス・ロック系のボーカルを本業としていたようだ。確かに歌唱法は全然ジャズらしくない。しかし、シャウトしたかと思うと、猫なで声でブリっ子したりと、まあ、どんな歌でもそつなく歌い上げる歌唱力は大したものだ。

本作は全12曲で、タイトルからもわかるように、全曲フレンチ・ポップスのカヴァーだ。ミッシェル・ベルジェ、セルジュ・ケンスブール、ミッシェル・ポルナレフ、ジャック・ブレルらなどの曲を取り上げ、PJBBのピエール・ベルトランかニコラ・フォルメルがアレンジを担当している。

PJBB は、いい意味でヴォーカルを食った素晴らしい演奏を聴かせてくれる。原曲がどんな曲かわからないが、どれも都会的で機微に富んだアレンジが施され、また、要所要所で各メンバーのソロもフィーチャーされているので、PJBBファンもきっと満足できると思う。PJBBはテレビ番組のバックをやっても、歌伴をやっても、いつでもカッコいいね。

ところで、PJBBのメンバーをみたら、サックス陣ではエルヴェ・メシネとステファン・ギロームが抜け、そのかわりにシルヴィアン・ビュフが加入している。また、ピアノもアルフィオ・オリリスからティエリー・エリスに代わっている。メンバーがどんなに変ろうと、常にフランスのトップ・ミュージシャンで固めているところが凄い。

正直、あまり彼女の声質、歌唱は好きではない。個人的にはPJBBを聴くための作品と言いきりたい。なお、彼女の Official Web Siteでも全曲試聴できるのでお試しあれ。

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2008/07/12 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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